きょうは、神保町シアターで「女優とモード 美の競演」という特集企画での上映ものを観にいってきました。この企画、スクリーンでの演技はもちろん、ファッションリーダーとして憧れの的であった女優さん、そして映画の中のファッションを中心にしたテーマ。
「ファッション女性上位時代」、「豪華絢爛!和装の美学」、「モダン東京ファッションの原点」、「そのファッションに女優ありて」という1週間ごとにことなるテーマで、3月いっぱい、数多くのすてきな作品が上映されています。

上映日程や作品はこちらを参考に
神保町シアター:女優とモード 美の競演

この企画では、数週間前に、動画でみつけて、「日本で、ここまでのミュージカルがあったとは!すてきすぎる!絶対観たい!!」と思っていた映画「君も出世ができる」(1964年上映東宝作品)が、まさにタイミングよく上映。普段、休日もあまりひとり行動はしないのですが、きょうは、まさにという作品、場所、予定だったので、ちょっと前から計画。念願の観賞となったのでした。

かなり好きにちがいないと胸はずませて、観るのを待ちわびていたのですが、期待以上にすばらしく、ほんとにすてきな作品でした!

東京オリンピックに沸く日本、外国からの訪日客をいかに獲得していくか、出世するには、などといった高度経済成長期の日本を感じる設定で展開されていくストーリー、そして、歌にダンスにユーモアにと、とっても楽しい作品(音楽:黛敏郎さん、振付:関矢幸雄さん、作詞 : 谷川俊太郎さん)。この楽しさ、わくわく感は定期的に必要かも、と。
ストーリー
(余談:ネット上では、劇中の社名が「千代田観光」となっているものが多いのですが、「東和観光」ではないでしょうか…なぜでしょう)

ストーリーの展開もテンポよく、冒頭のフランキー堺さんの朝の支度シーンからミュージカルとしてのレベルもとても高く、ユニーク。

女優とモードという点では、なんといっても雪村いづみさんのアメリカ帰りの社長令嬢らしいファッションがとてもすてき。そして、ミュージカルらしく、ダンサー含むほかの出演者のファッションもみずみずしくカラフル。衣裳担当は、柳生悦子さん。

柳生悦子さんは、専属という訳ではなかったようですが、三人娘もの、クレイジーキャッツシリーズ、若大将シリーズ、社長シリーズなど、東宝の人気シリーズの衣裳をてがけられていた方(このあたりの作品になじみのある方は、柳生悦子さんが手がける衣裳がいかに映画を楽しくカラフルにしているかはご想像いただけるとかと)。
先にふれたキネマ洋装店でも「君も出世ができる」のファッションはとりあげてらっしゃいます。
キネマ洋装店:君も出世ができる:アメリカ帰りの令嬢のファーマフラー

君も出世ができる:アメリカでは:
映画のストーリー全般に流れるテーマ、「アメリカでは」が劇中で最初に登場するシーン。
「ア~メ~リ~カでは!♪」



オフィス改革の新方針を歌う雪村いづみさん、社長、益田喜頓さんが歌うアメリカ体験、フランキー堺さんのパート、有島一郎さんと藤村有弘さんのかけあい、いいですね~。動画の4:10あたりでのペイントのシーンからカラフルに転換、アメリカ式を採用というカラーと衣裳での表現、目をひきます。4:50あたりのフランキー堺さんのドラムよし! 6:50での高島忠夫さんもw
そして、なんといっても社員の歌とダンスもすばらしいですね♪ こちら、かなり気になっていたので、きちんとクレジットをみてきました。出演は、ヴォーカル・ショップ、スタジオ、NO1ダンサーズ、劇団青年座のみなさんのようです。

この曲、「アメリカでは」は雪村いづみさん迎えてのPIZZICATO FIVEものも「さ・え・らジャポン」に収録されてますね。リスペクト的。
Pizzicato Five feat.雪村いづみ, デューク・エイセス - アメリカでは(YouTubeへリンク)

