いま、ザ・タイガースの『ザ・タイガース ハーイ!ロンドン』が観たくて仕方ありません。
『ザ・タイガース ハーイ!ロンドン』は、ザ・タイガースの映画シリーズ第3作目。監督は、『エレキの若大将』(1965年)、『ゴー!ゴー!若大将』(1967年)など加山雄三の若大将シリーズを手がけた岩内克己さん、。脚本は『ザ・タイガース 世界はボクらを待っている』(1968年)、『ザ・タイガース 華やかなる招待』(1968年)などザ・タイガース主演前2作を手がけている田波靖男さん、音楽監修は村井邦彦さん。舞台がロンドンということも魅力なのですが、曲がすばらしいですね!
この『SMILE FOR ME』、ビー・ジーズのバリー、ロビン、モーリスのギブ三兄弟(BARRY A. GIBB/MAURICE E. GIBB/ROBIN H. GIBB)がザ・タイガースのために書き下ろしたものなんですね。ロンドンに到着後、すぐに、最初の2日間の内に英国ポリドールのスタジオでレコーディングされたそうです。「スマイル・フォー・ミー [SMILE FOR ME] :曲の内容に関するデータ/コメント」によると、タイガース版とは多少構成が異なるビー・ジーズ自身によるデモ・テープも存在したようだ、とか。そちらも聴いてみたいものです。
『Rain Fall On The Lonely(淋しい雨)』(RONALD F. BOND/RONNIE SEBASTIAN作)いいですね。感動的な演奏シーン、すてきです。
ヒロイン役で出演しているのは、久美かおりさん。
ちょっと前にとりあげた『100発100中 黄金の眼』の主題歌『ゴールデンアイ』を探しているときに聴いて好きになった『髪がゆれている』(山上路夫 作詞 / 村井邦彦 作曲・編曲)は、この映画の中で歌っている曲なのですね(ちなみに『ゴールデンアイ』は、まだみつかっておりません)。ロンドンの街を歩くシーンもすてきです。
『風は知らない』は、『美しき愛の掟』B面としてシングルにも収録(岩谷時子 作詞 / 村井邦彦 作曲・編曲)。
『SMILE FOR ME』と『Rain Fall On The Lonely(淋しい雨)』は(シングルA・B面)、もともとイギリスとヨーロッパ用として収録されたそうですね。実際は日本でも発売され、オリコン最高3位、ランクイン中の売り上げ枚数は284,000枚となったそうですが。
この映画は、加橋かつみさんが脱退した後の作品で、岸部シローさんが出演。ザ・タイガースとしての最後の映画作品となったものです。そして、ヒロインの久美かおりさんも、この後、引退されたということで、最後の出演作品だそうです。
『ハーイ!ロンドン』をはじめとし、このあたりの映画はぜひ時間をとってじっくり観賞していきたいと思っています。
(投稿:日本 2010年6月11日、ハワイ 6月10日)
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