ジャズ系、ブルーコーツのサーチをしていて、澤村美司子(さわむらみつこ)さんの『霧のロンドンブリッジ(ON LONDON BRIDGE)』に出会いました。動画にあった経歴と新聞記事を目にし、とても気になるすてきな方だったので、もう少しいろいろと関連ワークを調べてみることに。

沖縄出身の澤村美司子さん、7歳のころから米軍キャンプでうたっていたそうです。1954年にコロムビア全国歌謡コンクール沖縄大会優勝後、全国大会前にコロムビアレコードと契約、「ひとりぼっちじゃつまらない」でデビュー。天才少女歌手として、東映映画「スター誕生」やテレビ等にも出演してらしたんですね。

ちょうど「ジュディー・ガーランド・ショー」の映像はわたしも見つけておどろいていたところだったのですが、1955年には12歳でアメリカに渡り、翌年にMGMと3年間の契約、映画「ラスベガスで逢いましょう」でフランク・シナトラやサミー・ディビスjr 等と共演、マーロン・ブランドの「八月十五日の茶屋」にも出演というすごい方なのですね。(沖縄風土記、思いつ記:アメリカ映画に出た沖縄出身歌手、参考にさせていただきました)。
うれしいことに映画の映像もみつかりました♪

Judy Garland Show(ジュディー・ガーランド・ショー):
Judy Garland, Mitsuko Sawamura & David Wayne - It's De-Lovely



Meet Me in Las Vegas(ラスベガスで逢いましょう):
『My Lucky Charm』一曲めの日本語曲のはなんという歌でしょう。すごくかわいいし、歌も演技もすばらしいですね!


The Teahouse of the August Moon(八月十五日の茶屋):
京マチ子さんが"Lotus Blossam"として出演なさっている映画ですね。映像に説明がなく、たしかではないのですが、おそらくこの沖縄民謡を歌い、踊っている少女が、澤村美司子さんですよね。


日本では、昭和29年、江利チエミさんと同じ時に『ウスクダラ』を13歳で唄ってヒット、中尾ミエさん、伊東ゆかりさん、森山加代子さんなど、日本の歌手たちが外国のポップスをカヴァーしていた時代、澤村美司子もコニー・フランシスの『「カラーに口紅 (Lipstick On Your Collar)』を。
とてもかわいい方ですし、その後も、アイドル的な路線だったのでしょうね。元祖沖縄系のアイドルでもあるのしょうか。
スパイダーズの『ノー・ノー・ボーイ(NO NO BOY)』もカヴァー!



ピーター、ポール&マリー(Peter, Paul and Mary)やたくさんのアーティストでもおなじみの『LEMON TREE』も


この2曲とも中国語で解説が、先の映画の映像もそうですが、日本国外の方からのアップが多いですね。その後、結婚し、引退されたようですが、ジャズ歌手としてカムバック。
2008年3月11日に急性心不全で66歳でお亡くなりになったそうです。日本にいなかったためこのニュースは知らず、澤村美司子さん自体、本日知ったところでした。もっと早く知っていたかったなぁと。
天国からのプレゼント、「澤村美司子音楽賞」の授賞式
歌謡系のディスコグラフィーはみつけましたが、CDは単独ではみつからず、きっとジャズのオムニバスか何かに入っているとおもうので、気長に探し、気に留めていきたいと思います。

[澤村姉妹]
妹さんの沢村和子さんも音楽の道へ。沢村和子とピーターパンとして「歌謡フォークとジャズロックを混ぜ合わせたイカシタ演奏」をされていたそうです。映画「野良猫ロック マシーン・アニマル」でハコバンとして出演とあったので(野良猫ロック / マシン・アニマル)さがしてみました。この動画、映画予告編ですが、1:50あたりからのバンドがそうなのでしょうか。たしかにかっくいい音してます♪


このほか映画「不良少女魔子」(1971)にもインストゥルメンタルものが使用されてるようです。


(投稿:日本 2010年6月6日、ハワイ 6月5日)


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