なんだか連続となってますが、先日、購入したCLUB NISEI ORCHESTRAのアルバムに収録されていて、大好きになってしまった気になり曲、『GOMEN NASAI』を放っておくことができず、ちょっと調べてみました。

お気に入りのCLUB NISEI ORCHESTRA(クラブ・ニセイ・オーケストラ)ヴァージョン



アレンジや日本語・英語ミックスというせいもあると思うのですが、それだけでの理由とも思えない感じで、どことなく『JAPANESE RUMBA』(昨日書いた)に通じるものがあるなぁと思ったら、作曲者は、同じく服部レイモンド(服部逸郎、RAYMOND HATTORI)だったのですね。

そして、『JAPANESE RUMBA』同様、いろいろな方が歌っていたのですね。どなたが一番先にに歌ったのか、など気になることは残しつつ、ちょっと興味深いこともみつけたので、聴き比べをしつつ、メモです。

YouTubeには、ハリー・ベラフォンテ(HARRY BELAFONTE)のヴァージョン、スリム・ゲイラード(SLIM GAILLARD)がありました。

Harry Belafonte:Gomen Nasai (Forgive Me)



Slim Gaillard:Gomennasai



エディ・ハワード(EDDY HOWARD)
Gomen Nasai (Forgive Me)
マーガレット・ホワイティング(Margaret Whiting)& ジミー・ウェイクリー(Jimmy Wakely)
Gomen-Nasai (Forgive Me)
などもありました。

ハリー・べラフォンテ、スリム・ゲイラードのヴァージョンでは、ドラが使われていますが、エディ・ハワードやマーガレット・ホワイティングとジミー・ウェイクリーのヴァージョンは、曲の内容にあわせたしっとりしたアレンジ。
レコーディングに関しては、収録年別に集めた楽曲集からの推測ではありますが。スリム・ゲイラードが1952年、エディ・ハワードのものが1952年か1953年。ハリー・べラフォンテのものは、もう少し後だと思われます。マーガレット・ホワイティングとジミー・ウェイクリーのものもはっきりとは時期がわからないのですが、活躍期からたどってみても、おそらく1950年代のいつかでしょう。

そんなサーチをしていたら、シートミュージック(楽譜)の情報がみつかりました。こういうときは、シートミュージックからの情報というのは、とっても役立つのですね!(必ずしもシートミュージックがみつかるとは限りませんが…)

GOMEN NASAI (Forgive Me)
作詞:ベネディクト・メイヤース(Benedict Mayers)
作曲:服部レイモンド(Raymond Hattori)
Copyright:Walt Disney Music (1951年)
ピアノ、ウクレレ演奏用、歌詞つき

演奏楽器にウクレレがあるところからも、やはり服部レイモンド氏のハワイ関係がうかがえますね。
版権がウォルト・ディズニー・ミュージックというところも興味深く、この『GOMEN NASAI』や『JAPANESE RUMBA』のような海外を主眼とした曲の海外の出版権などはどのようになっていたのかも気になります。
日本では日本コロンビアの作曲者ということだったようですけれど、レコード会社からの契約だったのでしょうか。

さておき、このすてきな『GOMEN NASAI(FORGIVE ME)』、今後も気にしていく課題曲になりました。
それにしても、日本曲のカヴァーということで海外で歌われたのではなく、一作曲家として、海外でうける作品を送り出していたこと、すごいなぁと、あらためて。

(投稿:日本 2010年12月30日、ハワイ 12月29日)


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