「越路吹雪さんのアルバム『一寸おたずねします』、CD再販希望の1枚です」と書いて数ヶ月、希望しつつもいろいろな事情を考えCD再販の見込みはないだろうなぁ、機会があれば、ぜひアナログ盤で、と思っていた1枚。ついに、入手しました!

昨日も書いたのですが、常に心の中では、レコード探しをしているのですが、実際にゆっくりレコード屋さんをめぐったりする機会があまりありません。でも、これが、あれば、即欲しいというような何枚かはいつも念頭にあるのですよね。

レコード買いは基本、何気なく買う安レコ中心なので、きちんとしたUSEDレコードや廃盤もの、実のところ、価格のことなどもわからないのです。
先日、ふと思い立って、ブログやTwitterでいつもレコード情報を拝見している大阪・難波の中古レコ屋Record Shop NAKA 2号店さん ( @nakareco2 )にアルバム『一寸おたずねします』ってどのくらいの目安でいたらよいのでしょう、と一寸おたずねしてみたのです。
すると、なんと、現在、在庫にあるとおっしゃって!わぁ~、これは、その1枚、わたしを待っていたのかも、と、購入意思決定。

RecordShop NAKA2号店さんはいつも入荷レコードについて、とても楽しいブログを書いてらっしゃいます。
中古レコ屋のあくび指南~のんびり音を聴きませう

待つこと数日、昨日、届きました!ついにです♪
ジャケット、セーター姿のリラックスした感じの越路吹雪さん、すてきです!


以前に2曲ほど聴いたことがきっかけで、このアルバムへの憧れがつのっていったのですが、やっぱり思っていたとおり、すばらしい作品でした。ほんとに、一寸おたずねしてみてよかったです。
参加ミュージシャン、その他に関しても知りたいことがたくさんだったので、このアルバムの入手はほんとにうれしくて :)

普段は、これから聴いてみたいと思ったもので、後に入手した場合、追記対応なのですが、あまりにもすてきなアルバムでしたので、再度、こちらに。
以前書いたもの:
越路吹雪 アルバム 一寸おたずねします 

このアルバム『一寸おたずねします』は、1977年に旧・東芝EMIから発売されたセルフ・カヴァー集。アレンジは羽田健太郎さんで、参加ミュージシャンもすてきな方ばかり。前回も少し触れていますが、ここに参加ミュージシャンその他の情報も収めたいと思います(敬称略)。

エグゼクティブ・プロデューサー:渋谷森久
全作曲:内藤法美(越路吹雪さんご主人)
作詞:岩谷時子、山口洋子(A-2)、阿久悠(A-4)
アレンジ:羽田健太郎
イラストレーション:松任谷由実
(イラスト、ユーミンというのは入手してから知りました!)
参加ミュージシャン:
キーボード(ピアノ、フェンダー・ローズ・ピアノ、モーグ、シンセサイザー、ハモンド・オルガン):羽田健太郎、ベース:高水健司、後藤次利、武部秀明、ドラムス:田中清司、ギター(エレクトリック/ アコースティック):矢島賢、水谷公生、松木恒秀、笛吹利明、パーカッション:斉藤ノブ、トランペット:羽鳥公次グループ、トロンボーン:新井秀治グループ、ホルン:沖田晏宏(ユーミンなどの作品にも参加)、フルート:衛藤幸雄、相馬充、バイヴ、ブロッケン:金山功、コルネット、バイオリン:堀口博雄、ハープ:山川恵子、ストリングス:西谷昭グループ、コーラス:タイム・ファイブ、フィーリング・フリー

収録曲:
A面
1. 一寸おたずねします
歌詞中にある「19のわたし」を回想させるようなエンディングの賛美歌オルガンが美しい
2. 誰もいない海
曲、そのものがすばらしいのですが、シティポップ的ライトなサウンドが、切なさを誘います。この曲、そのものに関しても以前書いたものあり。
誰もいない海 数々のヴァージョン

3. 白い旅
新しいサウンドとドラマチックな歌唱の融合
4. 洒落にしましょう
タイム・ファイブのコーラスが、コーちゃんをやさしく、さらに引き立ててます
5. イカルスの星
ギター、水谷さんでしょうか、最高ですね。キーボードも「歌謡プログレッシヴ・フュージョン」というコメントもありました。

6 ひとりぼっちの愛の泉
ボッサな雰囲気と女性コーラスらしいフィーリング・フリーのパヤパヤがすてき

B面:
1. 嘘
オープニング、そしてバックで静かにささやくダバダなコーラスがいいですね。タイム・ファイブとフィーリング・フリー
2.ボラ・ボラ・アイランド
この曲、タイトルからしてもとても聴いてみたかったもの。すてきです!途中からのトロピカル・タッチ、キーボードも冴え
3.アマリア
越路吹雪さんらしさを生かしながら、ふんだんなシンセ
4.別れて愛が
ドラマチックな美しいピアノの音色。ベースの入り方がかなりよいです
5. 愛のバラード
こちらもピアノ美しく、エンディングにふさわしい曲。越路吹雪さんの姿をも思い、思わず涙がでそう

感想、表現力乏しいのがなんとも…なのですが、アルバム、全般に越路吹雪さんのドラマチックさ、フュージョン&プログレの要素も含みながらもシティポップ・タッチであるライトさ、ブラス、ストリングのあたたかみを感じるすてきな作品。

1970年代半ば前後は、こういった、ベテランと新しいサウンド、ブラス大御所との出会いといったような作品が多く、すばらしいものが多いですね。出会いは特定の曲であったりするのですが、アルバムとしてトータルな作品コンセプトを感じるので、これからも、そんなアルバムはぜひ聴いていきたいなぁと思っています。

(投稿:日本 2011年3月9日、ハワイ 3月8日)


にほんブログ村 音楽ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 音楽ブログ 思い出の曲へ
にほんブログ村

0 コメント