これぞ、日本のミュージカル!劇中では、ほかにもすばらしい曲がいっぱいでした。

高島忠夫さん「タクラマカン」:
「アメリカでは」のほか、高島忠夫さんの歌う「タクラマカン」も、くり返し使われし、重要なポジションですね。箱根でのパーティーを抜け出し、高島忠夫さん、雪村いづみさんが歌う「アメリカではVSタクラマカン」シーン、ちょっと調子はずれでドリーミーなロマンチックさが、すてきです(←先のキネマ洋装店でもこのパーティーの衣裳はとりあげてますね。とってもすてき。こんな感じのパーティー服も、まさに「アメリカでは」、特に数年前の好景気では、すこし仕事もからんだような招待パーティーなどで着る機会もあったのですけれど…日本のパーティーは、また少しちがいますね。たまには、着たいものです)
高島忠夫:タクラマカン(YouTubeへ)

フランキー堺さん「君も出世ができる」:
まさに、映画の主題である「出世」をテーマに歌うナンバー、「でき~るできるよ!君も出世ができる♪」。ストーリー展開によってかわっていく歌詞がまた、いいですね。ストーリーと詞の流れ、谷川俊太郎さんのすばらしさを感じます。

中尾ミエさん「いなかにおいで」
呑み屋の良子ちゃん役、中尾ミエさんが歌う「田舎、田舎、田舎においで~♪」、歌もやさしく。明るく純粋で、さわやかな役どころ。すごくいいです :)

映画「君も出世ができる」、めぐりあえてほんとによかったです!すばらしい!また観たいと思わせてくれる作品でした。
須川栄三監督は、このミュージカル映画製作にあたり、渡米し、ミュージカル研究もされたそう。出演者の方々、みなさん、すばらしく、そして、適役、東宝的でもあり。ジェリー伊藤さんも出演されてたんですね(冒頭クレジットで名前拝見して、どんな役なのかわくわくでした)。浜三枝さんの紅子もよいです。植木等さんも友情出演。パンナム、サントリー「トリス」などの協賛もよいですね。

君も出世ができる:製作・出演(敬称略)
オリジナル公開:1964年5月30日、東宝
監督:須川栄三、製作:藤本真澄、脚本:笠原良三、井手俊郎
音楽:黛敏郎、作詞:谷川俊太郎、振り付け、ショー構成:関矢幸雄
出演者:フランキー堺 (山川善太、東和観光社員)、高島忠夫(中井剛、東和観光社員)、雪村いづみ(東和観光社長令嬢、片岡陽子)、中尾ミエ(三田良子、呑み屋の女店員)、益田喜頓 (片岡信吾、東和観光社長)、浜美枝(服部紅子、社長愛人)、有島一郎(大森課長)、藤村有弘(総務部長)、十朱久雄(重役)、ジェリー伊藤(マクレガー)、沢村いき雄(バジャール)、二瓶正也(東和観光社員)、植木等(カメオ出演)、荒木保夫さん(サラリーマン)、ウィルソン夫妻(アーネスト&アリネスト・リクター)、ヴォーカル・ショップ、スタジオ、NO1ダンサーズ、劇団青年座、ほかたくさん。

定期的に観たいと思い、DVDなど探していたら、こんなBOX!
帰ってきた 東宝ゴクラク座 [DVD]』、「君も出世ができる」、「夢で逢いましょ」、「100発100中」、「100発100中 黄金の眼」がセットなのですね。悩ましいです…
そして、TOHO MUSIC WEB STOREではサントラも(自己メモさせていただきます φ(..*)
『君も出世ができる』オリジナル・サウンドトラック

神保町シアター企画上映「女優とモード 美の競演」:
以前からときおり拝見している邦画の映画衣裳、ファッションをテーマににした「キネマ洋装店」というサイトを運営されているたかぎさんも企画協力・作品解説・イラスト提供などでかかわってらっしゃってるのです。
ほかにも観たいのたくさんです。きょうも、ほんとは「おしゃれ大作戦」や「華麗なる闘い」もみたかったのですけれど。そして、これからも観たい作品がいっぱいです。
女優とモード 美の競演:上映作品

(投稿:日本 2011年3月6日、ハワイ 2011年3月5日)


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いしだあゆみさんの『アワー・コネクション』、欲しいなぁと思うまま、買わなくちゃリストにずっと入りながらも、時は過ぎ、気になりつつも、長い間、まだ、アルバムとしてはとおしで聴いていないというものでした。

そんな中、つい、先日、知ったのですが、このいしだあゆみさんとティン・パン・アレイ・ファミリーの『アワー・コネクション』、『いしだあゆみ・しんぐるこれくしょん』にアルバム全曲、収録されていたのですね。いつも拝見している、アラッポ・カーロさんのブログで知りました。

