ラベル 洋楽カヴァー/ 日本人の外国語曲 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 洋楽カヴァー/ 日本人の外国語曲 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

12月も半ば過ぎ、冬本番、寒さも一段と増してきました。ブーツ大好きなので、いつもシーズン早めにロングブーツ履きはじめるのですが、今年は、ようやく今から。

所有の2足とも修理にだしていて(予想以上にかかり、2ヶ月近く…)、今までショートブーツで対応だったので、修理完了はかなりうれしい出来事です♪

という訳でブーツの歌、『These Boots Are Made for Walkin'』を。

『These Boots Are Made for Walkin'』は、ナンシー・シナトラ(Nancy Sinatra)の代表作のひとつでもあり、アメリカ、イギリスのポップ・チャートで1位となった1966年のヒット曲。キュートなティーン・アイドルからセクシーな雰囲気へのきっかけともなった作品ですね。

リー・ヘーゼルウッド(Lee Hazlewood)作によるこの曲は、本家のナンシー・シナトラのヴァージョンだけでなく、たくさんのカヴァー・ヴァージョンも生まれ、ヨーロッパでも大ヒット。
他の言語でのカヴァーもあるので、そのあたりのことを曲とともにこちらに。

当時のポップス国際的ヒットの戦略でもある別の国の言葉で競作ものとして、ドイツの Vogue label からドイツ語ヴァージョンをリリースしたいという提案が。

そこでドイツ語でのカヴァー・シンガーとして吹き込みを行ったのがアイリーン(Eileen/ Eileen Goldsen)。

Eileen - Die Stiefel sind zum Wandern(1966)
『These Boots Are Made for Walkin'』独語ヴァージョン

このアイリーンという方、もともとアメリカ生まれで、大学でフランス語を専攻しフランス語教師をしていたそうなのですが、1963年にフランスへ。フランスでは、英語からフランス語への歌詞の翻訳などのしごとを得たのち、どうせならば訳詞だけではなくじぶんで歌いたいということで、AZ labelから歌手としてもデビューしたという方なのですね。

先のドイツ語ヴァージョンの訳詞はお父様のMicky Goldsenさん。はじめにドイツ語ヴァージョンの話がきたのは訳詞ができるというお父様へだったそう。多言語得意ファミリーだったのかもしれません。

Vogue label のドイツ語の後は、AZ labelからフランス語ヴァージョンがリリース。

Eileen - Ces bottes sont faites pour marcher(1966)
『These Boots Are Made for Walkin'』仏語ヴァージョン

その後は、イタリア語ヴァージョンをも。

Eileen - Questi Stivali Sono Fatti Per Camminare (1966)
『These Boots Are Made for Walkin'』伊語ヴァージョン

まさに「歌う通訳」的存在へと。「歌う通訳」という異名は、カテリーナ・ヴァレンテに使われたりしてますけど、アイリーンの場合、かなりその要素が強くなったのが事実のようで、じぶんの持ち歌を歌うというより、カヴァー歌手、特にナンシー・シナトラのカヴァーを歌うというワークが定着していったのだとか…。(Mickey Bakerと組んでの活動もあったようです。Mickey Baker & Eileen - Hard Times for Melvin Van Peebles - La permission (OST)

以上、アイリーンさん情報のことは、Ready Steady Girls: Eileenから。Ready Steady Girls、このサイトは1960年代のヨーロピアン・ポップス女性シンガーの情報がくわしいです。

でも、アイリーンのヴァージョンのマルチ・リンガルなヒットの功績は大きく、カナダでのフランス語ヴァージョンも何人かのシンガーたちに歌われ、さらにはポルトガル・ヴァージョンなどもあったりします。

Dominique Michel - Ces Bottes Sont Faites Pour Marcher
フランス語圏カナダのドミニク・ミシェル(コメディアン、女優、歌手)。キュートでゴキゲンなヴァージョンですね。

Sonny Delane - Nossas Botas Foram Feitas Para Andar
『These Boots Are Made for Walkin'』ポルトガル語ヴァージョン

日本語での桜田淳子さんのライブ・ヴァージョン、西郷輝彦さんヴァージョンなども。邦題『にくい貴方』。

桜田淳子:にくい貴方
「あいつと2度目のデート、原宿教会まえ…あいつと初めてあった新宿ジーンズショップ…」:アルバム「16才のリサイタル」

西郷輝彦:にくい貴方
「きーみは浮気な娘…ほんとに嘘が上手…泥んこブーツでふみつかちゃうよ…」、訳詞:室生恵、編曲:小杉仁三

この他にも数えきれないくらいある『These Boots Are Made for Walkin'』カヴァー。カナディアン・フレンチ他にもあり。インストゥルメンタルもいろいろと(スタンリー ブラックのヴァージョン、好きです)。ロカビリー・ヴァージョンからの流れで、1970年代、1980年代にはガレージ系、パンク的な感じもあり。そのほかディスコなものも。近年では、 ジェシカ・シンプソン(Jessica Simpson)なんかがカヴァーしてましたね。

『These Boots Are Made for Walkin'』カヴァーいろいろ、動画での再生リスト(20曲以上ありますので、全再生はちょっと時間かかります。気長に、またはスキップで、お楽しみください):

(投稿:日本 2012年12月18日、ハワイ 12月17日)


にほんブログ村 音楽ブログへ

秋冬に似合うアルバムとして、ザ・ハプニングス・フォーの『クラシカル・エレガンス バロック&ロール』。これ、ほんとはアナログで欲しい1枚だったのですが、CDも限定だったため、入手しずらくなってきてそう、ということで、この秋購入いたしました。

ビートルズやクラシック・テイストのを取り入れたヒット・ナンバー、派生曲などのカヴァー、そして、サウンドもバロック調のチェンバー・ロックな、まさにタイトル通りの作品。曲と曲がとけこんでいくようなつながり方ももちろん、アルバムとして聴くと展開や構成もあらためてよく考えられてますね。歌ありですが、スキャット仕立てであったり、インストゥルメンタル度高く。

収録曲:

ティンカーベルズ・フェアリーダスト(Tinkabells Fairydust)の『誓いのフーガ(Twenty Ten)』からビートルズ(The Beatles)『エリナー・リグビー(Eleanor Rigby)』はとても印象的。『ドナ・ドナ』のはじまり部分、かなりかっこいいです。全体の雰囲気は、とてもとても、1969年という、この時代の象徴。でも、いまもよいですね。

1. 誓いのフーガ / エリナー・リグビー

2. スカボロ・フェア / ラバース・コンチェルト

3. ラスト・ワルツ / ヘイ・ジュード

4. 悲しき天使 / 恋は水色

5. ドナ・ドナ / 夢のカリフォルニア

6. 春が来た!

