昨日、3月28日、東京で桜ソメイヨシノの開花宣言。
春、ことに、桜の季節はなんだか、昭和ジャズ歌謡な気分です。

去年も同じぐらいの季節に書いてることからも
川畑文子 (日系二世:昭和ジャズ歌謡)(投稿:2010年3月23日)
ベティ稲田 (日系二世:昭和ジャズ歌謡)(投稿:2010年3月24日)
チェリー・ミヤノ/ ヘレン隅田  (日系二世:昭和ジャズ歌謡)(投稿:2010年3月25日)

わたしの中では、昭和ジャズ歌謡=春、なのですね。
自分でもっている昭和ジャズ歌謡系以外でもちょっと聴きたくなり、ふらふらとしていたら、とても気になりな『ダイナ』をみつけてしましました。

Margaret Yuki:DINAH(1936年、昭和11年)



オ人形ダイナ:
唄とタップ:マーガレット・ユキ
演奏:コロムビア・ジャズ・バンド

作詞:藤浦洸
作曲:Harry Akst
編曲:仁木他喜雄 

ママ、ママ、ママ

ダイナ、わたしのお人形
空色のおめめ
かわいいエクボ(そうでしょ)

ダイナ、わたしはママよ
だっこしてあげましょ
わたしのダイナ

そっとベッドに寝せてやれば
おねね、すねておねねします

ダイナ、どんなかわいい
夢をみるのでしょ
わたしのダイナ

ダイナおめめをさませば
にっこり笑って
眠そうなお声(そうでしょ)

ママ、ママと泣くのよ
だっこしてあげましょう
わたしのダイナ

ママとおんもにでましょ
おんもはきれな
花が咲いています

ダイナ、わたしのおやつ
半分あげましょ
わたしのダイナ

歌っているのは、マーガレット・ユキちゃん、8歳の少女歌手なのですね。
調べてみたところ、「マーガレット・ユキちゃんを追いかける」というディスコグラフィーを中心とした貴重な資料を拝見することができました!

マーガレツト・ユキちやん

マーガレット・ユキは、昭和初期、吉本の舞台で活躍し、「日本のシャーリー・テンプル」ともいわれ、タップを織り込んだステージ、その愛くるしさで、人気に。ジャズ童謡ともいえるようなジャンルのスタートをきった少女歌手だったのですね。

さきのサイトの方のもので、マーガレット・ユキちゃんの写真やさらにくわしい情報を知ることができました。
マーガレツト・ユキちやん★続報★

マーガレット・ユキちゃん、その名前、こどもといってもちょっと独特な発音など、気になっていたのですが、やはり!
「昭和三年十二月英京ロンドンに生る」だそうで、日系二世歌手なのですね。

このマーガレット・ユキちゃんから、ニラ・ハマダやミミー宮島と、コロムビアのジャズ童謡という路線が展開されていくそうです。原曲からの訳詞にとどまらずこどもらしい歌詞に置きかえられたりしているところも興味深いなぁと思っていたところ、またタイムリーなことに、瀬川昌久さん監修でのSP盤復刻シリーズで『オ人形ダイナ~戦前童謡・ジャズとタップ~』というCDが近日発売されるのですね(2011年4月4日予定だそう。あと1週間ぐらい)。
収録曲、歌手、演奏などのリストもこちらに。
ブリッジのSP盤復刻シリーズ - BRIDGE INC.

日系二世、ハーフ、天才少女歌手、タップということもあり、とっても気になっているのです、なメモでした φ(..)

そして、仁木他喜雄さんのことも気にしてます。いつか、まとめてみたい方。

過去の自己記事、少女歌手もの:
少女歌手では澤村美司子なども
天才少女歌手 澤村美司子

(投稿:日本 2011年3月29日、ハワイ 3月28日)

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