細野晴臣さん、鈴木茂さん、林立夫さんというティン・パン・アレイのメンバーがたずさわり(松任谷正隆さん除く)、関連では、佐藤博さんも。その他、矢野顕子さん、岡田徹さん、浜口茂外也さん、吉田美奈子さん、山下達郎さん、吉川忠英さんも参加ということもあり、評価の高い作品。羽田健太郎さんも参加されてたのですね。

楽曲や参加ミュージシャンなどの情報は先のブログにくわしいので、こちら、ご覧ください。
アラッポ・カーロの備忘録:「アワー・コネクション」 ~ いしだあゆみ&ティン・パン・アレイ・ファミリー

昨日、手にしたのですが(『いしだあゆみ・しんぐるこれくしょん』の方)、まずは、どうしても通しで聴きたかった『アワー・コネクション』を数回くり返し聴いてみました。
動画などでは、時折、聴いていたのですけれど、やっぱり、アルバムとして聴くのがよいですね。
とってもすてきな作品です。

このアルバムを知ったきっかけは、『バイ・バイ・ジェット』でした。
ティン・パン・アレイらしいサウンドで、この当時の雰囲気が伝わってくる、新たなコンセプトであったこのアルバムのラストにふさわしい曲ですよね(収録ラストナンバー)。
バイ・バイ・ジェット(YouTubeへリンク)
作詞:橋本淳 作曲:細野晴臣 編曲:細野晴臣・萩田光雄

この曲がきっかけということもあり、当初はティン・パン・アレイ関連の作品ということでの興味だったのですが、まだ、アルバムを聴く前にすでに、ほかの曲の感じからして、それだけではないものを感じてました。アルバム『アワー・コネクション』ほんとにすばらしいですね!!

シンガーというか、素材としてのいしだあゆみさん、参加アーティストのサウンド、テイスト、そして、プロデューサーでもあり、作詞家でもある橋本淳さん(いしだあゆみさん作品にはかかせない方ですが)、すべてが融合した作品。

サウンドや描き出す世界は、ライナーノーツの一部にあった、やはり歌謡曲というコメント、もしかしたら、いしだあゆみさんの歌謡曲的なサイドを聴いてきた方には、これはシティポップというような、どちらも感じ方はあると思うのですが、わたしには、まさに、「いしだあゆみさん自身」というように感じられました。

アルバム発売時によせた橋本淳さんのコメントは、まさにです。さすがに「いしだあゆみ」を知ってる方ならではですね。
「いしだあゆみとニューミュージックと言えば「おや?」と思われる方も多いことでしょうが、彼女はニューミュージックと呼ばれる音楽が今日にように開花する前から、いわば創成期の頃から彼等の音楽とは深いかかわりあいをもっていました。それは数年前に発売された「ファンタジー」と題するアルバムであります。彼女が歌謡界にスターであるだけにメディアを通じてその音楽的な真価がファンの前に展開されにくいことは残念でありまが、時代の息吹に触れながら新鮮な歌ごころをなくさずに飛びつづける彼女はたいへんチャーミングであります。」(アルバム「アワー・コネクション」橋本淳 解説書より)

アルバム、最初の曲。1曲目にふさわしい『私自身』。

私自身:
作詞:橋本淳 作曲:細野晴臣 編曲:細野晴臣
サウンドは、ちょっとグルーヴィーでもあり。キーボードの感じもとてもシティポップらしく。そして、詩、語りの中には、「いしだあゆみ」さんが。



この『私自身』、アルバム『アワー・コネクション』でのいしだあゆみさん、わたしの中でのイメージであり、ご本人も自分自身について、語られるとき、そのままなのですよね。
いしだあゆみさんのイメージ、というのも、ある意味、ひとそれぞれ。歌手として、女優としての比重も、そのときどき、いしだあゆみさんの活動のどの時期に出会ったかにもよるとは思うのですが、どこか、変わらないところをもった方。それが『私自身』に映しだされているような気がします。

『アワー・コネクション』から、5年前。いしだあゆみさんが24歳の頃のテレビ出演のインタビュー映像。
ちょうど、病気休養から復帰された直後のもの。
心から再販希望のアルバム『ファンタジー』が発売されて年。
この動画、いしだあゆみさんを思うとき、ときどきみています。

