細野晴臣さん作詞、作曲の『北京DUCK(北京DUCK)』、初めて聴いたのは多分中学1年生か2年生のとき。大好きな曲のひとつです。

この曲、一番初めに聴いたのはこのヴァージョンは、ティンパン・アレイのアルバム『Yellow Magic Carnival』に収録されてたものだったんだ!細野晴臣さんのソロアルバム、『トロピカルダンディー』で聴いたのが最初だとばっかり思っていたのですが、先日、この小林克哉さんDJ入りのものを聴いて、「あっ、これだった!」と。そんなこといろいろと思い出していたら、どうしても、このアルバム『Yellow Magic Carnival』が欲しくなってきてしまいました。(1995年にCDとして再販となったようなのですが、残念ながら現在は...それでも購入は検討)。

ティンパン・アレイ(メンバー:細野晴臣さん、松任谷正隆さん、鈴木茂さん、林立夫さん)、いま考えると、このアルバムはエキゾティカの道への道しるべともいえるようなものだったのかもしれません。細野さんの70年代のソロもこのすぐあとに聴き始め。

このアルバム、そしてティンパン・アレイのサウンドを聴いたきっかけは、YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)の『OMIYAGE』から(小学館GORO別冊でした)。写真やディスコグラフィー、交流関係いろんな情報がつまっていて、それをもとにいろんなレコードをたどってました。

『Yellow Magic Carnival』、なんといっても小林克哉さんのDJがいいんですよね。参加ミュージシャンの方々もすごい!この時代が参加ミュージシャンの関係、かなりミックスしているので、サウンドにもでてますよね。そんなところも、この頃のサウンドが好きな所以かもれません。

曲目リスト:
1. YELLOW MAGIC CARNIVAL/ 2. 北京DUCK/ 3. 絹街道/ 4. 蝶々- San/5. 香港Blues/ 6.“Sayonara”The Japanese Farewell Song/ 7. CHATTANOOGA CHOO CHOO/ 8. 砂の女/ 9. ソバカスのある少女/ 10. 100ワットの恋人/ 11. JACKSON/ 12. Hong Kong Night Sight

以前、映画『スージー・ウォンの世界~The World Of Suzie Wong』との関係も書いてみた松任谷正隆さんの『ホンコン・ナイト・サイト(Hong King Night Sight)』も収録されています。

編集盤が発売されたのは1980年ですが、『北京DUCK』自体はもっと以前。この映像はティンパン・アレイの横浜中華街でのライブ。



横浜、光る街、雨が降る
まるで古い映画さ
"Singin' in the Rain"
雨男唄う

赤い靴、履いた君は
異人さんにでも連れられて
迷いこむよ、このチャイナタウン
辺りは火の海

慌てて逃げるアヒル
火事は ボゥボゥボゥ、カンカンカンウゥゥ
赤く燃える街逃げる
あれはきっと北京ダック

横浜、光る街、火が昇る
まるで夢の中、このチャイナタウン
辺りは 火の海

(略)

雨と燃える炎、背中に受けて、逃げる
君の胸にはしっかり
それはあの北京ダック

[チャイナタウン:中華街の火事]
きょう、電車の中で読んでいた東京人のバックナンバー(2007年12月号)に熊田千佳慕さんのお話があり、横浜のについてのことが多かったので、なにか横浜にちなんだ曲をと、『北京DUCK』を聴きたくなり何気なくiPhoneで。
そして、あらためて感じたのですが、あらためて歌詞にじっくり耳をかたむけると少しちがって聴こえました。曲の背景についてはよくわからないのですけれど。
横浜も関東大震災や昭和25年5月29日に大空襲にあっているのですよね。中華街も一面、火の海と化してしまったそうです。

横浜中華街ホームページ:中華街小故事:中華街 今昔(前編、後編)
http://www.chinatown.or.jp/fact/column/1269
http://www.chinatown.or.jp/fact/column/1268

(投稿:日本 2010年3月12日、ハワイ 3月11日)


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