きょうは、6月9日、ロックの日。去年の同日、何かで調べたときは、「鍵(ロック)の日、日本ロックセキュリティ協同組合が制定。「ロ(6)ック(9)」の語呂合わせ」とあったので、な~んだ、ロックの日じゃなないのかぁと思ったのですが、やぱりロック(音楽)の日だったんですね。
今年は、Twitterをするひとも多くなり、ラジオとの連携など、いろいろとあり、ロックの日に関するTweetなどもありました(去年は、まだハワイにいたので、日本のラジオ放送など聴けなかったせいもあるのかなとも。語呂あわせだけに日本のみですね。世界的なロックの日があったら楽しいとおもうのでうすが)。
ロック、思い出の曲はたくさんあるのですが
きょうは、ロック・ミュージカルの元祖などと呼ばれる大好きな『ヘアー』を。
映画『ヘアー』に関しては、以前も一度、反戦との関連でとりあげているのですが、きょうは、キャンティ関連での『ヘアー』。
こちらは、1969年12月から翌年1月まで渋谷・東横劇場で上演された『ヘアー』の貴重な音と画像です。曲は、オープニングの『アクエリアス~輝く星座』。
当時、海外でヒットとなり社会現象ともなった『ヘアー』を日本に持ち込んだのは、YMOやユーミンを手がけ、村井邦彦さんとともにアルファレコードを立ち上げた川添象郎さん(川添象郎さんは、このブログでもすでに何度も触れているキャンティ・オーナーで、光輪閣の支配人も努められていた川添浩史さんの息子さんです)。
「ザ・タイガース」を脱退していた加橋かつみさんをクロード役に、またドイツでバーガー役を演じていた日本人俳優の寺田稔さんを同役で招き、他のキャストは一般公募でオーディションから選出、初演は1969年12月、渋谷東横劇場で。ミュージカルの中の歌の日本語訳詞は、川添象郎さん、加橋かつみさん、寺田稔さんで行ったそうです。
川添さん『ヘアー』の話は、以前にも聞いたりしたことはあるのですが、例の『キャンティ物語 (幻冬舎文庫)』を読み、大阪公演を前に中止になってしまった話、その他公演までのいろいろな話を知ることができました。寺田稔さんをドイツから呼び寄せた話などもあったのですが、寺田さんがドイツで『ヘアー』に出ていたことは初めて知りました。
この公演はいろいろと事件もあったり、たいへんだったこの公演、川添象郎さんの初の大仕事。そしてやはり、日本で初のロックミュージカルを海外と同じ時代に上演したこと、本来ならば理解の得にくい大きなスポンサーとても意味のあることだったと思うのです。その後の象郎さんの仕事にもつながっているのかもしれないなぁ、と感じました。
象郎さんが、『ヘアー』を日本で興業したいと相談したとき、「海外のものを有り難がるというのは、遣唐使以来、この国の仕掛けだよ」とおっしゃっり、このプロジェクトをバックアップした浩史さんは、この年、いろいろなことが重なり体調をくずされ、公演を前にお亡くなりに。葬儀では、加橋かつみさんや寺田稔さん、ミュージカルの出演者が集まり、この『アクエリアス~輝く星座』を。
何か自分メモみたいになってしまいましたが、先日、この貴重な音源をみつけて、本にあったことも少しまとめておきたいと思ったので。というロックの日でした。
以前に書いたものはこちら:
ミュージカル映画 ヘアー/ ザ・フォーク・クルセダーズ 大統領殿
(投稿:日本 2010年6月9日、ハワイ 6月8日)
追記:
2010年6月2日(このブログ書いたちょうど1週間前)、目黒のBLUES ALLRY JAPANで日本初のロック・ミュ ージカル「ヘアー」オリジナル・キャストによる40年ぶりのライブが行われてたんですね!!
加橋かつみ、深水龍作、大野真澄、ポール岡田、堀内マーク、安藤和津 、坂本めぐみ、増田光子。バンドのメンバーは柳田ヒロ(Key)、水谷公生(Stee l G)、江藤勲(B)、田中清司(Dr)、米川きんた(EG)
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ミュージカル ヘアー 日本公演 1969年 東横劇場
投稿者 むぎ茶 | 23:01 | 1960年代, キャンティ関連, 邦楽ポップス&ロック, 洋楽カヴァー/ 日本人の外国語曲 | 0 コメント »
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