この週末は、さらに、まだ、アナログもので、きちんと整理できてなかったものからの楽しいアルバム聴きました。
続行のThrift Shop などで入手した1ダラもの、「これはまちがいなくよいにちがいない」なのに、楽曲整理やレコーディングのくわしい情報などをすこし後回しにしていた、ディック・ショーリー(ディック・ショーリー楽団 Dick Schory's New Percussion Ensemble)の『BANG, BAAROOM AND HARP』。
打楽器づくしの心おどるサウンドをベースに、夢見るハープやホイッスル、ダンサーたちのによるタップ音など、まさにこのアルバム・ジャケットどおりのサウンド :)
使われた楽器は、おおそ55種類、数はといえばあさらに。
ジャケット裏には、説明とともにレコーディング風景を撮影した写真もあり。マイクの数は最小限に、楽器のスペーシングにより(ときに移動しながら)、音の距離感などをもたせたそう。たしかに、その距離、感じられるのですよね。意識して聴くと、さらに、それが、とてもおもしろい。
ディック・ショーリーは、もともとはクラシック畑、シカゴ交響楽団でパーカッションをしていたという経歴をもち、その後、実験的な音遊びさえるノベルティ的サウンドを得意とした、パーカッション・アンサンブルを結成。自らの楽団のアルバム作品のほか、コマーシャルやラジオ番組のサウンドなども手がけたという方。
聴いていて、ニコニコしてしまうようなわくわく感、バウンシーでドリーミーな☆
収録曲は、全12曲。
おなじみナンバー、オリジナルともにあり。
Side A:National Enblem March/ Baia/ Way Down Yonder In New Orleans/ Ding Dong Polka/ April In Paris/ Holiday In A Hurry
Side B:Buck Dance/ Duel On The Skins/ September In The Rain/ Tiddley Winks The Sheik Of Arby/ Typee
Dick Schory:Tiddley Winks
魔法のウィンクのようなドリーミーな夢サウンドに陽気でおどけた音がかわいい1曲☆
昔の映画など使われるいわゆる効果音的手法を織り込んで、曲の途中のタップの擦り音、なんと、ほんとうに床に砂をまいて、タップダンサーに音を出させたのだそう。
作曲、アレンジは、楽団のピアノ担当であるWillis Charkovsky。
Dick Schory:The Sheik Of Araby
こちらは、 1920年代のルドルフ・ヴァレンチノ主演映画『The Sheik』の人気をうけ、 Harry B. Smith、Francis WheelerとTed Snyderにより作られたティンパン・アレー作品。スタンダードとして多くのヴァージョンがありますね(このアルバムの話題とはすこし脱線ですが、年が経つにつれ、アレンジがエキゾチックさを残しつつ、だんだんと曲調が陽気になっていく変遷もおもしろいですね)
こちらも、ポロロン美しハープとパーカッションの対比が楽しいですね。最後の星音が大好きです。
ホリデーにじょじょに近づいているけれど、まだ、完全なるホリデー・ソングには早い、いま、ちょっとラウンジなエンターテイメント要素ある、こういうサウンド楽しいですね。このところ、そんな感じでいろいろ聴いてみています :)
こちら、アナログがやっぱり趣あってよいのですけれど、ふつうに買うとそれなりの価格。お手ごろmp3はあるみたいですね。
(投稿:日本 2011年11月14日、ハワイ 11月13日)
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