一月のTV AGE講座「ヒットメーカーが語る作品誕生秘話」、ずっとずっと楽しみにしていた平岡精二さんについて、でした。

平岡精二さんの作品、演奏は大好きで、書きたいこともいろいろあるのですが、なんだか、一度にまとめて書くことできませんね。今回の講座でも、いろいろと新たな気づきもあったのですけど。。

ジャズでのヴィブラフォン演奏家としてはもちろん、音楽作家(作詞、作曲)として、ほんとうにすばらしい、曲、詩の世界なのですよね。


平岡精二さん、なかなかまとまった作品集などがないので、講座では、なかなかふだん聴くことができない作品や聴くことはできても、CD化されていないもの、など、いろいろを聴きながら、平岡精二さんのことについてのお話うかがいました。

なので、平岡作品のどこがすきなのかなどを考えてみたりしながら、自分の中でのお気に入りと、これから、すぐに、さらに聴きたいものなどを。こちらに。

お気に入り:
平岡精二さんご自身が歌ってらっしゃる「ようこちゃん」大好きです。



収録は、『平岡精二~ナイトクラブの片隅で~
大好きなのに、このアルバム、もっていません。すでにプレミアなどついてしまってるようで、そうでない形での出会いを待っていましたけど、まだ、さがせば、なんとかふつうの価格でも入手できそうですね。
平岡精二さん、ご自身が歌うもの、とても好きなので、やっぱり、これ欲しいです。



平岡作品のよさ、ほんとうにいろいろあるのですけど、どこが好きかということ。ほかにも、あると思うのですけれど、その作品すべてに、わたしがひかれているのは、こんなこと。
-詩情的でありながら、題材などがとても具体的で、ひとつの曲の中に短いながらも登場人物が目に浮かぶ、物語があること
-詩、曲(メロディ)、そして、その演奏にも、すこしさみしげなご自身の心を感じられるようなところ。歌声も

平岡作品に魅了されるきっかけとなったもの:

とても好きになったきっかけはダークダックスへの提供曲からでした。
ダークダックスのメンバーも、平岡精二さんへの思いはふかいのですよね。。

ダークダックス:手紙(1963年)
この曲、はじめて聴いたときも、とてもよいなぁと思ったのですけど、聴けば聴くほど、なのですよね。
「何度も何度もためらったあと」なのに「あわてながら、この手紙を書いた」ということなど
遠慮がちな想いもありながら、「手紙を読んでくれたらすぐに」気持ちを知らせてということも



この曲、『ダークダックス大全』に収録されているのですけど、ダークダックスのこの作品集、濱田高志さんがまとめられたものなのですが、とてもよいのですよね。
平岡精二/ 山下毅雄/ 中村八大 作品 ほか ダークダックス大全 (アルバム)

この曲に対する思いなども、とても共感(恐縮ですけど)するものがあり、濱田氏のそのワークへの敬意も、あらためてです。



「野良猫」もとてもよい曲ですよね。ここでの演奏の音も。

ダークダックス:野良猫(1965年)



今回の講座で聴いて大好きになった曲:
スリーグレイセスの『二人の色』。
なんともいえなくよい曲ですね。とても具体的なイメージと詩情あふれる、とてもすてきな歌。
動画などはないのですけど。『スリー・グレイセス~山のロザリア~』に収録(こちらで試聴できますね。この作品集も濱田さんのワーク)



あらためて:
あらためて、やっぱり、『爪』と『あいつ』はいいですねぇ。。
ペギー葉山さんは、爪かみのくせがあったのですね。
テレビでのこの映像、お話と、このときのペギーさんのうた、じんとくるものがあります。
小さなこどものころに、聴いて、なぜか、涙した『学生時代』ももちろん。



平岡精二:あいつ(1970年)
こちらも、ご自身のセルフカヴァー『ナイトクラブの片隅で』より




インストゥルメンタルでの演奏もの:

ヴィブラフォン奏者としての演奏でも、その音色はとても独特で。聴くと、その音は、平岡精二さんの音かなぁ、と、なぜかわかるのですよね。
昭和ジャズ大全~幻の名盤・秘蔵盤~』にも4曲収録されているアルバム『あいつ』、そして『SEIJI HIRAOKA and His INVENTIVE SOUNDS』、やっぱりアルバムとして、ほしいです。。

ハワイにいたときのこと:
平岡精二さん、半年ほど、ハワイにいらしたことがあり、そのときにハーブ・オータさんとともに演奏やアルバムを収録されていますね。わたしも、一枚はもっているのですけど(こちら、平岡精二さん作曲「NAMIDA (The Tears)」という曲あり)。(このアルバムのことは前にも書いてますので、リンク。SEIJI HIRAOKA and His INVENTIVE SOUNDS



参加クレジットが掲載されてあったり、なかったりもするのですけれど(当時はそのあたり厳密ではなかったりするのですよね)、ほかにも数枚あるのですよね、そんなハワイでの作品も地道に集めていけたらなぁと思っているのです。


と、なんだか、ばらばらとしてしまっているのですが、さらに、今回の講座からは、関連、またそれ以外でも、すでにいろいろとふくらみもあるので、また、追って、です。

講座のこと:

参加、ご一緒させていただいてるアラッポさん、『謎の女 B』や、講座のまとめ、されてます。
アラッポ・カーロの備忘録:TV AGE講座 「平岡精二の世界」

いつも、すばらしい、この講座、講師をつとめられている、というか、こんなすばらしい機会をくださっている濱田高志氏にはとても感謝で。

TV AGE講座「ヒットメーカーが語る作品誕生秘話」は、毎月第4土曜日(ごくまれに、ときに変更)、池袋コミュニティカレッジで開催です。
TV AGE講座「ヒットメーカーが語る作品誕生秘話」

「てりとりぃ」も週刊もはじまり。
週刊てりとりぃ

(投稿:日本 2012年1月30日、ハワイ 1月29日)

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