昨日は、ひさしぶりのちょっと遠出の育自・共育系アウトドアアクティビティ、奥多摩でニジマス釣り。大丹波川国際虹ます釣場というところへ行ってきました。
大丹波川国際虹ます釣場サイト

通でなくてもできるところってないかなぁと思ってさがして行ってみたのですが、初心者でも手ぶらで(軍手はもっていきました。実は、魚とか餌の虫を触るのがあまり得意でないのでw)行っても楽しめる自然の釣堀みたいな感じののところがあるのですね。
日本の渓流、そこで釣りをしてみたい、というのは、ハワイにいたときからのこどもの夢。やっと念願の。
こちらの釣り場、魚は、川を泳いでいるのですが、一日に2回、放流されます(放流直後がやはり一番釣れますね)。食材の準備などしてれば、バーベキューも楽しめるようで、みなさん、そんな感じで楽しんでました。

準備不足なため、バーベキューはできなかったのですが、受付となりの食堂で、釣った魚を塩焼きしてもらい、釣れたてニジマスの味も堪能。けっこうたくさん釣れたので持ち帰りも(最後の方は大丈夫そうなお魚は釣ってすぐ逃がしてあげました)。

ニジマス釣り写真:
自然が豊かで、それだけでも十分なぐらい。初心者ではあるのですが、なぜか、割と釣れるタチなので、すこし流れの変化もあり、大人多めの「一般中流エリア」という場所で。ちょうどそろそろ引きあげようと思った頃に雨ふりとなりましたけれど、お天気もよくさわやかな五月の休日。とっても楽しかったです。



大丹波川国際虹ます釣場は、1956年(昭和31年)にスタートし、当時は近くに米軍の基地があり、外人客が多かったので「国際」というのだそうです。そういえば、受付周り、古い感じの案内板は全部英語でも表示でした。これ、写真撮りたかったのですが、雨が降ってきたので、帰りはその案内板のあたりに人がたくさんいて、じゃまになるかなぁと思いあきらめました…(また今度じっくり)。奥多摩って以前よりとってもアクセスがよいですね(以前ってすごく前)。周辺にもよいところがたくさんありそうなので、今度は、1泊ぐらいの泊まりで出かけてみたいです。

ニジマス釣り、ということで、学校の音楽の授業でもおなじみのシューベルトの「鱒」。
この曲を初めて意識して聴いたのは、多分、給食の時間の放送か何かでしょうか。とってもきれいなメロディーだなぁと。

そのときに聴いたのは、ピアノ五重奏でしたけれど、きょうは、歌曲の方中心で。

Elisabeth Schwarzkopf:Schubert: "Die Forelle (the Trout 鱒)



『鱒』は、1817年、シューベルトが、20才のときに作曲した作品。この歌曲の2年後には、同じメロディーをもちいたピアノ五重奏も。

水の中に現れては消える鱒をイメージモチーフとしながら、歌詞は「ずる賢い漁師が罠を使って魚を釣り上げるさまを歌ったもの」なのだそうです。比喩というか、諷喩、アレゴリーとしては、「男はこのようにして女をたぶらかすものだから、若いお嬢さんは気をつけなさい」という意味なのだとか。

日本語詞としては、堀内敬三氏のものが有名でしょうか。原語の歌詞を短くまとめた形となっているようですが、もともと長いものをこのようにまとめてしまうのは、さすがですね。
Wikipedia:鱒:原詩全文



訳詞:堀内敬三

清き流れを光り映えて
鱒は走れり征矢のごとく
暫したたずみわれ眺めぬ
輝く水に躍る姿 輝く水に躍る姿
岸に覗う魚釣人
巧みこらして思案なせど
水の清きに影は著し
糸を入るれど魚かからず
糸を入るれど魚かからず
心あせりて痴れ者
矢庭に川水をかき濁しつ
竿打ち込めば鱒は釣り上れり
惨しとわれは憤れど 惨しとわれは憤れど

日本語訳詞の歌曲というのは、好きだったりします。ありそうなのに、日本語ヴァージョンの動画みつかりませんでした。


[堀内敬三氏]
以前に、『若き血』についえて書いたときには、藤山一郎さんフォーカスで、堀内氏のこの点には触れなかったのですが、MIT(マサチューセッツ工科大)修士なのですよね。そして、神田区鍛冶町出身(神田しかも鍛冶町は、個人的にわりと反応なのですよね)。浅田飴三男。音楽之友社(スタート時日本音楽雑誌株式会社)も設立。
その他、いろいろと書き出すときりがないくらい好きなワークや反応しどころがたくさんなお方です。
Wikipedia:堀内敬三

おまけ:
パロディものらしきものと説明があるのですが、歌詞がわからないので…
コメントの方もわかりません。今度、Google翻訳で軽くみてみましょうかと思います。

Jules de Corte - Die Forelle (parodie op Schubert's die Forelle)(1957)



(投稿:日本 2011年5月23日、ハワイ 5月22日)

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