今週末は、裏磐梯の桧原湖に行ってきました。会津磐梯山といえば、やっぱり民謡会津磐梯山。こどもの頃から「エンヤー♪」という歌いだしや「小原庄助さん、何で身上潰した。朝寝朝酒朝湯が大好きでそれで身上潰した。ハーモットモダーモットモダ」などが大好きで、とってもなじみがある民謡でした、なぜか。
(おばあちゃんが町会の旅行で買ってきてくれた小原庄助さん人形がきっかけだったのかなとも)

テレビCMの「清酒・会津ほまれ」も懐かしく。これ、何かの番組と番組の間に必ずやってたような覚えがあるのですけれど、そこまでは、ちょっと思い出せません。でも、とても印象に残ってるCMなのですよね。


会津生まれでもないこどもでも知っていた、このポピュラーな民謡『会津磐梯山』について、ちょっと昔の録音などチェックしながら、どのように全国的に知られるようになったのかを調べてみました。

「会津磐梯山」は、会津民謡「玄如節」からの派生なのですね。1934年(昭和9年)に小唄勝太郎さんの録音されたものが人気に。「おはら庄助さん なんで身上つぶした」というお囃子もこちらからだったのですね。
情報:会津の歴史(戊辰戦争以外):民謡「会津磐梯山」

小唄勝太郎:端唄・会津磐梯山
演奏:ビクター管弦楽団(三味線入)ビクター 53155-A(1934年)



やっぱり、勝太郎さんはすごいですね。お座敷ものをレコーディングされるまでになったのも、その後
、お座敷系がジャンルとして創作されるようになるのも、この方の当時のポピュラリティーありきという気がします。

1950年(昭和25年)には親善使節として日本の芸能人として戦後初めて、渡辺はま子さん、三味線けい子さんらと渡米し、ハワイ、ロサンゼルス、サンフランシスコと、現地の日系人コミュニティーなどにも訪れたそうですが、世界といえば、こんな作品があったのですね。

勝太郎さん歌唱では、ベルリン・オリンピック・ヴァージョンというものが存在!!

エンヤー♪行けよベルリン、心が躍る~…遠く離れたドイツの空に~
みせてやりたや、独国人に~陸上日本の心意気~♪

小唄勝太郎:端唄・会津磐梯山:ベルリン・オリンピック・ヴァージョン(1936年)
演奏:ビクター管弦楽団
歌詞がひじょうに興味深いですね。あのベルリン・オリンピックだということも含め、背景などいろいろとほかにも調べてみたいなという感じです。提供者に大感謝です。



ほかにも、この頃のものかと思われるものには、魅力的なヴァージョンがありますね。
ふと聴いてみて、いいなあと思ったもの、レーベルをよくみてみたら、"Itsuro Hattori"と書いてあります。
レイモンド服部さんによるアレンジですね。やっぱり、ちょっとルンバ的なリズムも織り込まれ、スウィンギーでもあり。

AIZU BANDAI-SAN/ 会津磐梯山
演奏:コロンビア・ダンス・オーケストラ
録音年は、ちょっと調査不足で、まだ不明です。ぜひ調べたいところです。



鈴木正夫さんによるものもビクター。おそらく昭和10年代の録音ですね。



フルのヴァージョンは、なんと三十番まであるという「会津磐梯山」、創作ヴァージョンもありますね。

日活映画「赤い夕陽の渡り鳥」主題歌である『アキラの会津磐梯山』。
劇中登場する大坂志郎さん扮する事業家の邸宅から望む会津磐梯山は、まさに、この度訪れた裏磐梯だそうです。
情報:栄光のマイトガイ・旭:赤い夕陽の渡り鳥のロケ地を訪ねて
実は、映画をまだ観たことがないので、今度チェックしたいと思います。


小林旭・スリーキャッツ:アキラの会津磐梯山(1960年)
作詩:西沢 爽 補作曲・編曲:浜口庫之助 
チョ、チョチョチョ♪イヤー♪(エンヤーなのだとは思うのですが)



[念願のワカサギ釣り~裏磐梯の魅力を知る]

「凍った湖の上で釣りしたい」というたってのリクエストにより、実行にいたった裏磐梯行き。氷の丸い穴から釣り糸たれて釣りしたいという、このこどもの願いは、ハワイに住んでいたときからなのですが、なかなか実行にいたらず、なんだか春の予感がしてきたということで4、5日ほど前にあわててアレンジ。

あまり知識なく、まずは、どこでできるのかをネットでサーチ。裏磐梯の桧原湖がワカサギ釣りのメッカだということ。ほんとは深夜バスを利用して1.5日調に行こうと思ったのですが、予約もいっぱい。ちょっと不安ともなう中、冬仕様でもないマイ・カーで。夜明け前に出発、春一番の影響もあり、強風、そしてかなりのロングドライブでした。関東では春一番でしたが、福島はまだ寒いですよね。案の定、道路凍結(凍結路面での走行、初めてでしたが、こんな感触なのかぁと学び。スロー走行でなんとか走りきれました。いまのタイヤはきっと優秀なんですね。でも、次はちゃんと準備します)、その後は、冬期通行止めの方面に湖反対周りしちゃったりと、ハプニングもあったのですが、ちょと泣きはいりつつw、予定より大幅に遅れてようやく到着~。
そこに広がっていたのは、全面凍って真っ白な湖にカラフルなテントがたくさん:) とっても楽しいわくわくする光景。やっぱり、来てよかった~、と:D
(写真ではわかりにくいかもしれませんが、なんだかかわいいのです、テントやドーム船。)



今回のテーマは、ワカサギ釣りということで、あまりくわしく裏磐梯については調べていなかったのですが、自然いっぱいのとてもよいところですね。ぜひ、あらためて計画して、初夏、そしてできれば来冬も訪れたいです。

ワカサギ釣りの成果は…といったところ、でも、雪の中でアイスクリームをつくったり、ウサギやキツネの足跡たどって朝の散歩も楽しく。
来年、冬にいくときには、やっぱりこの季節、春ちょっと前がいいかなと。スノーシューでの野歩きなども楽しんでみたいです。
旅のようすはTwilogでも
Twilog:2011年2月26日
Twilog:2011年2月27日
朝、車の中で前夜に置きっぱなしだった手袋凍ってましたけれど、東京へ帰る日は暖かで、こちらにも春が少しづつやってきているようでした。
旅の写真、スライドにしてみました(道中PAなどでの写真含む)。
写真:裏磐梯


(投稿:日本 2011年2月27日、ハワイ 2011年2月26日)


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