TBS:奥様8時半です(生放送):いしだあゆみの四つの部屋3「愛の部屋」
1972年(昭和47年)10月6日(金)
 


TBS:奥様8時半です(生放送):いしだあゆみの四つの部屋4「あしたの部屋」
ゲスト:佐良直美 
歌:絵本の中で 演奏:秋満義孝クインテット



『アワー・コネクション』から2年後の1979年。
ユ-ミン&いしだあゆみ:対談2
1979年(昭和54年)1月19日



「いしだあゆみ」さん:
歌手としてのいしだあゆみさん、わたしの出会いは、家にあった、そして、いまでも大切にしている『ブルーライト・ヨコハマ』。わたしの生まれた年に発売となった大ヒット曲。こどものころにもよく聴いていたのです。この曲が出会いという方は少なくないはず。
でも、その後、あらためて、歌手としてのいしだあゆみさんのよさを感じたのは、高校生の頃(なんだか、それまでは、女優のイメージも大きくなっていたので)、B面の『明日より永遠に』のすてきさに目覚めてからでした(そのことは以前にも書いてるのですけれど再度)。
いしだあゆみ 明日より永遠に


(投稿:日本 2011年3月3日、ハワイ 2011年3月2日)


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昨日は、こどもの二分の一成人式という学校行事にいってきました。
「二分の一成人式」って?という感じで、あまり、なじみがなかったのですけれど、この行事、10年前ぐらいから、10歳になった・なるこどもたち、小学4年生を対象に学校などで行われているのですね。

1時間弱のセレモニーは、合奏、合唱、先生からのお祝いのことば、証書の授与などのほか、一人ひとりのこどもたちの「将来の夢」というものでした。

4月からの転校生だったこともあり、1学年1クラスしかないながらも、こどもの話で聞いても、わたしは、あまり顔が一致していないクラスメートなどもいたので、「あ~、これが○○君(さん)かぁ」など、それぞれの夢を楽しく聞かせてもらいました。

小学校4年生ともなると、いまのこどもは相当に具体的な夢を持っている子もいるのですね。
学校の先生、お医者さん、獣医さん、漫画家、建築家、科学者(人気なようで複数、いいですね♪)、考古学や歴史など専門分野の学者、建築士、プログラマー、パティシエ、デザイナー、女優さんなどさまざま。

なりたい職業のほかに、そのためには○○大学に行ってなどと海外の大学をあげる子もいて、ずいぶんとくわしいのね、などと思ったり。おそらく、おうちのお仕事やお父さんやお母さんのお仕事から、興味を持っているのかなというような夢もありました。

うちのこどもは、ゲームをつくるひとになりたいそうです。
(そういえば、最近、そんなことをよく質問されていたりしたのでした。なるほど)

ということで、『Que Sera Sera ケ・セラ・セラ』。
ヒッチコックの「知りすぎていた男」でおなじみ、そして物語の大事なパートをしめるこの曲。

ドリス・デイ演ずるジョーが息子のハンクと歌う『Que Sera Sera』。ベッドに入る前にハンクと一緒に歌うシーン。ハンクの歌がかわいらしく、なんか男の子みるとわが子とかぶります。



口笛で応えるような、つながりと勘をもって欲しいと。うちの子、口笛は上手なのですよね。



そんなシーンをつないだこの動画は、お気に入り。曲はレコーディング・ヴァージョン。
Doris Day:Que Sera Sera
アルフレッド・ヒッチコック監督『知りすぎていた男』(原題:The Man Who Knew Too Much)1955年製作より。1956年のアカデミー歌曲賞受賞。



映画『知りすぎた男』もひさしく観ていないので、部分的に忘れているところがあります。
近いうちに、また観てみたいなぁと思ってます。

そして、『Que Sera Sera』とってもすてきな曲。カヴァーもたくさんありますね。大好きな曲なので、こちらも徐々に集めていくことにしましょうと、あらためて。

日本ではペギー葉山さんのヴァージョンがポピュラーだったのですね、きっと。
ペギー葉山:ケ・セラ・セラ
作:Livingston, Jay&Evans, Ray
訳詞:音羽たかし、編曲:川上義彦
コーラス:フォア・コインズ、演奏:渡辺弘とスターダスターズ
歌詞