7. あの夢からさめて

このアルバムと時代、といえば、ジャケットなどアパレル・ブランド、JUNとのいまで言うコラボっぽいものだったりもします。さがしてみたら、ちょうど「クラシカル・エレガンス」テーマのJUN CMみつかりました:)

JUN ROPE' CM / TAD WAKAMATSU (1970)

JUN & ROPE、それは「クラシカル・エレガンス」への旅
1970年に制作されたJUN ROPE'のCM。映像はTAD若松(junofficialtv 映像アーカイブより)

JUN ROPE' CM / Serge Lutens (1978) 2

1978年にセルジュ・ルタンスによって制作されたJUN ROPE'のCM
「クラシカル・エレガンス〜Classical Elegance」というテーマはかなり長くつづいてたのですよね。

<ビートルズとハプニングス・フォーといえば>

ビートルズとハプニングス・フォーといえば『マジカル・ハプニングス・ツアー』もありますね。

(投稿:日本 2012年12月3日、ハワイ 12月2日)


にほんブログ村 音楽ブログへ

楽譜を抱いて』の読後のいろいろつづき。まえにも、そんな風に書いたかと思うのですが、この本、ロミ山田さんの音楽生活、歌人生についてはもちろんのこと、アメリカと日本、ちょっと「アメリカ帰りのバタくさい女」の雰囲気(ご本人談:まわりにいわれていた)をもっていたからこそ体験された機会や当時の雰囲気というものを感じることができるのがまた興味のひとつであります。日本だけでなく、世界全体におこった60年代初期のインターナショナルなムーブメントもまだまだ知らないことがたくさんですね。

小規模な音楽祭としてスタートしたサンレモ音楽祭が数々のスターを生み出し、日本からも伊東ゆかりさんや岸洋子さん、世界各国からの参加者をむかえ最盛期でもあった1960年代はじめ。

そんな動きもあったんだぁと、はじめて知ったのが、RCAビクターがローマで開催したという音楽祭。1965年、その音楽祭に、ロミ山田さんは出場。この音楽祭の意図というかニュアンスとしては、アンチ・サンレモ・フェスティバル的なものだったのですね。ポール・アンカやニール・セダカ、ダリダなどをよんで、国営テレビでも放送。とても盛大なものだったようです。

この音楽祭の映像はさがしきれていないのですけれど、同年のサンレモというとこんな感じですね。大賞は、ボビー・ソロ (Bobby Solo) とザ・ニュー・クリスティー・ミンストレルズ (The New Christy Minstrels) -「Se piangi,se ridi」(邦題:君に涙とほほえみを)。

Sanremo 1965 - 12 Se piangi,se ridi - Bobby Solo

そういう動きなども考えると、サンレモの影響力などわかってはいましたが、やはりイタリアは音楽、殊にポピュラーミュージックでは重要な地であったのですよね、と。平岡精二さん作のロミ山田さんデビュー曲『煙草のけむり』が、日・米・伊で発売されたことなど、この音楽祭に参加する2年前ではありますけれど、イタリア語ヴァージョンに関して、あらためて、なるほどでした。

イタリア語ヴァージョンをふくめ『煙草のけむり』のことは以前にも書いているのですけれど→ロミ山田
本「楽譜を抱いて」にもデビュー曲経緯書かれていて知らなかったこともあったので、再度。

ドラマのタイトルは書いてないのでわからないのですけれど、初めは、日本テレビのドラマの主題歌として番組内で歌っていたものなのですね。「私は番組のなかで毎回、歌っていました」と文中にあるので、出演もされてたのでしょうか。これが評判よく、レコーディングをすることとなり。

「ちょっと火をかして頂けません?」(ライターの音)
「ありがとう」

そうか、だから『ARIGATO』。アメリカ盤のタイトルはここにも由来するのでしょう。

米国でも発売しようということになったのは、滞米中に好意にしてくれていたRCAの偉いひとに報告としてレコードを送ったことからだったとか。日本での音源そのままテンポを早め、ギターをたしたもの、ということで

先日みつけた動画、日本語だけど、前に、TV AGE講座「ヒットメーカーが語る作品誕生秘話:平岡精二さん特集」で聴いたときよりテンポもはやいと思ってたのです。ギターもはいっているしこれはアメリカ盤だったのですね(たしかにあっぷされてる方は日本の方ではないのです)。

Romi Yamada:Arigato

この米国発売があったあと、イタリアのビクターでも『ARIGATO (Non Avere Più Paura)』として発売することとなったということで、日米伊での発売は、同時に決まったものではなかったのですね。レコーディングはローマ。「Non Avere Più Paura」の意味は、「もう恐れないで」。

Romi Yamada:Non Avere Più Paura (1964)
Bonicatti-Latessa/Hiraoka [平岡精二]

日本でのB面である『にくいあなた』の作詞をされたのが、放送作家・脚本家で、その後、結婚することとなった岡田教和さんなのですね(その後、長い生活のあと別になられてます)。
海外盤でのB面などはどうなっていたのしょう。イタリアのものは『L'utimo Giro di Giostra』となってます。アメリカ盤もふくめ、そのあたりも興味。

また、海外の音楽祭のことにもどるのですけれど、1971年には、アテネ国際音楽祭にも出場しているのですね。こちらもやはり、アメリカでの活躍からくる、インターナショナルというイメージがあっての、なのでしょう。
『Her Name Was SAKURA 君の名はさくら』という服部良一さん作詞・作曲(作詞は別名でもある村雨まさを)のもので、服部良一先生からの指名で歌うことになったのだそう。

この曲はレコーディングされなかったようですけど、のちに由紀さおりさんが歌い、レコーディングされてますね。転調の感じがとても服部良一さんらしいです。

由紀さおり:君の名はさくら

(投稿:日本 2012年5月29日、ハワイ 5月28日)

にほんブログ村 音楽ブログへ

いまごろ気づくなるほど。先日触れた『黒い傷あとのブルース』などもそうなのですけど、曲をなじみがあるのに、その背景とか知らないものって、きっと、たくさんあるのんだろうなぁと感じ、そんな曲を、です。『夜霧のしのび逢い』。

『夜霧のしのび逢い』は、昭和をふりかえるならいつか書かなくてはいけないと思っていた、あのクロード・チアリさんがギタリストとして知られることとなった曲であり、代表曲であることはなんとなく知っていたのですけれど。
(クロード・チアリさんに関してはさらにまた書きたいのでつづきで。きょうは、この1曲中心に。)

Claude Ciari:La Playa 夜霧のしのび逢い(1964年)

