先日、BS-TBS「水曜デラックス」で放送されていたブリジット・バルドー主演の『殿方ご免遊ばせ』(原題: Une Parisienne)を途中からではあったのですけど観賞いたしました。

タイトルは知ってはいながらも、初めて観たのですが、ミシェル・ボワロン監督でコメディタッチの 軽快な作品ですね。出演は、役名もブリジットなブリジット・バルドーのほか、アンリ・ヴィダル、シャルル・ボワイエ、ナディア・グレイ、アンドレ・リュゲ。
あらすじと作品情報

Une Parisienne trailer
予告解説は英語。当時、日本での公開も本国フランスと1週間程度の差だったようですし、各国上映、BB(べべ)の人気を感じます。

1957年ということで、この映画でのBBは、キュートなわがままお嬢さんといった感じで。セクシーでありながらもわいらしさたっぷりのコケティッシュな雰囲気。ストーリー云々というより、BBの魅力とファッション要素満載の楽しい作品といった感じですね。と作品最後に、この曲 (予告編でも一部が使われてます)。

B.O du film "Une parisienne" ♫ Paris B.B ♫ Chant : Christiane Legrand
Henri Crolla/André Hodeir/Hubert Rostaing

あーっ、このかっこいい!ぜったいどこかで聴いたことある!そして、この声は!
と少々検索で、やっぱり。
クリスチャンヌ。クリスチャンヌ・ルグラン(Christiane Legrand)。
そういえば、どこで聴いたかというと、濱田高志さんの「ヒットメーカーが語る 作品誕生秘話 TV AGE」講座で、昨年の他界後の同講座「クリスチャンヌ・ルグラン追悼」的なときに、だったのだと思います(きしくも、この映画、テレビでの放送もクリスチャンヌの一周忌、ご命日でした)。

たしか、そのときもすごく感覚にきたのです、この曲、特に。
高音でスタイリッシュなボイス。

映画作品とともに聴いて、いかにこの曲が作品中のブリジットの雰囲気を引き立てているかも、よくわかります。

『殿方ご免遊ばせ』でのクリスチャンヌのスキャット、こちらの"Duo du Balcon"も。

Christiane Legrand - Une Parisienne OST - Duo du Balcon - French Scat Jazz
Henri Crolla - André Hodeir - Hubert Rostaing

これ、アンドレ・オデール(André Hodeir)、アンリ・クローラ(Henri Crolla)、もですね。演奏もかっこいいです。
クリスチャンヌ・ルグラン。1957 年というと、多分まだジャズ・ボーカル・グループ"Les Double Six"の前でしょうか。"Blue Stars Of France"で活動の頃でしょうか。名前がクレジットされているワークの中では、初めのころの作品ですね。

そういえば、映画でのアンリ・ヴィダル演じる大統領秘書官(ブリジットの旦那様)の役名は、ミシェル・ルグランだったりもします:) おもしろい。

(投稿:日本 2012年11月4日、ハワイ 11月3日)


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