たくさんのカヴァーがありますが、メリー・ホプキンのヴァージョン、すてきですよね。

Mary Hopkin:Que Sera Sera (Whatever Will Be, Will Be)(1970年)
プロデュースは、ポール・マッカートニーですが、この曲でのいろいろいきさつはあったのですね。



Que sera~sera~♪
Whatever will be~ will be~
The future's not ours to see~
Que sera~ sera~
What will be, will be~Que sera, sera~~♪

こどもの夢、もちろん、応援していきたいのですけれど、これからも、とらわれずにいろいろな経験や考えを持っていって欲しいです。

そして、なるようになる、で、どんなことがあっても、そこで、どうすればよいのかということを考えることができれば、何とかなるものです。そんな、心と知恵を日々の生活から身につけて、いって欲しいなぁと思います。そして、ひとへの思いやり、平和な心など、いろいろありますけど、そのあたりは、なかなかよいもの持ってそう。いつも、楽しませてもらってます:D

最近は、急に塾などにも行きたいと言ってますが…

(投稿:日本 2011年3月2日、ハワイ 2011年3月1日)


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きょう、3月1日はビキニ・デー、1954年3月1日、アメリカがミクロネシアのマーシャル諸島のビキニ環礁で水爆実験「ブラボー」を行った日。日本のマグロ漁船「第五福竜丸」に放射能による被害をもたらしただけでなく、約1000隻以上の漁船が死の灰を浴びて被曝。
朝日新聞:Vol.34 第五福竜丸ビキニで被曝 守り続ける「死の灰」の記憶 昭和29年3月1日(1/2)- 昭和史再訪セレクション - 地球発 - [どらく]

240km離れたロンゲラップ環礁の島民も被爆し、いまだ島にも戻ることができません。たいへんな被害をうけたサンゴ礁も回復してはいるものの絶滅してしまった種はもう戻ることがありません。

広島型原爆の1000倍ともいわれるブラボー実験の水爆、そして、このブラボーだけではなく、1946年から行われたアメリカによる水爆実験は計67回におよび、多くの美しいものを失いました。

Atomic Bomb Test at Bikini Atoll:ビキニ環礁水爆実験



ブラボー実験から30年後、日本のデュオ、吉田仁さんと竹中仁見さんのSalon Music(サロン・ミュージック)が、音楽でのメッセージを届けてくれました。当時、高校生、この曲に出会い、メッセージを受け取り、いまでも、ビキニ環礁の悲劇を思うたび、この『PARADISE LOST』を思います。

SALON MUSIC:PARADISE LOST(1984):BIKINI MIX 12インチ・ヴァージョン
吉田仁:ボーカル、キーボード、ギター、プロデュース
竹中仁見:ボーカル、キーボード、プロデュース
高橋幸宏:プロデュース、ドラムス、パーカッション、キーボード
白井良明:ギター、岡田徹:キーボード、中原信夫:ベース



爆発の直前の時間が止まったような光景を感じるイントロ。
One day soldiers came and said "We are friend's of you"

Lyrics(一部):

They were pushed to the bottom
No rights No Choice
Flashes of tomorrows papers pass their mind's today
The sun blazed down on the people
The game starts it's over
And the'll never get tomorrows news
In the papers, on the air

………

Once upon a time there was a beauty paradise
One day soldiers came and said
"We are friend's of you"
The sun blazed down on it;s people
Just like a warning light
They can never go back home, an island of lost hope

「僕らは君たちの友だちだよ」と言った人たちの。
Operation Castle:キャッスル作戦



Bravo, February 28, Bikini, 15 megatons
Romeo, March 26, Bikini, 11 megatons
Koon, April 6, Bikini, 110 kilotons
Union, April 25, Bikini, 6.9 megatons
Yankee, May 4, Bikini, 13.5 megatons
Nectar, May 13, Enewetak, 1.69 megatons

核実験の衝撃で長年の眠りから目覚めた水爆大怪獣「ゴジラ」。公開は、1954年の11月。反核の作品としてのメッセージも。

ゴジラ(1954) 予告編(日本語)
埋め込めなかったので英語版:


あとから発見!そういえば前にも気づいてたかも…
テレビ出演映像もありました。「夜のヒットスタジオ」ですね、きっと。



SALON MUSICは以前にホンダCR-Xでもとりあげています。いつ聴いてもよいですね。
ホンダ バラード CR-X  サロン・ミュージック (Salon Music)
あいかわらずクローネンブルグのCMはみつからないです…

