ジーン・ビアンコ(Gene Bianco)、動画などを調べていて偶然であったハーピスト。昨夜は、すてきなハープの音色で夢の世界に誘っていただきました。

Gene Bianco: Stairway To The Star



あまりにもすてきなので、どんなミュージシャンなのだろうと調べていたのですが、日本語の情報もあまりなく、英語でも多くはない中、とてもくわしく書いてあるものをみつけたので、そちらを参考にさせていただくことにしました。

SPACEAGEPOP:Gene Bianco
(あとで気づきましたが、この方、動画のアップ者でもありました)

ジーン・ビアンコ、情報のすくなさにかかわらず、とてもすばらしい軌跡を残している方なのですね。RCAをジャズからイージーリスニング(ラウンジ)のフィールドに広げるきっかけともなった方とあります。
(RCAはリーダーズダイジェスト共同でイージーリスニング・レコード・クラブという会員プログラムみたいなものをやっていたのですね)

ジーン・ビアンコは、イタリアのハープ奏者であった祖父の影響でハープを弾き始め、10代のころは、クラシックのハーピストとしてオーケストラとの演奏なども経験し、将来を期待されていたそうなのですが、次第にジャズへの関心と興味を抱き始め、ジャズの世界へ。

ただし、この頃は、ハープでジャズ?というような時代。独自の道を切りひらいていくことに。

ジョージ・シアリングのピアノやボビー・ハケットのコルネットに影響され、その中からヒントを得て、自らハープでのジャズ奏法を探っていったそうです。

たしかに、ジーン・ビアンコのサウンドは、ラウンジてきなドリーミーなキラキラ感とスウィングだけではないジャズのスピリットを思わせるような。ほかにないものを感じますね。

次第にジーン・ビアンコは、ジャズ・ミュージシャンの間でも話題に。ニューヨークのナイトクラブでのソロ演奏をしながら、テレビ番組でのスタジオバンドとしての出演も。デューク・エリントンなど、ジャズの有名どころとの共演、交流をもつようになり、さまざまなジャズ・レコーディングにも参加。

そして、RCAのカムデンから『Stringin' the Standards』と『Harp Skip and Jump!』をリリース。 ソロでも、Mundell Loweなどとの活動であっても、ジーンのハープは、輝きと爽やかさをもった個性ある音色とまるでピアノのようなメロディアスなタッチが特徴。

まさにですね。

1958年にリリースされた『Harp Skip and Jump!>』はひじょうに高い評価を得て、58,000枚というセールスに。

このアルバム、ジャケットもとてもすてき。
動画は数曲あるのですが、アルバムでないかなぁと調べてみたところAmazonのmp3でありました。
(タイトルは同じなのですが、あのすてきジャケではありません)
Harp Skip and Jump!



試聴してみたところ、すべてすてき☆
ハープの繊細さとジャズのフィールが融合したすばらしいサウンドですね。



その後、『The Rainbow Sound of Bianco』というアルバムもリリース。

The Rainbow Sound of (Gene) Bianco, His Harp & Orchestra- September Song (1964)



クリスマスアルバムなんかもあるようですね。ハープでホリデーサウンド、よいですね。

Gene Bianco:Sleigh Ride(1962年)



ジーン・ビアンコの躍動感あふれる歌うハープ、ほかにもレコーディング参加もの含め、これから気にしていきたいと思います:)

(投稿:日本 2011年7月6日、ハワイ 7月5日)

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