この曲『夜霧のしのび逢い』、原曲タイトルは『La playa』。先にも書いたようにクロード・チアリさんの世界的ヒット曲なのですが、とりわけ日本では多くの方のカヴァーもあり、大ヒットとなり。もともとは、ベルギーのバンド「ロス・マヤス」のリーダー、ジョー・ヴァン・ウェッターという方が作曲したものなのですね。「世界的ヒット」、「とりわけ日本で大ヒット」ということもあってか、背景のいろいろがいままでちゃんと把握できてなかったのだと思うのですが、じぶんなりに興味深い発見もあったりしたので、ここで整理とまとめです。

映画のサントラ?:
動画の画像にもあるように、同名のギリシャ映画『夜霧のしのび逢い』、ここではサウンドトラックとなっていますが、この曲はこの映画のためにつくられた曲という訳ではなく、日本のみ、この曲をサントラとして使用し公開されたのだとか。(Wikipedia:クロード・チアリを参考にしました)。でも、まだきちんとは、確認できてないのです。日本語での映画情報をみると、音楽には作曲者であるヴァン・ウェッターの名前もあるのですけど。ただ、多言語での情報をまださがせてないので、当時はよくそういうこともあったりするので。これも、なかなかに興味深いことのひとつ

フランスでは:
『夜霧のしのび逢い』の原題は『La Playa』というようにスペイン語なのですが(「浜辺」という意味だそうです)、フランスでは『La plage』として、詞つきヴァージョンをマリー・ラフォレ(Marie Laforet)歌っていたのですね。作詞は、ピエール・バルー。なるほど、なるほど(ここでピエール・バルーがでてくるとはで、なんだか、うれしいです)

Marie Laforet:La plage

この方が歌うとすっかりシャンソンですね。また、じぶんが感じていた従来のイメージとはちがって。この雰囲気もとてもよいですよね。

日本では:
岩谷時子さんが映画のイメージをもとに日本語詞を手がけたということで、タイトルも原題とはことなり、そして、フランス語詞のヴァージョンとも別のもの。フランス、日本ともに、どちらも、詞に関しては、訳ではなく、オリジナルといった感じといえますね。

グラシェラ・スサーナ:夜霧のしのび逢い グラシェラ・スサーナさんのヴァージョン、よいですね。
「雨はいつも恋をはこんでくる…♪」からのくだりなど、岩谷時子さんの歌詞もまたひじょうに悲哀のドラマチックさが、ですね。そして、観たことなにのですけど、映画のあらすじなどからも、イメージわきます。

越路吹雪:夜霧のしのび逢い

この、越路吹雪さんのヴァージョンもじつに。歌、アレンジともに、すこしかわいた軽さがまたグラシェラ・スサーナさんとはちがった哀愁表現ですね。

伊東ゆかり:夜霧のしのび逢い

この曲に関しても、まだ宿題的な部分はのこっているのですけど、これから、すこしづつ、こんな感じのたぐりよせもしていきたいなぁと思っています。

(投稿:日本 2012年5月10日、ハワイ 5月9日)

にほんブログ村 音楽ブログへ

いまごろ気づきました、これって、オリジナルがあったのですね、『黒い傷あとのブルース』。

「オリジナルがあったのですね」という表現もちょっとへんかも知れないのですが、小林旭さんの歌うこの曲、わたしは、てっきり、オリジナルな、日本の曲だとばかり思っていたのでした。

最近、このあたりも気になりだったりし、よい機会なので(←じぶんにとってというだけですが…)、メモメモしておくことにしようと思います。

小林旭:黒い傷あとのブルース
1961年日活映画「黒い傷あとのブルース」主題歌(監督:野村孝、出演:小林旭、吉永小百合ほか)

そうだったのかぁというきっかけは、最近気になりのテナーサックス関連からで(これは、またつづきもなのですが)。

『黒い傷あとのブルース』は、『Broken Promises』というジョン・シャヒテル(John S. Schachtel)作の、当時、アメリカで流行っていたナンバーなのですね。シル・オースチン(Sil Austin)やサム・テイラー(Sam Taylor)など、テナーサックスものが流行っていたという。日本語詞は、水島哲さん。

このあたりが、最近の気になりからのつながりとなって、ぐるっと回ったという感じのいろいろで。

歌は知っているものの、『黒い傷あとのブルース』、まだ観たことないのです。先の映像、何度かくり返しみていて撮影ロケーションもかっこよいし、至急観たくなってきてます。
そもそも、この映画自体、曲『Broken Promises』を使って作ろうという作品だったのですね。
「脚本家の山崎巌が日活宣伝部に誘われて観た、マーロン・ブランドの初監督作品「片目のジャック」(1961)を、当時流行っていた洋楽「黒い傷痕のブルース」を主題歌に書けと命ぜられたのが本作らしい」こちらのサイトで拝見しました↓
幻想館:黒い傷あとのブルース

Sil Autin:Broken Promises

Sam Taylor:Broken Promises

いま、こうして聴いても、まだ日本の曲っぽい感じに聴こえてしかたないのですけれど。。。このお二人、シル・オースチンやサム・テイラーの音色は、日本のやや影のある世界、またはムードな世界ともとても相性よく、そんなイメージもあるからでしょうか。
先日すこし触れたアール・ボスティックなんかもそうなのですけれど、Sultryな官能世界でもあったり、ときには、ピカレスクっぽいようなニヒルに(すこし濃い感じの)やせ我慢的世界でもあったり。ジャズとも言い切れない、独特の「歌う」、「謡う」感じで。
黒い歌謡曲に欠かせないサム・テイラー」にもあるように

そんなテナーの世界も、じぶんの中では、今年強化のお題のひとつになりそうでもあります

さらに:

ファウスト.パペッティ楽団ものやアンリ・ド・パリ楽団ものもよいなぁなどと思いながら、ほかのヴァージョンもさがしていたところ、ちょっと気になるものが。

김치캣, 검은 상처의 부루스 (1964) Broken Promises
この方たち、Kimchi Katsというお名前なのでしょうか

「검은상처의부르스」でサーチすると、ほかの歌手のかたのものでテレビ出演での歌唱映像もでてきたりするので、きっとヒットしたのでしょうね。
動画主のコメントでは、"Broken Promises"のカヴァーで、と書いてあったりしますけれど、どちらかというと、小林旭さんのカヴァーをうけてという感じなのではないかと思います。映画作品もあったのでしょうか。動画の素材画像には、そんな感じのポスターみたいなものもありますね。こちらも気になります。
(1960年代、70年代の韓国ものもいろいろと気になるのあるのですけど、そこまではつめてはまだおらず)

(投稿:日本 2012年5月7日、ハワイ 5月6日)

