楽譜を抱いて』の読後気づき感想はまだつづけたいと思いつつも、『支那の夜 (She Ain't Got No Yo-Yo)』絡みでのちょっと脱線。映画の関連もあって、李香蘭(山口淑子さん)のことなどなんとなくいろいろと考えており、いままで、やや気になりつつありながらも、詳しくは知らなかった、川島芳子さんのこと、もっと深く知りたくなってきました。

関連での本など読んだりしてみたいと思ってるのですけど。

本名は愛新覺羅顯㺭(あいしんかくら けんし)。清朝の皇族粛親王の第十四王女として生まれ、川島浪速氏の養女となり日本で暮らした川島芳子さんは、マスコミの話題にものぼるような華とでもいうような魅力をもち、満州国のいろいろ、男装の麗人と呼ばれ、「東洋のマタ・ハリ」、「満洲のジャンヌ・ダルク」とも言われた方ですが、さまざまな才をおもちだったのですよね。

音楽面のこと、いままで、なぜかあまり気にしていなかったのですが、ラジオ番組に出演した際に披露したことがきっかけで、歌手としてもレコーディングをされたり、また、あまり数は多くないものの、作詞家としての側面もあったのですね。

川島芳子:十五夜の娘 (1933年(昭和8年))
蒙古民謡、訳詞:川島芳子、作曲・編曲:杉山長谷夫

この曲、『コロムビア創立100周年記念企画 伝説を聴く』にも収録されてるのですね。この曲では蒙古民謡の訳詞と歌唱を。

東海林太郎さん歌う、『キャラバンの鈴』という曲の作詞も。

東海林太郎:キャラバンの鈴
作詞:川島芳子、作曲:杉山長谷夫

「家あれども帰り得ず 涙あれども語り得ず」という二句を好み、辞世の句には「家あれども帰り得ず 涙あれども語り得ず 法あれども正しきを得ず 冤あれども誰にか訴えん」とのこされたのだとか。

(投稿:日本 2012年5月26日、ハワイ 5月25日)

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