本日は、10月24日より公開となった映画『パイレーツ・ロック』を観にいってきました。1966年のイギリスの違法海賊ラジオ局を舞台としたお話。パイレーツ=海賊局とは、法律が適用されない領海外から電波をとばしていたことに由来するのですね。レコードでも海賊盤などといわれるのは、そのあたりに由来しているのでしょうか。海賊局について、くわしく知らなかったので、当時のイギリスの音楽文化の背景などを知ることができました。そして、もう少しくわしく調べてみようかなとも思いました。

ミュージックとDJ仲間たち、そしてファンリスナー...ロック、音楽、そしてラジオ、やっぱりいいです。

当時、イギリス人口の約半分にもおよぶリスナーがいた海賊局、法の改正であらたな時代を迎えるのですね。こちらが実際にあった海賊局「RADIO LONDON」の法改正時のニュースです。



映画の中で流れるミュージックは、どれもなじみがある好きな曲ばかりでした。中でも、オープニングも使われているThe Kinksと途中ラジオで流れるThe Yardbirdsは、やっぱりかっこよかった。

The Kinks『All Day And All Of The Night』



The Yardbirds『For Your Love』



そのほか、ハッピーなもの、そして悲しいもの、ラブソング系もグッドでした。

いまのように選択肢が多くなかった時代、このイギリスの海賊ラジオ局の時代よりは、だいぶあとですが、わたしが洋楽を聴き始めたころも、新しい音楽に関してはラジオが中心でした。

ひとつのラジオステーションを通じて、みなが同じ時間に同じ曲を聴いていた。それぞれの生活シーンでそれぞれの物語をもちながら。

これからもラジオには頑張って欲しいし、みんなにも聴いて欲しいと思います。過去に帰ろうとはいませんが、忘れていた曲を思い出したり、新たな音楽に出会ったり、自分の好きなものだけ選んで聴くよりも、もっと広がっていく、ラジオのそんな感じが好きなのです。

(投稿:日本 2009年10月31日、ハワイ 10月30日)


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