にほんブログ村 音楽ブログへ

先日から読みすすめている『僕らのヒットパレード』(片岡義男/小西康陽(著))から。
読みすすめてるというか…いちど通しでは読了しているのですけど、また気になったことなどを音とともに読みなおしで。

このレコード・エッセイ集を手にとって以来、片岡義男さんの語る、「出会いなおすあの頃の日本」というタイトルのついた文章を何度かくり返し読んでいます。ここに書かれているナンシー梅木さんの作品集『ナンシー梅木 アーリー・デイズ1950~1954』を聴きながら。

この『ナンシー梅木 アーリー・デイズ1950~1954』は、ナンシー梅木さんがまだ日本で活躍していたころにレコーディングされた25曲のうち21曲が収められたものですが、片岡義男さんの語るように、アーリー・デイズとはいっても、「日本での彼女には初めの頃しかない」なのですよね。1950年代前半、日本でも多くの女性ジャズ歌手が活躍されましたが、女性ジャズ歌手がうまれたともいえるし、多くの女性歌手がジャズを歌っていたともいえる時代。そんな中でも、ナンシー梅木さんは、片岡氏にとって、唯一、違和感をおぼえずに英語での歌唱を聴くことができた歌手であると。

また、片岡氏にとって、ナンシー梅木さんそのものが、そのころの日本、オキュパイド・ジャパンの象徴でもあるのだと語られています。彼女の東京への上京、ジャズ歌手としての人気の高まっているときに決めた渡米、MIYOSHI UMEKIとしてのアメリカでの成功。そんな一連の流れが。

片岡氏も象徴的な一曲として選んでいた『I'm Waiting For You』、しみじみとよいですね。『君待てども』、平野愛子さんヒット、東辰三さん作の名曲ですが、英語版であるこちら。ほんとうに

歌いあげるといったようなスタイルではなく、口ずさむようなさらり感がありながらも、しっかりと心にはいってくるこの感じは、まさに、「奥ゆかしさ」、「しとやかさ」のようなものを感じさせながら、外(日本の外という意味での)の世界でもわかる美しさが。いろんなエピソードもあるおちゃめでおもしろい方でもありますけれど、その歌は魔法のよう。

日系移民の祖父をもち、二世であった父、そして、東京生まれながらアメリカでの暮らしもあった片岡氏は、ふたつの国のあいだの感覚をもってたことと思われ(これはその後もずっとですね)、日々感じていたものは独特でもあったと思うのですが、この視点は、なるほど、といった感じです。

そんなことを思いながら、このCDに収められた21曲を、レコーディング年を追ってみたり、ほかにもいろいろと気になり、注力しながら、さらにという感じでくり返し聴いてみました。

歌唱はもちろん、あらためて、演奏も、すべての楽曲においてばらしいですね。レイモンド・コンデ氏率いるゲイ・セプテット、多忠修とゲイスターズ、与田輝雄とシックスレモンズなど。曲、それぞれに感想や想いはあるのですけれど、そのあたりはアルバムでの解説もくわしいので。
ショパンのノクターンがベースとなっている三木鶏郎さん作詞、松井八郎さん編曲の『泣きたいような』も好きな1曲。『今宵夢で(Vaya Con Dios)』も、日本ビクターでの最後のレコーディングであったという背景にふさわしく。

(投稿:日本 2012年5月4日、ハワイ 5月3日)

にほんブログ村 音楽ブログへ

昨日、とりあげたもののヴァージョンあつめ作業で、すこし前にちょっと気になってた方である、スウェーデンの歌姫シュー・マルムクヴィストまたはシーヴ・マルムクヴィスト(Siw Malmkvist)のことさらにすこし調べてみました。

昨日みつけたのは、こちら、1955年に大ヒットとなった曲『Tweedlee Dee』のカヴァー。

Siw Malmkvist:Tweedle Dee

なぜ、これ以前に気になっていたかといいますと、森山加代子さんが、8枚目(たぶん)のシングルとして、この方の曲をカヴァーしていたということを知ったからなのです。

『ウェディング・ケーキ』 (1961年9月)(Siv Malquist - Siw Malmkvist『Wedding Cake』のカバー。作詞:渡舟人/作曲:ロス/編曲:ダニー飯田、B面:「あなたの自由に」)ジャケットのお手ての感じ、加代ちゃん的ですね。オリジナルのヒットとほぼ同時のカヴァーです。

(森山加代子さんのヴァージョン聴いてみたいのですが、こちらはネットでは音源みつからずです)オリジナルである、Siw Malmkvistのものはこちら。この曲は、Siw Malmkvistさんのヴァージョンだけでも、スウェーデン語、ドイツ語、英語のヴァージョンがあるのですね。

Siw Malmkvist:Du Förstår Ingenting
タイトル翻訳してみると、原題は『Wedding Cake』ではないのですね『You Do Nothing』。スウェーデン語、歌詞がわからないので、唯一わかる英語ヴァージョンと同じ内容はわからないのですけど。

Siw Malmkvist:Wedding Cake
かなしいけど、未来を夢見てというような、から元気的明るさがとてもせつなくかわいい曲。

で、肝心のSiw Malmkvistのいろいろがまだですが、ABBA登場前までのスウェーデン音楽界を代表する歌手であり、スウェーデンのみならず、スカンジナビアでの隣国でもとても知られる女性シンガー。レコーディング曲数は600曲ちかく。アメリカン・ポップスのカヴァーとかよいものが多いです。

Siw Malmkvist:Bossa Nova Baby
エルヴィス・プレスリーのヒット、『Bossa Nova Baby』のカヴァー。こちらもよいですね

その人気はドイツでも高く。ドイツ語で歌ってるヴァージョンも多いのですね。ドイツでも20曲ちかくのチャートインがあるようですが、ナンバーワン・ヒットは、1964年の『Liebeskummer lohnt sich nicht』。ドイツ語ヴァージョンとスウェーデン語ヴァージョンで

Siw Malmkvist:Liebeskummer lohnt sich nicht

Siw Malmkvist:Kärleksgrubbel (Liebeskummer lohnt sich nicht in Swedish)

当時、日本でも数は多くはないですけど、シングルとか発売されてたみたいですね。こちらは、アメリカでもヒットとなり、ビルボードでチャートインもしたという『Sole Sole Sole』(邦題は「太陽のキッス」)。デュエットのお相手は、イタリアの男性シンガー、Umberto Marcato。なんとも国際的ですね。当時の音楽業界全体の、そんな雰囲気をまさに象徴したような。最後の「アモレミーヨ~♪」の感じ、いいです

太陽にキッス Sole Sole Sole

Siw Malmkvist、これからもいろいろ聴いてみたいなぁと思っていて。ベストありますけど、このあたりのヒット作品コンピ聴いてみるのも、ほかのシンガーとの出会いもありそうで、おもしろいかもしれませんね:)

Windows, Jimmy Makulis, Ulli Martin, Siw Malmkvist, Ulla Norden, Nina & Mike..