大好きなSALON MUSICとの最初の出会いはこちらでした:)
TRA Vol.2 (Winter 1982) Side-B pt.1:



(投稿:日本 2011年3月1日、ハワイ 2011年2月28日)


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本日、関東地方は雪もちらつく冷たい雨でしたが、先週金曜日、2月25日には春一番も吹き、春はすぐそこですね。春一番が沈丁花の香りを運んできました。



数日たって、遅れての記しではありますけれど、あの日はなんだか春一番が吹く気がしていたので(先週は、あたたかだったので、予想範疇だったかとは思いますけれど)、こちらにも。予想的中ということで、山口美央子さんの『恋は春感』。


『恋は春感』は、1983年春のコーセー化粧品CMソングでした。

山口美央子:恋は春感(1983年)
作詞・作曲:山口美央子、編曲:後藤次利



四季のある日本ならでは、やはり化粧品CMソングは、季節を感じさせますね。
化粧品CMソングといえば、資生堂VSカネボウというイメージがありますが、1980年代に入り、少しづつ、コーセー化粧品がちょっと変化球的なアプローチで入りこんできていた気がします。
この変化球的なアプローチは、CMソングだけではなく商品にも。

1983年コーセー化粧品、春のCM「春感口紅」:
モデル、マリアンヌ他



ブラックもありというこのカラー・バリエーションは、マリー・クワントあたりの影響も感じるロンドン・カラー。1980年代初頭ならでは。資生堂もパーキー・ジーンのPICOなどでは出てたと思いますけれど、メインのラインでこのカラーを打ち出してきていることに、コーセーのこの当時の方向性を感じます。

この曲をちょっと前に思い出してから、山口美央子さんのことなどが気になっていたので、この機会に。

『恋は春感』も収録の山口美央子さんのアルバム『月姫』は、当時、購入ではなく、レコード・レンタルで借りたものをテープにとり、よく聴いていました。彼女ならでは、そして、当時ならではの「和」な雰囲気が好きでした。
『恋は春感』は後藤次利さんアレンジのですが、その他は、全曲、土屋昌巳さんアレンジ。プロデュースは立川直樹さん(立川さんは、加藤和彦さんとのワークもあったりしますね。大空はるみさんのアルバム「VIVA」なども同年、加藤和彦さんと一緒に:WORKS~立川直樹全仕事~

このアルバム『月姫』や山口美央子さんに関しては、とてもくわしくまとめてらっしゃる方がいらっしゃいました。
歌謡曲の砦:山口美央子 全アルバムレビュー 
歌謡曲の砦:山口美央子『月姫』:まさしく、埋もれた名盤
わたしの印象も少し加えさせていただくと、シンセサイザーふんだんなテクノさもありながら、ところどころロックなギター・フレーズがあるところが、まさに土屋昌巳さんのサウンドを反映している感じですが、山口美央子さんのヴォイスはけだるい雰囲気をもちながらもどこかポップな声質でもあり。
アルバムのタイトルにある『月姫』が物語るような和の世界とともに、大小の宇宙感のような音の広がりももったアルバムでした。
このアルバム、CD化されていないのは、残念ですね。とても、完成度が高い作品だったと思うのです。

山口美央子:アルバム:月姫(再生リスト)



この後、ベスト・アルバムはリリースされているようですが、作品としてのアルバムは、この『月姫』が最後だったのですね。
ファーストの『夢飛行』も井上鑑さんとのワークで、よい作品でした(2枚目の『Nirvana』は当時も聴かなかったのです)。
1980年代後半以降は、作曲家としてのワークに。岡田有希子さん、今井美樹さん、高井麻巳子さん、CoCo、鈴木雅之さん、やしきたかじんさんなどへの楽曲提供されてるのですね。

[コーセー化粧品の変化球]
ポータブル・ロックの『春して、恋して、見つめて、キスして』も春うららで、化粧品CMソングとしては、ぴったりではあるのですけれど変化球的かもしれません。

「ミスティフェイス」な1986年のコーセー春のCMソング:
春して、恋して、見つめて、キスして:
作詞:鈴木さえ子、鈴木慶一、作曲:鈴木さえ子、編曲:鈴木さえ子



(投稿:日本 2011年2月28日、ハワイ 2011年2月27日)


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