10月17日に、加藤和彦さんがお亡くなりになり、約一週間という時が経ちました。他界されて約2日間、ソロのとき中心に(いま、すぐに聴けるものが手元になかったためYouTubeなどで)、ふたたび聴いて、その後一週間は、少しおやすみしました。直後にも書いたのですが、加藤和彦さんは、音楽のみならず、世界観やライフスタイル観にも影響を与えてくださった方。

いまは、また、聴けるような気がするし、聴きたいと思うので、きょうは、資生堂提供トーク番組「おしゃれ」に出演なさった加藤和彦さんと安井かずみさんのインタビューをここに。「離婚」というテーマについて、離婚を経て再婚なさったおふたりの考え方などを語ってらっしゃいます。

アルバム『ベル・エキセントリック』と『あの頃、マリー・ローランサン』のあいだに収録されたもののよう。番組のテーマソングも加藤和彦さんが作曲されたものですね。

わたしが、よく加藤和彦さんの曲を聴いていたのも、この頃。昔からの活動やアレンジなども手がけた楽曲も好きな作品、多いのですが、一番聴いていたのは、三部作ともよばれる『パパ・ヘミングウェイ』、『うたかたのオペラ』、『ベル・エキセントリック』、そして『あの頃、マリー・ローランサン』なので、この感じのおふたりがすごく「イメージ」なのです。

当時、加藤和彦さん、公私ともにパートナーであった、ご夫人である安井かずみさんとの雑誌のインタビューなどをよくうけてらして、10代だったわたし、おとなな二人のインタビューや著書を読むのが好きでした。

このインタビューをもっと深くしたような内容のものも多かった中、安井さんと加藤さんの共著である『ワーキングカップル事情』という本が好きでした。

そこに書いてあったことは、部分、部分ではありますが、いまでもよく覚えています。お二人の仕事ぶり、旅のスタイルなどにも触れていた、この本、書いてあることひとつひとつが興味深く、確かあっという間に読み終えてしまったのでした。安井さんは、ご自分をよくおわかりになっている方で、そんな彼女を加藤さんが、女性として、そして人間としてお認めになっているという、ふたりの関係がすごく伝わってる一冊。

とても「おしゃれ」だったおふたり、さきの本だったか別の本だったか、安井さんが無人島に最低限のコスメをもっておいくとしたら、チークとアイラインと言っていたのを覚えているのですちょっと日本人らしくない選択、でも、たしかに、それが美しく健康的にみえるミニマムアイテムかもしれないと、妙に納得したのも覚えてます。ソニア・リキエルの服がお好きで、いつもステキに着こなしてらっしゃって。加藤さんは、小物づかいもお上手で、他の方では、お召しにならないような色のものも、お似合いでした。

おふたりは、お仕着せがましい国際人っぽさはなく、でも、世界のどこにいても「らしさ」をもち、楽しむことができるような方だったのではないかと思います。

(投稿:日本 2009年10月25日、ハワイ 10月24日)


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