Wencke Myhre, Gus Backus, Siw Malmkvist, Bata Illic, Dorthe, Billy Mo, Rocco Granata, Ted Herold..

(投稿:日本 2012年4月25日、ハワイ 4月24日)

にほんブログ村 音楽ブログへ

スリー・グレイセスの作品集『山のロザリア』、またもういちど聴きたいという曲、そして、聴いてみたかった曲が収録されている念願のアルバム。このところ、ずっと聴いてます。

スリー・グレイセス、やっぱりいいですね。
美声、というのはもちろんなのですけれど、なんともいえず、やさしくて、品があり、清らかでありながらもおとなの世界をうたってもすてきに美しく。

このアルバム『山のロザリア』、そんなスリー・グレイセスの魅力と楽曲の特長・傾向、作詞・作曲・編曲など作家のかたがたのすべてのよさがいきたすばらしい作品集ですね。

全体は、おおまかにヒット曲やおなじみナンバー、職業作家によるオリジナルナンバー、外国曲ポップスのカヴァー、平岡精二氏による書きおろしナンバーがそれぞれに4、5曲という構成。

すべてすばらしいのですけれど、やっぱり平岡精二さんの書きおろし作品はよでいすね。平岡精二さんの曲は、イメージが夜であったり、センチメンタルであったりするのものが多いのに、やわらかなやさしい歌声があうのですよね。ご本人の歌唱もそうですけれど、ダークダックスもしかり、スリー・グレイセスもまた。ですね。

そんな中でのいちばんのお気に入りは、いちど聴いてTV AGE講座「ヒットメーカーが語る作品誕生秘話」での平岡精二氏の回で聴いたこの曲(この曲は夜度はたかくないですけど)。
平岡精二さんのこと(講座感想のこと)

二人の色:
作詞・作曲・編曲:平岡精二
1963年(昭和38年6月)

メロディー、アレンジはもちろんなのですけれど、とてもすてきでかわいらしい詩世界。色を題材にして、それもそこにある心の動きの描写がとても細やかで、「スパンコールのセーター」とか。。ほんとうに平岡精二さんの世界ってすてき☆、とおもってしまいます(ずっとじぶんのイメージどおりのビーズとスパンコールのカーディガン、捜索中なわたしにとっては、こんなアイテムがでてくる歌詞はほかになく。。)。



平岡作品は、『二人の色』のほかに『明日は別れて』(この曲、原題は『灯りを消して』だったのですよね。そんなお話もさきの講座で)、『女がキスする時』、『電話』が。どれも昭和38年の作品。どれもほんとうにすばらしいです。

そして、もうひとつ、どうしても聴いてみたかった曲は、『夢のカルカッタ』。
『Calcutta(夢のカルカッタ)』は大好きな曲で、いろんなヴァージョンを聴いてはいたのですけれど、日本語のものがあることをしばらくまえに知り、それが、スリー・グレイセスの歌っているものだということを。日本語詞は、みナみカズみさんこと安井かずみさんで、お若いころの作品。
そんなことも、ちょっとまには書いていたのです。
Calcutta 夢のカルカッタ のこと、いろいろ

夢のカルカッタ:
作曲、Heino Gaze 、作詞、Hans Bradtke
日本語詞:みナみカズみ
1961年(昭和36年)

歌詞は原詞とはちがうのですけれど、さらにとってもすてき。
A面は森サカエさんの「ボーイ・ハント」だったのですね



カヴァー作品は、また、『ズビ・ズビ・ズー』がとてもすてきなのですよね。日本語詞は、こちらもみナみカズみさんなのですけど、おなじく手がけてる、森山加代子さんのものともちがうのですね。とてもスリー・グレイセスらしい、やさしさと清らかなかわいらしさ。
『あじさいの花言葉』など、山屋清さん編曲作品もよいですね。

収録曲:

1. 山のロザリア/2. カチューシャ/3. 草原情歌/4. 夢みるパンジー/5. 幸福は鈴を鳴らして/6. スキーはすべるもの/7. あじさいの花言葉/8. モンマルトルの想い出/9. 生きるよろこび/10. サンセット77/11. ズ・ビ・ズ・ビ・ズー/12. カレンダー・ガール/13. ワン・ボーイ/14. 夢のカルカッタ/15. 二人の色/16. 明日は別れて/17. 女がキスする時/18. 電話

山のロザリア



サンセット77



(投稿:日本 2012年2月17日、ハワイ 2月16日)

にほんブログ村 音楽ブログへ



TV AGE講座:TV AGE ヒットメーカーが語る作品誕生秘話シリーズ:昭和テレビ・映画主題歌大全への参加出席から、そろそろ1週間たってしまうなぁと思い、きょうは、あいた時間に、そのときにとったノートをすこしレビューしてみたりしてみました。

講座の様子は、参加ご一緒させていただいたアラッポさんのブログにもあるように、とてもとてもよいもので、受講されてる方もそれぞれ自分なりの追求テーマや分野などをもってそうな方々。

アラッポ・カーロの備忘録:TV AGE講座 昭和テレビ・映画主題歌大全 本編は小出しにします(8月27日)

今回のテーマでは、「ニセトラ」がひじょうに自分的には、関心事となり、これから、ちょっと取り組んでいきたい分野(?)だったりします。
これから、第二ステップとして、自分なりのメモその他、関連などを調べて仕上げをしようと思ってます
((φ(..。)

もう、この講座は、なんといっても講師が濱田高志さんであるということと、テーマやアプローチがとてもすばらしいのでずっと気になりで、いつも参加したいなぁと思いつつ、だったのですよね。

ただし、基本、音とトークですすんでいくスタイルなので、この参加をさらに意味あるものにしていくには、やはり自分のレビューとさらなる関連事項などの調べあげも、ですね。あとは、日ごろのひらめき、気になり訓練でしょうか:D

特に、音楽関係の仕事についている訳ではなく、基本は音楽のこと書いてるのも、このブログだけですが…
音楽への姿勢とか、いろんな意味で、考える機会をあたえてもらってる気がします。

きょう、ざっとみてみただけでも、去年聴いたアルバム、入手したものの中でも、濱田高志さんが関わってらっしゃる作品はたくさん。また、それらは、お気に入りというだけでなく、そこから世界が広がったというものばかり。

