2日たってしまいましたけど、今年のバレンタイン・デーGoogleトップのGoogle Doodle とてもとてもかわいくてすてきでした。ひとりぼっちでなわとびしてる女の子とその子が好きな男のお話。
なんとか女の子に気持ちを伝えたくて、どうしたら想いをわかってもらえるのだろうと、バラの花やチョコレート、そして、いろんなすてきなプレゼント。でも、女の子は心をとざしたまま。さいごには、いっしょに遊んでくれるすてきなひとだということに気づき、というハッピーエンド。
Valentine's Day Google Doodle(2012年2月14日)
もっとはやくわかってあげてほしかったけど、この女の子も男の子も、とてもすてきなハートの持ち主ですね♥
やっぱり、どんなものよりも、大切なのこと。
なんだか涙のでるようなすてきなお話。アニメーションも表情はシンプルなのに、こまかなことからもその想いが伝わってきます。たとえば、Googleで女の子が好きそうなさまざまなものを検索しているときに、横においてあるのみかけの紙パックのドリンクがふえていったり。
そして、なによりすてきなのが、せつない心の想いを歌った曲でした。
この曲、トニー・ベネット(Tony Bennett)の1951年の『Cold Cold Heart』というものなのですね。
オーケストラ演奏のアレンジは、パーシー・フェイス。
Tony Bennett:Cold Cold Heart(1951年)
かなしい過去の恋のために、心をとざしてしまったひとへのせつない想い。どうしたら、この想いをうけいれてくれるのだろうという、とてもとてもせつない歌。歌は、そのままにおわってしまいますが、この歌をおくられた、そのひとは、あのGoogleのカップルの女の子のように、どうか心をひらいてほしいと思うばかりです。
この曲は、1951年にトニー・ベネットが歌って、ビルボード1位もおさめ、27週チャート・インというヒットですが、オリジナルは、カントリーのハンク・ウィリアムス(Hank Williams)がみずからつくり歌ったものなのですね。そのオリジナル・ヴァージョンもカントリー部門では1位に。代表作のひとつでもあり。でも、このあと、しばらくしお亡くなりになっているのですね。
Hank Williams:Cold Cold Heart
トニー・ベネットのあとも、さまざまなアーティスト、シンガーがカヴァー。どちらもすてきなものですが、やっぱり、トニー・ベネットのせつない歌声とパーシー・フェイスのロマンチックなストリングとやさしいベースの印象的なアレンジの、あのヴァージョンがとてもすてきです。
バレンタイン・デー:
日本では、だいぶかわってきたものの、バレンタイン・デーは、女性が男性にチョコレートをあげる日という感じがありますけれど、もうちょっとかわってくれたらよいなぁと思ってます。
(投稿:日本 2012年2月16日、ハワイ 2月15日)
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