先日のTV AGE講座「ヒットメーカーが語る作品誕生秘話:平岡精二さん特集」で、平岡作品のひとつとして、『煙草のけむり』を聴いたこともきっかけなのですけれどロミ山田さんのこと、あらためて、ひじょうに気になりとなってきています。

煙草のけむり:(1963年)
歌:ロミ山田
作詞・作曲:平岡精二

(画像は、NAVERまとめ:ロミ山田の画像・写真集より)

前日の「平岡精二さんのこと」というものでも、ふれていますが、この『煙草のけむり』も、平岡精二さん作品ならではの物語世界のある曲ですね。また、その雰囲気が、ロミ山田さんにもとてもあっている。

「ちょっと火をかして頂けません?」(ライターの音)
という台詞ではじまるドラマな世界。
その色にこめられた思いが印象的な歌詞
「たばこのけむりは紫色だった 恋を知った夜
そのつぎの朝は けむりは青かった わたしは泣いていた」


この曲は、ロミ山田さんのレコード・デビュー曲なのですね。
アメリカで「ARIGATO」、イタリアで「Non Avere Piu` Paura」として、アレンジをかえてレコーディングされ同時発売されたというお話などもうかがったのですが。

イタリア盤:Non Avere Piu` Paura



イタリア盤、念願の。動画をみつけました(2012年4月15日)

Romi Yamada (ロミ 山田):Non Avere Più Paura (1964年)
Bonicatti-Latessa/Hiraoka [平岡精二]



この曲の平岡精二作品としてのこと、海外録音盤への興味、はもちろんのこと、ここから、ロミ山田さんについて、あらためて、そうだったのかぁ、もっと知りたいなぁと、もっといろんな曲をちゃんと聴いてみたいなぁと、いまさらながら、というか、やっとの気づき、いろいろで。

本日は、そんな気づきメモ的なことをφ(.. )
(おもにWikipedia:ロミ山田より)

ロミ山田さんは、国立音楽大学声楽科卒業ののち、1956年に、アメリカに留学していたのですね。ボストンのニューイングランド音楽院声楽科に、サンフランシスコ音楽院、ニューヨーク・カレッジ・オブ・ミュージックなどでも学ばれていたようですが、1960年には、ブロードウェイ舞台版「スージー・ウォンの世界」世界で、スージー・ウォンを演じているのですね!

(スージー・ウォン、「スージー・ウォンの世界」については、過去に関連で、わたしも、ふたつほど書いていたりするのですけれど:松任谷由実/ 松任谷正隆 ホンコン・ナイト・サイト/ Hong Kong Night Sight (映画と音楽)
YMO 中国女 La Femme Chinoise (映画と音楽)

その後には、1961年、ロジャース&ハマースタイン作、ジーン・ケリー演出のブロードウェイミュージカル「フラワー・ドラム・ソング」の主役(メイ・リー)を得て、全米各地およびラスベガスでミュージカルスターとして、と海外での活躍の方がさきだったのですね。

歌手としては、『知りすぎたのね』をはじめとして、このあたりの雰囲気のイメージが強く。

さよならのとき
この曲そのものは知らなかったのですけれど。



またはブラウン菅でも、トーク出演などではなじんでいた気もするのですけど、知らなかったなぁということが、いろいろります。そして、さらに、あるのでしょうね。

Wikipediaで拝見したエピソードだけでも興味深いものばかり:
引用:

-ラスベガスショーの歴史をまとめたDonn Knepp著『Las Vegas: The Entertainment Capital』(1987)によれば、山田が主演した「フラワー・ドラム・ソング」ラスベガス公演は、東のブロードウェイの演目が初めて西のラスベガスで興業し、なおかつ1年6ヶ月のロングランと観客動員数の塗り替えを続けた公演として、エポックメイキングなものであった。まさにこの公演の成功がきっかけで、それまで歌手・ボードビリアンの単独公演や半裸のレビューダンスなどが主流であったラスベガスのショーが、ミュージカルやイリュージョンなど、家族連れで楽しめる演目が常時催されている現在の形態へと、変化を始めたとされる。本書には、メイ・リーを演じる山田の写真とともに、このことが記載されている。

-ラスベガス公演中、同地に公演に来ていたフランク・シナトラ、サミー・デイヴィスJr.、ディーン・マーティン、リベラーチェ、ジャック・ベニーなどのスターたちとお互いのショーに招待し合うという交流をもった。エルヴィス・プレスリーにも、公演後の楽屋に訪問され賛辞を受けたことがある。

ほかにもいろいろ。

自らお書きになった『楽譜を抱いて』も読んでみたくなりました。



また、はじめにもどに、平岡精二さん作品『煙草のけむり』が動画にないのは、なのですけれど、同曲とそのほか『ロミ山田 BEST SELECTION-45 ANIVERSARY-』の収録曲はよさそうですね。



阿久悠さん作詞、浜圭介さん作曲で、マチャアキ(堺正章さん)おなじみナンバー、この曲のカヴァーも、すてきです。

ロミ山田:街の灯り




(投稿:日本 2012年1月31日、ハワイ 1月30日)

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