ソフトロック・ドライヴィン~愛のひととき (アルバム) その6 ~まとめ
ソフトロック・ドライヴィン ~恋の246 (アルバム) その3
(この2つは、さらに枝分かれしてるのですけれど、かなりの数になってしまうので、まとめページを)
平岡精二/ 山下毅雄/ 中村八大 作品 ほか ダークダックス大全 (アルバム)
三保敬太郎と彼のグループ サウンド・ポエジー・サチオ (アルバム)
石川セリ パセリと野の花 (アルバム) ピコもの
ステージ101 ファースト/ 赤い屋根の家 (アルバム)

という訳で、今回は講座の内容ではないのですが、これまでに、濱田高志さんから受けた、影響などについて、書いてみたいと思います。

もともと、かなりシンプルな思い出話スタイルではじめたブログも、だんだんと、アルバム評や、その参加ミュージシャンだったり、作家関連でたどっていくようになったのは、濱田高志さんの影響が大きいのです。ワークやスタイルからたどっていくようになり、まだまだ未完成ではありますが、脳内のアーカイブ・インデックスなどができてきたのも、どんどんとたぐりよせ、いろんなものを自然につなげていけるようになったのは、作業としては、自分自身ながら、ほんとに、濱田高志さんの「おかげ」なのです。

濱田さんは自らをアーカイヴァーというだけあり、ご自分は記録、情報などに徹するというスタイルで、「あの曲がいい」、「どの音がこう」というのはリスナーの判断というスタイル。

でも、かといって、ただの記録やデータだけではないのですよね。ちゃんとわかってるべき情報はしっかりと。作家、歌手、ミュージシャンの方々へのインタビュースタイルもとてもすばらしく。音楽への愛、関わっている方々への敬意を感じます。

その点に関して、その資料から、とりわけ影響をうけたのは、なんといってもダークダックス大全
ほんとに、ここからは、ダークダックス、そして作詞・作曲家たちのいろいろをすてきに学ばせていただきました。



あとは、セリさん、ピコさんのSeri sings Pico - パセリと野の花+13
アルバムに追加曲も加わった、この作品群とインタビューは、息のあったふたりの、当時の雰囲気さえ伝わってきます。



そのほかすべてなのですけれど、資料としても、このふたつの作品はとても印象に残っている自分にとって特別な作品です。
すべてのアルバムが音だけでなく、情報やすべてにとても心がこもった丁寧な仕事。
音楽に対する愛はもちろん、とてもとても深い思いやりを感じます。

わたしも、もちろん、聴いていく過程で、そんな感想はもっていく訳ですけれど、それも、やはりしっかりとした作家陣たちの情報やバックグラウンドから察していくことが常。
濱田さんからは、この自分判断だったり、いろいろと発見していくプロセスそのものの喜びをあたえていただいたのです。

これから欲しいなぁと思っている濱田さんワークでは、もちろん最新のスキャット、ボッサ&シンギング・インストゥルメンタル~嵐野英彦CM WORKSですけれど



そのほか、ブロードキャスト・シリーズがとても魅力的。



もちろん、いまでも良アルバムとして語られているソフトロック・ドライヴィンは大好きなのですけれど、と同時に、なぜ、いまのようなスタイルに移行していったのかも、なんだか、最近では、自分が日ごろ考えていることもあって、とてもよくわかるような気がします。実際に話をきいたのは、今回が初めてだったのですが、そこからも、なにかこう、感じ取れる気がしました。

濱田高志さんは、また、ミシェル・ルグランからも厚い信望をよせられてる方で、関連ワーク、著書もあり。ほんと、すばらしい姿勢をお持ちの方ですね。
(ルグランといえば、わたしをサントラの世界に導いてくれた作曲家でもあったります。高校生の頃、映画のよさだけでんく、その音楽のよさということで意識してはじめて買ったレコードは「シェルブールの雨傘」でした。)

スケジュール的には、すこしむずかしいのですけれど、これからも、なんとか講座には、参加したいなぁと心から思っています。もう、定期的に決めてしまう、という方法もあるのですけれどね。
来月は、宇野誠一郎さんテーマだし…ひじょうになやましいです。

なんだか、まとまりなくなってしまいましたけど、こちらに記しておきたかったのです。受けた影響のことやいろいろ。

「月刊てりとりぃ」も毎号読みたいなぁ…

先日は、このあと馬場さんのお店にいきました。
こちらも、ほんと、念願だったのです。やっとです。なかなか、時間的に夜外出は、むずかしく、でも、行ってみたくて、行ってみたくて。
馬場さんのお店は、ほんとに居心地がよくて、飲んでいるはお酒なんですけど。喫茶店にいるような心地。また、訪ねさせていただきたいなぁと思ってます。



馬場さんのことやお店のことも、また、ちゃんと書かせていただけるよう、考え中。
アラッポさんは二度目のご訪問で。
ぜひ、行きたいというリクエストにおこたえいただきありがとうございました。
バー馬場再び

(投稿:日本 2011年9月1日、ハワイ 8月31日)

にほんブログ村 音楽ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 音楽ブログ 思い出の曲へ

「金毘羅船船、追い手に 帆かけてシュラシュシュシュ~♪」こどもの頃から、よく口ずさんでいる民謡お座敷唄。先日も、散歩中になんとなく、頭の中で、この『金毘羅船船』が。「ふねふね」と「シュラシュシュシュ~」の部分が特に好きだったりします。でも、よく口ずさんでいる割に、一番以外の歌詞を知らず、「~いちどまわれば♪」(←この部分もかなり好き:D)の後は、また「金毘羅船船♪」にもどってしまいます。

歌詞などもちゃんと調べてみよう、と思い動画検索。正統派なものからいろいろなヴァージョンがあったのですが、とっても気になるものをみつけました。

出遭ったのは『金毘羅船船』の英語ヴァージョン!
きっと、この辺りを追求されている方はご存知なのかもしれませんが、ここからいろいろと学んだこともあったので。メモφ(._.*)

Pinky & Fellas:Konpira Fune Fune(1970年)
歌詞は、別れの切なさとどこまでも探しにいくよ、というようなラブソング。
"I find a way to follow you~ I find you Shu Shu~♪"



男:キミガドコニイテモ キト サガスヨ
女:What does it mean?
男:It means I find you no matter where you are
女:アイシテル~ Does that mean I love you?
男:ソウダ アイシテル I love you Shu Shu

「シュラシュシュシュシュ」の「シュシュ」が名前になっているのですね:)

こちらは、『Manchester and Liverpool(マンチェスターとリバプール)』(今回は動画へリンクで)となったピンキー&フェラスのもの。日本グラモフォン(現ポリドール)から発売された『ウオータールー・ロード』という東京ヤングメイツ公演の来日記念アルバムのラストナンバーとして収録。
(日本グラモフォン前撮影の雰囲気がよいですね。アルバムのジャケット写真やそのほかピンキー&フェラス情報はこちら。この方たちも日本でのヒット組、らしいです。
Yesterday's Pop Club:ピンキーとフェラスの「マンチェスターとリバプール」

