先日、『ある日突然』の英語ヴァージョン『LOOK OUT AT THE RAIN』を聴いてみたトワ・エ・モア、いろいろ調べていて知ったのですが、札幌オリンピックのテーマソングでヒットとなった『虹と雪のバラード』のオリジナルは、トワ・エ・モアだけではなく複数アーティストの競作だったのですね。

いまは、春、冬季オリンピックが終了してからも大分経ってしまいましたが、『虹と雪のバラード』を聴いてみました。

トワ・エ・モワ:虹と雪のバラード:『札幌オリンピック・開会式』1972年



『虹と雪のバラード』、作詞は河邨文一郎さん、作曲は村井邦彦さん。1971年3月からNHK『みんなのうた』の「札幌五輪のうた」のコーナーで流され(ずい分と早くからだったんですね。やはり初めて日本そしてアジアで開催された冬季オリンピックだったからでしょうか)、開催時にかけ大ヒット。

トワ・エ・モワのほかには、黛ジュンさん、菅原洋一さん、ピンキーとキラーズ、佐良直美さんも、この歌を。そして、同じくナベプロのジャッキー吉川とブルーコメッツも歌ってらしたんですね。人気と売上はトワ・エ・モワが一番となったようですが。

ジャッキー吉川とブルー・コメッツ:虹と雪のバラード



同じ事務所ということでは、カヴァーで布施明さん、天地真理さんも。

布施明:虹と雪のバラード



天地真理:虹と雪のバラード



[競作そしてナベプロ]
競作という話題、以前、『スクスク(SUCU SUCU)』でもとりあげてみましたが、1960~70年代にはけっこうあったんですよね。『SUCU SUCU』でもナベプロ所属のザ・ピーナッツのものが大ヒット勝利。この当時のナベプロはやっぱりすごいですね。『虹と雪のバラード』ではトワ・エ・モワが一番のヒット。最近、あらためて、昭和30年代~40年代のナベプロが気になっています。関連の本でも読んでみたいなぁとも。
芸能王国渡辺プロの真実。―渡辺晋との軌跡
「芸能ビジネス」を創った男 ナベプロとその時代

(投稿:日本 2010年4月25日、ハワイ 4月24日)


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