きょうは、火曜日。毎週火曜日は、 InterFM『桑原茂一のPIRATE RADIO』を聴くのが楽しみです。「映画をつくるように、ダンスミュージックをつくるように、ガラスをぶち割るように、私はラジオを作る。桑原茂一のPIRATE RADIO!」とあるように、茂一さんの選曲やゲストの方々もまさに「ラジオを作る」という言葉がぴったり。新しい音楽との出会いや再会をもたらしてくれる大好きなプログラムです。
茂一さんのPIRATE RADIOの影響もあり、Revisitし、そのすばらしさをつくづく感じるのは、やっぱりブルガリアン・ヴォイス(BULGARIAN VOICE)でしょうか。
PIRATE RADIOでは先週の放送や数ヶ月前の放送でも。ブルガリアン・ヴォイスが流れタイミング、放送回のテーマでの茂一さんのメッセージも込められているキメであるような気がするのですよね。
InterFM「桑原茂一のPIRATE RADIO」 #PIRATE22 黒い歌謡曲#6 OA! (2010年6月1日)
Inter FM「桑原茂一のPIRATE RADIO」#PIRAT4 (2010年1月26日)
(PIRATE ROCKのまとめをいつもしてくださっているアラッポ・カーロの備忘録より)
ブルガリアン・ヴォイスのサウンドに出会ったのは、80年代の後半。多分、六本木WAVEでのおすすめあたりからだったと思うのですが、その少し後にCMなどでもいっせいに使われていた時期がありました。「わかってるなぁ~」などと思い、ブルガリアン・ヴォイスのサウンドをCM使用しているメーカーのこと、ひいきしたくなっちゃう感じでした。
キューピー ドレッシングCM:使用曲"KALIMANKOU DENKOU(邦題:夜の集会)"
HONDA CONCERTO誕生CM(ホンダ・コンチェルト):使用曲"IZPOVED(邦題:告白<ロドペの哀歌>)"
AGF Quality MAXIM CM(AGF クォリティー・マキシム):使用曲"PILENTZE PEE(邦題:ピレンツェの唄)"
HITACHI AVテレビ EXCITING-SX CM (日立エキサイティング-SX):使用曲"PRITOURITZE PLANINATA(邦題:トラキアの平原から)"、こちらの曲は先週PIRATE RADIOでもかかってました
全て、1988年(昭和63年)のCM、来日したのもこの年ですね。この来日時には、日本でもスタジオでのレコーディングがおこなわれたんですね。JVCワールド・サウンズのブルガリアン・ポリフォニーというシリーズ。多重コーラスやヴォイスでのポリフォニーはかなり好きなのですが、ブルガリアン・ヴォイス、音の波動、塊の中に魂を感じます。本来は、作物が良く育つように気を込めているものでもあったりするものなのですね。
ブルガリアン・ヴォイス、いいですよね~、しみじみ。
西村由紀江さんが旅人としてブルガリアを訪れた『ブルガリアンボイスを聞く』、「みんなで歌いながら苦しみをのりこえてきたんです。ブルガリアの歌はそうやって生き抜いてきた歴史があるんです」。よいお話が聞けました。 ブルガリアン・ヴォイス、聴いていると、「これでいいんだ」と少し楽にさせてくれて、かといってすべてが消えていく訳ではないというような気持ちにさせてくれるのはそんな歴史からなのでしょうか。
[ブルガリアン・ヴォイス]
「ブルガリアン・ヴォイスという呼び方は、ブルガリア国立合唱団を統率するフィリップ・クーテフ (Philip Koutev) らが合唱団のためにブルガリア民謡の伝統的特徴を保ちながら西洋音楽の手法を取り入れて新しく監修しなおしたものだけを指しますが、一般的には伝統民謡の女声合唱も含めてブルガリアン・ヴォイス、あるいはブルガリアン・ポリフォニーと呼んでも差し支えありません。」。その他、発声とハーモニーなど。わかりやすく、読みやすくまとめてくれている解説をみつけましたので。
■ 音楽方丈記 ■:ブルガリアン・ヴォイス(ブルガリアン・ポリフォニー)の映像
(投稿:日本 2010年6月8日、ハワイ 6月7日)
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