コーヒー、いつもは、すでに挽いてあるものを使っていたのですけれど、ちょっと前に、コーヒー豆、ホールビーン状態で、1.5キロぐらいをおみやげにいただいたので、コーヒーグラインダーを購入。
昨日の朝から、挽きたてコーヒーの楽しみがはじまりました。
ハワイにいたときは、いつも、豆の状態で買って楽しんでいたので、ひさしぶりの挽きたてコーヒーの日々になります(それを知ってて、豆のままくれたらしく。

フレッシュなコーヒーを味わいながら、バッハの『コーヒー・カンタータ』、聴いてみました。
(なんだか、クラシック入門続く)

Bach - Coffee Cantata ''Schweigt stille, plaudert nicht'' BWV 211-Final Chorus
邦題:「コーヒーカンター"そっと黙って、おしゃべりめさるな"」
管弦楽のひとたちの演奏の姿、コーヒーが淹れられサーブされる過程、三人のシンガーたちのまっすぐ目線ながら豊かな表情、カップを手にして歌う姿がなんともよいなぁと。



最終唱の「リースヒェンと語り手とシュレンドリアンの重唱」から順番は逆になりますが、先日も書いた、大好きなエマ・カークビーのものをみつけたので。10曲の中の4番目、娘リースヒェンのパート、アリア「ええ! コーヒーのおいしさったら」

Emma Kirkby:Aria: Ei! Wie schmeckt der Kaffee süße
演奏:エンシェント室内管弦楽団
アリア「ええ! コーヒーのおいしさったら」(動画埋め込みができずなのでYouTubeへリンク)

そして、このカンタータの豆知識。背景など調べてみました。
コーヒー・カンタータ Coffee Cantata BWV211:

17世紀、トルコからヨーロッパに上陸したコーヒーは、「1645年にベネチアにヨーロッパで最初のコーヒー店が開業しました。さらに、フランス、オランダ、イギリス、ドイツ、オーストリアと、コーヒー店はヨーロッパ中に」と広がったのですね。
参:全日本コーヒー協会:コーヒー物語:コーヒーと音楽バッハのコーヒー・カンタータ

その頃は、「ロンドンのコーヒーハウスは女人禁制とされ、バッハの生きた時代のドイツでも「女性はコーヒーを飲むべきではない」」とされていたのですね。
参:UCCコーヒー:珈琲コラム:バッハのコーヒーカンタータとコーヒー禁止令(月刊「珈琲人」 2002年09月号より)

バッハは、教会音楽的作品で知られていますが、幅広いジャンルの曲を手がけ、中でもカンタータは、ミサでのものだけでなく、世相を映し出した作品もあるのですよね(「農民カンタータ」、「結婚カンタータ」)。

即興演奏の大家でもあるバッハは、「1734年頃、コーヒー愛好家であったバッハは、『お静かに、おしゃべりめさるな』というカンタータをライプツィヒのカフェで、自ら指揮棒を振り初演」。そして、この詩は、当時の風潮に反発する女性の声をピカンダーが代弁したものなのだと。

日本語訳での詩はこちらにくわしく。
MIDIの小部屋:コーヒーカンタータ BWV.211

全日本コーヒー協会やUCCコーヒーのサイトおもしろいですね。コーヒーにまつわるいろんな知識や情報が。
全日本コーヒー協会サイト
UCCコーヒー:コーヒーのある生活

また、今回いろいろ調べていたら金沢大学では、「文部科学省認定授業「コーヒーの世界」での講義」というものもあったとか(いまはどうなのでしょう)。
コーヒーを生まれてはじめて淹れたのは、たしか、小学校5年生ごろ(思うに5年生でコーヒーってどうなのでしょうか。いまは、そんな感じではないですよね)。祖母に会いにたまにやってくる遠戚のややエピキュリアンなおじさんから教えてもらったのでした。
なんとなく、自分流の淹れ方みたいなものが出来上がってますけれど、いろんな方法がありますよね。本などもいろいろ。

コーヒーの知識といえば、すこし前に、珈琲を極めた作法の動画を教えていただき、なるほど、と。
藤岡弘さんによる「珈琲道」。
NHKスタジオパークで放送されたものなのでしょうか。
藤岡弘さん、やっぱりすごい方!



ご覧になった方からのコメントには、「あんなに毎日悩んでいた腰の持病がこの珈琲道のおかげで治りまし­た」とも…:D うちには、茶筅はないのですが、ちょっと試してみたい気も…

今朝は、コーヒー淹れる前にテレビみてたら、ちょっと寝ちゃいました。朝には、やっぱり、かかせぬのかも。

(投稿:日本 2011年4月28日、ハワイ 4月27日)

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