先日、NHKBS2で放送された「MASTER TAPE~荒井由実「ひこうき雲」の秘密を探る~」、予想していた以上にすばらしい番組でした。

ティン・パン・アレーのメンバーとマスターテープを聴きながらそれぞれの曲や松任谷正隆さんとのエピソード、ユーミンのファースト・アルバムである『ひこうき雲』にいたるまでのストーリーも聞くことができ、いままで知らなかったことも。

ユーミンはGS(グループサウンズ)、特にザ・フィンガーズの大ファンだったのですね。「ユーミン」というすてきな愛称も、追っかけをしていたザ・フィンガーズのシー.ユー.チェン(C.U.チェン)さんからつけてもらったなど。(このお話、自叙伝『ルージュの伝言』くわしく書いてあるそうです。だいぶ前に読んだのであまり覚えていないのですけれど)

ザ・フィンガーズの曲聴いたことがなかったので、まだ数曲ですが、聴いてみました。なかでもラストシングル『失われた世界』(1969年)が、とってもすてき!



ブリティッシュ・サウンドが好きだったユーミンが、ティン・パン・アレーに初めは違和感があった。ティン・パン・アレーはアメリカ的だったから、という話も、ザ・フィンガーズを聴いてなんとなくわかる気がしました。

ザ・フィンガーズのメンバーは、成毛滋さん(リード)、高橋信之(リズム)、シー・ユー・チェンさん(ベース)、蓮見不二男さん(キーボード)、松本宏三さん(ドラムス)、クロード芹沢(ボーカル)。

高橋信之さんは高橋幸宏さんのお兄様ですね。アマチュア時代は、成毛滋さんの早弾きギターを中心としたインストゥルメンタルが多かったようですが、このメンバーになり、プロとなってからは、クリーム、ジミヘン、バニラ・ファッジ、ゼッペリンなどの影響を受けたサウンドに。

『失われた世界』、山上路夫さんの詞、シー・ユー・チェンさんのメロディー、ハープシコードとオルガンが効いた葵まさひこさんのアレンジも、かなり好きな感じの世界。

「MASTER TAPE~荒井由実「ひこうき雲」の秘密を探る~」、もう一度視たいなぁと思っていたのですが、来月、再放送の予定があるそうです。(http://www.nhk.or.jp/fm-blog/050/33586.html

参考:
THE FINGERS BIOGRAPHY http://60spunk.m78.com/fingersbio.html
Wikipedia: ザ・フィンガーズ

(投稿:日本 2010年1月19日、ハワイ 1月18日)


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