きょうは、金曜日、明日はお休みもう週末がやってきました(一週間があっという間に過ぎていってしまします)。明日もちょっとお出かけ予定ありですが、ほんとは、梅雨の休日は家でのんびりレコード聴いたり映画を観賞したりしたかったりするのです。

そんな中、いま、まとめてじっくりみたいのが、70年代後期大ヒットとなった市川崑監督、石坂浩二主演の横溝正史ものの映画、「金田一耕助」のシリーズです。横溝正史さん原作の推理作品は、その前にも映画化されているですが、この角川映画シリーズが、原作どおり着物姿の金田一耕助が登場した初めてのものなんですね。そして、このシリーズ、ストーリーや映画、出演者はもちろんなのですが、音楽がすべてすばらしいですね。音楽監修、アレンジャー、参加ミュージシャンも好きな方がたくさん。このところ、少しづつ聴いてはプレイリストなんかも作っているので、その中から数作品を。

『犬神家の一族』:
1976年、角川春樹事務所の第1回映像作品。「日本映画の金字塔」などと称されることもある大ヒット作品。当時、小学生だったのでリアルタイムで、映画館では観賞していないのですが、小学生の間でも話題になったりするような作品でした。
音楽は、大野雄二さん作曲による主題曲『愛のバラード』。美しく、切なく、かなしげなメロディーが複雑な人間模様を描く、ミステリーの世界にぴったり。
愛のバラード:



『悪魔の手毬唄』:
1977年公開。こちらは、音楽担当が村井邦彦さん、アレンジは田辺信一さんが手がけ、フランス映画をも感じさせるような、多くの美しいメロディーの曲が。
いちばんのお気に入りは『仙人峠』。
「物語の鍵を握る老婆と金田一がスレ違う仙人峠という場所で聴くことのできるナンバー…ワルツ調の明るい曲調は、今までの横溝音楽にはなかった新しさで賛否両論だったとか」とのこと(ヒゲ☆メガネのCD見聞ROCK:No.70 村井邦彦/悪魔の手毬唄)。
仙人峠:


[番外編]
『悪魔が来りて笛を吹く』:
1979年公開。この作品は、東映もので、監督は斎藤光正さん、主人公金田一耕助が西田敏行さん、横溝正史ものながら石坂浩二さん金田一耕助ではないので、別枠で。
この作品も音楽すばらしいですね。実は、横溝正史ものプレイリストを作ってみようかな、などと思ったり、シリーズの音楽をあらためて聴きなおすきっかけともなった曲は、こちらだったりするのです。『黄金のフルート』、フルートの演奏は、植村泰一さん、作曲は、邦楽器とジャズで独自の世界を切り拓いた山本邦山さん、アレンジは今井裕さんなのですよね。



古谷一行の金田一耕助シリーズ(テレビ):
毎日放送と角川春樹事務所の企画で、TBSで放送されたシリーズ。映画は、テレビでの再放送で視聴でしたが、リアルタイムでときおり目にしていたのは、このテレビのもの。遅い時間、内容などの関係もあり、毎回という訳には行きませんでしたが、おじいちゃんの布団に入り、一緒に視聴(成長のバランスとれていない年頃ということもあり、おとなびた音楽などを聴いていたわりには、週末はおじいちゃんと寝たりしていたものでw テレビ目的もあったような…)。今回あらためて数字などを調べたところ、裏番組に『ウィークエンダー』(日本テレビ)があったにもかかわらず、最高視聴率が41%もあったのですね!こどもも視てるはずです?金田一耕助は、古谷一行さん。推理に行き詰まると逆立ちを(放映リスト:Wikipediaより)。
テーマソングは、茶木みやこさんの『まぼろしの人』。
本日、アルバム・ヴァージョンを聴いてみたら、なかなかすてきでした。曲は、茶木みやこさんで、アレンジはミッキー吉野さん。



まだ、収集中、順番も整理されていませんがYouTubeでの再生リスト:


篠田正浩監督が手がけた『悪霊島』、加賀丈史さん金田一耕助も、ザ・ビートルズの曲を使ったことで有名でした。DVDは著作権の関係でカヴァーが使われているそうですね。

プレイリストも増やしつつ、映画、少しづつでもみていければと思ってます(近所に、あまりレンタルショップとかないので、まずはそちらの探索から…)

(投稿:日本 2010年7月2日、ハワイ 7月1日)


にほんブログ村 テレビブログ テレビ番組へ
にほんブログ村
にほんブログ村 音楽ブログ 思い出の曲へ
にほんブログ村

0 コメント