ティーブ釜萢 トーキョー・ラグ (Tib Kamayatsu TOKYO RAG)

ジャズマンだったということと名前などしか知らなかった、かまやつひろし（ムッシュ）のお父様であるティーブ釜萢さんの『トーキョー・ラグ』、みつけることができたので聴いてみました。

『トーキョー・ラグ』、Frank BrunoとPaul Maheuxの作、川上義彦さん編曲。とっても楽しい感じ。その名の通り1940年復活調のラグタイムな一曲です。

ほとんどWikipedia情報なのですが、ティーブ釜萢さんについて調べてみました。ティーブ釜萢さん、本名は釜萢正さん（1911年 - 1980年）。アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス生まれの日系二世で、日本におけるジャズの草分け的な存在。

アメリカの大恐慌下で、アメリカでは日系人の就労がむずかしく、第二次世界大戦前の1930年代に来日し、東京を拠点にジャズシンガーとして活躍していたそうです。淡谷のり子のバックバンドをやったり、上海でも「上海バンスキング」のモデルとなった店で演奏。森山良子さんのお父様である森山久さんと親しく、奥様は姉妹同士。森山良子さん、ムッシュのいとこなんですね！知りませんでした。

戦後は、「ニュー・パシフィック・バンド」で、駐日連合国軍（主にアメリカ軍）の将校クラブやキャンプ等で演奏を。

1950年には、日本初のジャズ音楽専門学校である「日本ジャズ学校」を設立し、ミッキー・カーチスさんや平尾昌晃さん、弘田三枝子さん、ペギー葉山さんなどの多くのミュージシャンを輩出されたそうです。

ご子息であるかまやつひろしさんとは、「FATHER&MAD SON」というアルバムで競演。ザ・スパイダースの名付け親でもあり。

細野晴臣さんのアルバム『はらいそ』で『ジャパニーズ・ルンバ』（作詞：J・ミラー、作曲：服部レイモンド、歌：ノボル西本、ジョージ島袋、昭和26年がオリジナル）をリード・ボーカルとして歌っているのもティーブさんなんですね。

（投稿: 日本 4月12日、ハワイ4月11日） 

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