そして、関連でみつけたのが、こちらでした!
ファーラウトの『Shu-Shu(シュシュ)』。

ファーラウト:シュ・シュ(shu-shu)(197?年)
イントロのギターが、すごく、かっこいいいですね!!お座敷ナンバーらしく大正琴的な音も使われています。



こちらも歌詞は同じですけれど(「ハァ~ ♥」というのも同じくあり)、台詞のパートがちょっとだけちがいますね。
男:キミワ ドコニイルンダ キット サガスヨ I find you no matter where you are.
女:アイシテル~ Does that mean I love you?
男:ソウナンダヨ!ア、アイシテルヨ I love you Shu-Shu~

宮下フミオさん率いる、ファーラウト、日本のプログレバンド。たしかに、アルバム『日本人』があったり、のちにファー・イースト・ファミリー・バンドで東洋的世界へは向っていますが、こういった意味での東洋ナンバーもあったのですね。

こちらは、発売年がわからないながらも、カヴァーなんだろうなとは思っていたのですが、コメントに「ミッキー・カーチスもカヴァー」とあったので、ミッキー・カーチスさんヴァージョンについても調べてみました。

ミッキー・カーチス:シュシュ(1969年)
動画、音源、などはなかったのですが、おそらく、歌詞は一緒。
みると「海外発売シングル」となっています。海外進出をめざし、ロンドンへ行っていた時代の作品なのですね、きっと。発売年は昭和44年となっています。ということは、1969年。
情報はこちらから↓
モンドなリゾート・エキゾ・ジャズ・ロック・バンド:ミッキー・カーチスとザ・サムライズ
あのピンキー&フェラスは、1970年なので、それより前。ということは、英語で歌うという試みは、ミッキー・カーチスさんからなのしょうか。掲載されていたコメントには
「ワウワウギターを中心としたポップな演奏で能天気さが漂うが、GSと言うよりは完全にニューロックバンドの音。終奏には大正琴も挿入され、エキゾを狙う。全体に英詩だが、間奏で英語と日本語で台詞のやり取りが入るのもエキゾの狙いだろう。ファーラウトの演奏がリード楽器を除けばかなり忠実なリテイクだったことが判る」と。そして、ファーラウトのものは、このヴァージョンをベースにしてるそうです。
やっぱり、ミッキー・カーチスさんは、ただ者ではないですね…
(ミッキー・カーチスさん、この頃、ロンドンでは「ソーラン節」も演奏しているらしいです)

このあたりの動き、ずっと気になりつつ、まだ入手していない「JAPROCKSAMPLER ジャップ・ロック・サンプラー -戦後、日本人がどのようにして独自の音楽を模索してきたか-」や「ジャパニーズ・ロック・インタビュー集~時代を築いた20人の言葉~
なども読まなくては、と思ってます。

と、英語版が中心になりましたが、『金毘羅船船』のオリジナル歌詞と遊び方も学習してみました。
歌詞はいくつかヴァージョンもあるようですが、こちら。二番からは、「キララララ~♪」なのですね

金毘羅船々
追風(おいて)に帆かけてシュラシュシュシュ
まわれば四国は 讃州那珂の郡(ごおり)
象頭山(ぞうずさん)金毘羅大権現(だいごんげん)
いちどまわれば

金毘羅み山の
青葉のかげから キララララ
金の御幣(ごへい)の 光がチョイさしゃ
海山雲霧(うみやまくもきり)晴れわたる
いちどまわれば

金毘羅石段
桜の真盛り(まさかり) キララララ
振袖島田が サッと上る
裾には降りくる花の雲
いちどまわれば

金毘羅船船遊び方:
芸者遊び 金比羅船船 2011/1 赤坂料亭にて game with geisya girl



楽しそう、やってみたい~♪

こちらは浅草ですが、「とらとら・金毘羅船船などで芸者と遊んだり、踊りをご堪能下さい」とあるツアーなんかもちょっとチェックしてみました。
旅の発見:江戸趣味プラン 芸者遊び・踊りコース(体験プログラム)

とっても長くなってしまいましたが
おまけ:
エノケンの『金比羅船々』もよいですね!アレンジがすてき!!

榎本健一:金比羅船々




(投稿:日本 2011年5月26日、ハワイ 5月25日)

にほんブログ村 音楽ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 音楽ブログ 思い出の曲へ


こちらには『シュシュ』入ってないようです(念のため)

加山雄三さんのアルバムでちょっと気になっていたもの、先日、入手しました。「後で買う」的にカートに入ったままの作品もいろいろあるのですが、この度は、『TRIP OF DAVID』を。


探すといろいろと情報が多い方なのに、『TRIP OF DAVID』、なぜか、CDでの再発時のコメントや情報などがあまりなく、「ナイトクラブを彷彿とさせる」というようなコメントものが多く。でも、このアルバム、それだけでは、ないような気がしたですよね。試聴してみたところ、演奏の感じがとても気になり。洋楽カヴァー曲の選曲、演奏や曲調、なんだか職人的な人たちが絡んでそうな予感で…。

これにより、いろんな「知りたし!」な事柄が。「後で買う」を追い抜いての入手となったのでした。
「知りたし!」だったこと:
- 演奏陣はだれなのか?
- アレンジは?
- 『TRIP OF DAVID』、なんでデイヴィッド?

などなど。

加山雄三:マイ・スウィート・ロード(My Sweet Lord)



そんな経緯で入手した訳なのですが、輸入盤的で、ライナーノーツがなく、「なぜDAVIDなのか?」というナゾは残りつつ(英名でデイヴィッドと呼ばれてるとか?ちがうかな)、他の知りたことは解決。

洋楽カヴァー集で、弾厚作オリジナルがない、加山雄三さんが歌手的であり、ギターなどもなく、という辺りが多分、ファンとしては、すこしつらいところなのかもしれません。これは、わからなくありません。

たしかに、このアルバムが製作・発売された頃は、パシフィック・ホテル茅ヶ崎が倒産(前年)、「若大将シリーズ」も終了、加山雄三さんの試練のときで、ナイトクラブ、キャバレーなども回っていた頃ではあるのですが
(あくまでも想像)この洋楽カヴァーというコンセプトは、ナイトクラブ的というより、むしろ、日本のタレントを海外へ、というナベプロ戦略的なもののような気がするのですよね。そして、加山雄三さんの魅力は、その引き出しの多さということで。加山雄三さん、カヴァー・アルバムは、6枚出されてますが、こちらは第一弾だったようです。

