早いもので、もう一週間。先週の土曜日は、生まれ育った町である根岸・下谷界隈を散策。いろいろと変わってしまったものや失くなってしまったもありましたが、とっても懐かしく、よいひと時をすごすことができました。このあたりは、江戸の昔から神社仏閣も多く、お寺や神社で遊んだ記憶はしっかりと、そこにまつわる言い伝えなど、こどもの頃のことってよく覚えていますね。
そんなマイホームタウンの唄は、なんといっても日本テレビ、その後テレビ朝日でも放送されていた『伝七捕物帳』の主題歌『江戸の花』!作詞は千家和也さん、作曲は吉田正さん、橋幸夫さんがお歌いになってらっしゃいます。
フルコーラスのヴァージョン、YouTubeにはなくずっと探していたのです。どっかにないかなぁと探していたところ、先日、意外なところで発見でした。
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灯~りまたた~く黒門町に
御用、御用の声がする~
だてにゃささない角帯の
房はむらさきこの十手~
遠~く下谷の、遠~く下谷のえ~、え~え鐘が鳴る~
黒門町(町名としてはすでにありませんが、学校の名前などにもしっかり残っていたり、現在の場所では上野あたり。親分は黒門町のひとですので)で始まる1番は、下谷の鐘の音。2番、3番にはそれぞれ「墨田の川花火」「赤い夜桜上野山」が。
この『江戸の花』は、『伝七捕物帳』第1話から第160話までずっとエンディングで使われきたものなのですが、第26話からはオープニングにも使われ、OP・EDともに伝七といったらこちら(でも、なぜか時代劇コレクションCDなどにはあまり入っていなにのです)。
このドラマ、中村梅之助さんが主演で、1973年1から1977年まで日本テレビ、その後6ヶ月ほどは、テレビ朝日で放送され、いつもおじいちゃんと一緒に視ていた思い出jの時代劇です。歌も大好きでいたうも歌ってました。そして、何より好きだったのが親指と人差し指での〆締め、「ヨヨヨイ、ヨヨヨイ、ヨヨヨイ、ヨイ」伝七親分が「めでてぇな」と言い、仲間たちが「へい!」という各エピソード最後のシーン。テレビの前で、いつも合わせてました。
こちらがそのシーン
↓
それにしても、これがニコニコ動画にあるとは思いませんでした。
YouTubeでもご覧になることはできるのですが、残念ながら埋めこみ不可。
「ヨヨヨイ、ヨヨヨイ、ヨヨヨイ、ヨイ」お決まりのしめは1:15あたりから、その後『江戸の花』続きます。
伝七捕物帳・第103話「花の錦の三姉妹」エンディング
[根岸・下谷]
こどもの頃の思い出の味で、ハワイにいるころから夢見ていたにこごりのおいしいおでんだね屋さん、和泉屋さんは数年前おじいちゃんがお亡くなりお店を閉じてしまったそうです。手描きろうそくの吉田商店、提灯の五十嵐商店にはがんばって伝統を伝えていって欲しいところです。
その周辺の2年ほど前の風景を記載しているブログ、歴史と文化の薫る街角:明治の残る台東区根岸みつけましたが、またさらに変わっているような。
建物は残っているもののお店は廃業しているところも多く、こどもの頃とはすっかり変わっていました。金杉通りは奥州街道裏道、その後の通称電車通り、都電も通るにぎやかなずいぶんと栄えていた場所なのですが。
金杉通り
記念写真といえばここ!だった、タイル壁に赤い屋根と白く塗られた窓枠が印象的な矢島写真館は、しっかりその佇まいを残していたのがとってもうれしかったです。
まだ、残っているこどもの頃の思い出の場所、全部訪ねることはできませんでしたが、少しだけ。
手児奈せんべい
ここんちのおかあさんに「あそこはまだあるよ。あそこはもう閉めちゃったよ」などいろいろと情報いただきました。おせんべいの味かわらず、おいしかったです:)
よくこちらで遊ばせていただきました。下谷、三島神社。
まったくかわりなくおいしかった香味屋の海老グラタン。やっぱりコレ!
デミ旨し、ハンバーグ。でも、タンシチューも食べておきたかった…
香味屋、お値段はけっしてお手ごろという訳ではありませんが、大正14年創業、根岸・下谷で消えていくものが多い中味は昔のまま丁寧に作っていますね。おいしかったです。
レストラン香味屋(KAMIYA)
まぁ、一番ショックだったのは、自分の家が(もう駐車場にしていたのですが)、突然マンションに変わっていたことで、「え~???何も聞いてない~」、昨夜、父に訊ねてみました。家の脇の思い出の石畳の路地も私道でしたので、マンションの一部になってしまったようです。なんか淋しいですけど
(投稿:日本 2010年6月18日、ハワイ 6月17日)
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