石川セリさんが歌うピコ、『遠い海の記憶』は、少年ドラマシリーズ「つぶやき岩の秘密」の主題歌だったのですね。
石川セリ:遠い海の記憶
作詞:井上 真介、作曲:樋口 康雄
番組放送は、1973年、シングルは、1974年に発売されているようです。B面は昨日とりあげた『海は女の涙』。1976年アルバム『ときどき私は…Seri』にも収録。
少年ドラマシリーズは、1972年から1983年まで、放送され、多くの方の思い出に残っているものですね。昭和40年代を代表する番組のひとつでありながらも、映像があまり保存されていないというのが残念ですが、一部の作品は、ビデオを録っていた視聴者の方がNHKに寄贈、NHKに残っていたもがDVDなども数作。
記憶に残っている作品はいくつかあり、以前にもこちらでちょっとだけ書いたことがあるのですが、まだ小さかったのでちょっとあいまいだったり。
シリーズのファンの方がまとめた詳しいサイトをときおり拝見、その度にいろいろと気づくことも多いです。
懐かしのNHK少年ドラマシリーズ:NHK少年ドラマシリーズ作品一覧
このところ、あらためてそれぞれのドラマ、テーマ曲がかなりすばらしかったのだなぁと、ちょうど思っていたところだったので、再訪、REVISITです。きょうは、その中から、好きなミュージシャンを中心に作品メモ。
つぶやき岩の秘密(SECRET OF MUTTER ROCK ):
1973年 7/9~11,7/16,7/18~19 18:05~18:00 全6回
原作:新田次郎、脚本:鎌田敏夫、演出:佐藤和哉、制作:柴田和夫
音楽:樋口康雄
主題曲:石川セリ 遠い海の記憶
エンディング、石川セリさんの歌入りのはもちろんですが、オープニングのインストゥルメンタル・ヴァージョンもいいですね♪かっこいい!
こちらの作品は、全編ロケの制作。全話がNHKに保存されていたのだそうです。
樋口康雄さん音楽担当ほかの作品:
1977/9/5~9/29 幕末未来人 原作:眉村卓「名残の雪」
ぼくがぼくであること:
1973年 9/3~9/12 月~水曜 18:05~18:30 全6回
原作:山中恒、演出:伊東美行、脚本:岩間芳樹
音楽:佐藤博
主題曲:佐藤博 南風
六年二組の春は…
1975年 3/17~3/26 月~水曜 18:05~18:30 全6回
原作山中恒、演出:伊東美行き、脚本:山田正弘
音楽:佐藤博
挿入歌:たんぽぽのお酒
明日への追跡
1976年 5/10~5/27 月~水曜18:05~18:25 全12回
原作:光瀬龍、演出:花房実他
斉藤友子さんが出演されていたもので、だいぶ記憶に残ってる作品。長谷川諭さん、NHKの他の番組にも出ていたせいか、とってもNHKイメージな方でした。
大野雄二さん音楽担当ほかの作品:
1974/9/9~9/18 霧の湖 原作:久生十蘭「肌色の月」
ピコ、佐藤博さん、大野雄二さん、少年ドラマシリーズ、音楽担当として好きなミュージシャンが複数作品にかかわっていたりするのですが、当時は、そこまで留意して視聴していたわけではなく、でも、けっこう多いということは、やはり、知らないうちにわたしの音楽嗜好にも影響を与えてたりするのでしょうか。もちろん、もともとワークが多岐にわたっている方たちではありますよね。
音楽とともに一番印象に残っていた作品は前にも触れた『なぞの転校生』。池辺晋一郎さんだったのですね。たしかにNHK作品の多いですね。
なぞの転校生:
1975年 11/17~12/3 月~水曜18:05~18:30 全9回
原作:眉村卓、演出:吉田治夫他、脚本:山根優一郎
音楽:池辺晋一郎
この頃は、まだ姉も視てました。このテーマ音楽が姉妹の間ではちょっと話題。心掻き立てるような、メロディーでありながら終わりが明るく転調。NHK的です。先生役が岡田可愛さんだったのも記憶に。
http://youtu.be/ICpVESJZOLQ
ユタとふしぎな仲間たち:
1974年 5/6~5/8 月~水曜18:05~18:30 全3回
(昭和49年10月・50年1月に短縮版を再放送・49年度芸術祭テレビドラマの部優秀賞受賞)
原作:三浦哲郎、演出:佐藤和哉、脚本:早坂暁
音楽:渋谷毅
テーマの終わり方がNHKっぽいといえばこちらも。再放送などでも視てたのでしょうか。印象に残っている作品です。「東京の学生さんたち」の合唱が『風』というのが、この頃の感じ。
タイムトラベラー:
1972年 1/1~2/5 土曜18:05~18:35 全6回(同年7/23より再放送)
原作:筒井康隆「時をかける少女」、演出:佐藤和哉、脚本:石山透
音楽:高井達雄
高井達雄さんは「鉄腕アトム」の作曲者なんですね。ある意味、少年ドラマシリーズのサウンド路線は初めの作品のこちらから始まっているような気も。このテーマ、かっこいいです。
「だから青春 泣き虫甲子園」は、今井裕さんが、音楽担当されてたんですね。この頃はもう、視なくなってしまっていましたけど、放送当時も番組名は知ってました。
少年ドラマシリーズで、唯一LPが発売されたそうです。少年ドラマシリーズは、小中学生という視聴者層に対して、サウンドはちょっと大人っぽいおのが多かったようなきがしますが、こちらは、珍しく歌の感じは視聴者と等身大?ですね。今井さんオリジナルのサウンドは、劇中シーンのBGMなどが多いのでしょうか。
だから青春 泣き虫甲子園:
1982年 8/2~8/6 月~金曜18:00~18:30 全5回
脚本:高星由美子「野球狂の詩を唄う娘」、演出:中村哲志 脚本:高星由美子
音楽:今井裕
主題歌:新田純一 パンドラの箱
作詞:尾関昌也 作曲:尾関裕司 編曲:馬飼野康二
挿入曲:永瀬正敏 夏のマドンナ
作詞:あがた森魚 作曲:鈴木キサブロー 編曲:松任谷正隆
挿入歌:森尾由美 作詞・作曲:吉田喜昭 編曲:松任谷正隆
NHK少年ドラマシリーズ 放映データ & 音楽担当者リスト
参考にさせていただきました。シンプルでみやすく、一覧としてチェックするのに助かります。
同:音盤データもうれしいです。
関連過去に書いたもの:
NHK 少年ドラマシリーズ 1972年-1983年
(投稿:日本 2010年9月30日、ハワイ 9月29日)
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