アレンジは東海林修さんでホーン系、ベースなんかが、きいたサウンド。演奏などのよさや職人的な音は、まさに納得という感じの方々。制作・演奏陣の情報など、すでに、というところもありますが、あらためて。
(アルバムでの情報がローマ字表記だったので漢字まちがってたらすみません)

ディレクター:渋谷森久渋谷さんは、東芝レコード(のちの東芝EMI)でクレージーキャッツや越路吹雪さんなど手がけ、その後、劇団四季の音楽監督を始め、オープン前からの東京ディズニーランドの全てのショーのプロデュースもされてた方なのですね(このアルバム以前も多分かかわってらした)。

プロデューシング・マネージャー:はったひで(すみません漢字がわからず)
レコーディング・エンジニア:JACK ALMAN
アレンジ・指揮:東海林修
演奏:東海林修&CPC(Central Produce Company)←このCPC(Central Produce Company)は
トランペット、フリューゲルホルン:ドン・レーダー
 秋吉敏子さんなどとも活動されていたジャズ・トランペッター
 Don Rader - Jazz Legend
テナー・サックス、フルート:岡崎広志
 歌えるサックス奏者として有名な。原信夫とシャープ&フラッツ、小原重徳とブルーコーツでも活動されてましたが、同時に伊集加代子さんらとフォーシンガーズもで、「11PM」スキャットでも
 岡崎愛詩(岡崎広志)プロフィール
バリトン・サックス:砂原俊三
 ナイアガラ関連の方々はじめとし、数々のレコーディングに参加されていておなじみの。もとは、宮間利之とニューハードなのですよね、たしか。
トロンボーン:片岡輝彦
 原信夫とシャープ&フラッツ、小原重徳とブルーコーツを経て。その後は宮間利之とニューハードでリード・トロンボーン。息子さんの片岡雄三さんも、宮間利之とニューハード。
ベース:江藤勲
 江藤勲さんは、俳優、江藤潤さんおお兄様なのですね。津々美洋とオールスター・ワゴンからブルー・コメッツに。独特のミュート・ベース奏法。成毛滋さん談で(下記から転載) 「あの頃グループ・サウンズは200以上あったんですけれど、そのほとんどのレコードを、7、8人で弾いているんです。 どのバンドでも弾いているのは同じ。 ドラムは石川晶さん、田畑貞一さん、ベースは江藤勲さん、ギターは水谷公生か僕が一番多かった。 オルガンはミッキー吉野、柳田ヒロ」と語ってらっしゃているほど、数々のレコーディングに参加。「ヘアー」の日本公演でも演奏。
日本ロック名鑑:江藤勲
ピアノ、ハモンド・オルガン:飯吉馨
 赤い鳥やガロでおなじみ、アルファ的なピアノの。飯吉馨とザ・ウィップとしても活動され。飯吉馨さんから学ばれた方による「この一瞬の響きに―ピアニスト飯吉馨から学んだこと」という本もあるのですね。アレンジャーとしてのワークもありますね。
ドラムス:のむらげん
情報がわたしのおよぶ範囲ではないのですが、いままで、聴いてきたものやこれから聴くものなど、気にしていきたいと思います。

収録曲:
選曲もオーソドックスな良ナンバーから、当時の思想、流行を映しだしたものまで。ミュージカル「ヘアー」の『AQUARIUS(輝く星座)』があったりするところもよいです。
1. ラブ・ミー・トゥナイト LOVE ME TONIGHT
2. この胸のときめきを YOU DON'T HAVE TO SAY YOU LOVE ME
3. ハワイの結婚の歌 HAWAIIAN WEDDING SONG
4. 雨にぬれても RAIN DROPS KEEP FALLIN' ON MY HEAD
5. マイ・スウィート・ロード MY SWEET LORD
6. 恋にしびれて ALL SHOOK UP
7. 慕情 LOVE IS A MANY SPLENDORED THING
8. スピニング・ホイール SPINNING WHEEL
9. デライラ DELILAH
10. モア MORE
11. 最後の恋 I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
12. 輝く星座 AQUARIUS


(投稿:日本 2011年5月17日、ハワイ 5月16日)

にほんブログ村 音楽ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 音楽ブログ 思い出の曲へ
にほんブログ村

1年弱ほど前、関連動画などふらふらと、たどりついたカレッジ・フォーク・グループ、Junk Fellows(ジャンク・フェローズ)。偶然に耳にしたこともあり、名前が思い出せなくて、でも、ずっと頭の片隅で気になっていた方々。先日、思い立って、再検索、どうやってたどりついたんだっけ?などと思い出してみて、また、聴くことができました。

Junk Fellowsは、1967年から1971年に、大阪シティ・ジュビリーのメンバーでもあり、当時、活発だった関西フォーク・シーンで活動。
Wikipedia:関西フォーク

フォーク・シーンとはいっても、Junk Fellowのレパートリーは、幅広かったようですね。コーラス・ワークがすばらしく、そのアレンジもボイス・クオリティにも、オリジナリティというものを感じます。
このアマチュア・カレッジ・グループであるJunk Fellowを知ることとなったのは、こちらがきっかけでした。

The Junk Fellows:Sergio Mendes & Brasil '66:The Joker (Cover)
朝日放送第一スタジオでの録音



The Junk Fellows:PPM:I Dig Rock'n Roll Music(Cover)
朝日放送第一スタジオでの録音



ポップス、ボサノヴァ、フォーク・ロックなどを中心にカヴァーからオリジナルまで。こちらの動画には、レコーディングの風景、当時の活動のお写真。

Junk Fellows:Peter and Gordon:A World Without Love(Cover)



Junk Fellows:A lonely journey (一人ぽっちの旅路)



今回のサーチでは、いろんな曲を聴くことができたのですが、動画のアップ主、ueno12132000さん(和田さん)は、メンバーだった方。いまでも、メンバーの方は、音楽を続けられていたりするようです。

Junk Fellows:Try To Remember:
「私が18歳のころに作った歌です。もう42年も前ですね。この曲を聴くと当時のことを思い出します」というコメントが。きっと、とてもすてきな絆のあるグループだったのですね。



こちらは、1970年8月の解散フェアウェル・コンサート、豊中市民会館でのライブ音源。オープニング・ナンバー。「レッツゴー、ジャンク・フェローズ♪」

The Junk Fellows:Sergio Mendes & Brasil 66 - Mas Que Nada (Cover)



Junk Fellows 再生リスト

「L'Amour Est Bleu (恋は水色)」もよいですよ。
12弦ギター、コーラス、など、とても。

ueno12132000さんチャンネル

(投稿:日本 2011年5月10日、ハワイ 5月9日)

にほんブログ村 音楽ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 音楽ブログ 思い出の曲へ
にほんブログ村