日々のバランスを維持するため(?)、定期的に観るべきであると思っている「若大将シリーズ」、本日は、「次はこれ」と予定していた『ゴー!ゴー!若大将』を観賞しました。初めて観賞の作品ですが、かなり私的に見どころとしているポイント、着目点が充実。思ってた以上に(これもいつもですねw)、すばらしい作品でした。
若大将シリーズ映画は、ストーリー、その他に様式美というか、フォーマットがしっかりとしていて、いつみてもさわやか。尚且つ、いつも心捉えるポイントが随所にあり、やっぱり、よいですね:)
このシリーズのレビューでは、なんとなくパターンとして成立してきている形式でまとめを。
若大将シリーズ第11弾。1967年12月31日公開。
監督:岩内克己、製作総指揮:藤本真澄、製作:、脚本:田波靖男、音楽:弾厚作、広瀬健次郎 、編集:小川信夫、ラリー指導 - 江原達怡
製作:東宝・宝塚映画
同時上映は「日本一の男の中の男」
キャスト:
田沼雄一(若大将、京南大学陸上部、主将) - 加山雄三
田沼りき(若大将祖母) - 飯田蝶子
田沼久太郎(田能久」の当主) - 有島一郎
田沼照子(妹) - 中真千子 ※江口と交際
越川澄子(出光ガソリンスタンド勤務) - 星由里子
石山新次郎(青大将、自動車販売会社息子) - 田中邦衛
石山剛造(青大将の父、自動車会社社長) - 北竜二
江口敏(自動車部員、ラリー出場) - 江原達怡
京奴 (祇園の芸妓、青大将父の贔屓)- 浜木綿子
悦子 - 中川さゆか
学園祭のバンド - ザ・ランチャーズ
ストーリー:
京南大学陸上部の田沼雄一は、夜回り中に起きた事件で、ガソリンスタンドで働く澄子と出会う。自動車部所属の青大将(自動車販売会社の息子)が事故にあったため、ピンチヒッターとして、全日本学生ラリーにレーサーとして挑むことに。澄子との恋の行方は。
というような展開。
ラストでは、陸上部エースとしての駅伝にも、という、2つの競技がでてきます。
オープニングが、またいつものごとく相当にかっこよく、ランチャーズの演奏や若者のダンスなのですけれど、オープニング含め、シーンの動画はみつかりませんでした。
わたし的着目ポイント(つぼ):
-存在としてはキーとなりながらいつもはマネージャー的登場でシーンもさほど多くはない江口敏(江原達怡さん)の登場が、かなり多い
(若大将シリーズでの江口ファンですw アイビールックが相当にきまってます。江原達怡さんの他作品、詳しくないのですが、江口、役柄、登場シーンはストーリー上で起承転結の「起」のサインをも担っているのでは?欠かせません)
-ラリー指導は出演者の江原達怡さん。鈴鹿サーキットでの若大将が試乗するシーンもA級ランセンスを持つ江原さんがスタント
-近畿・中部を縦断するラリーでの各ポイントの風景が美しく、日産がCMでも提案していたような旅(ケン&メリー・スカイラインなどの旅はじめ)のイメージもあり
お気に入り&気になりシーン:
-若大将、学園祭で、澄ちゃんを案内するシーン「大学でたらジェットエンジンを開発したいなぁ」といいながらも、田能久を継ぐつもりと。
-学園祭にて青大将勢力でのクラシックカー展示企画
-ランチャーズの登場が多い、且つ、かっこいい。若大将のモンキーダンス
-澄ちゃんとのデートシーン。周りのカップルが『幻のアマリア』にあわせミュージカル調に踊る
-若大将マドンナ、澄ちゃんは、清楚な印象でありながらも活発。いつものごとく。勤務先はガソリンスタンド。車の下にももぐって作業。
-西本願寺前、澄ちゃんと京奴の車でのライバル的シーンと托鉢僧侶の列のコントラスト
-ラリー中、休憩で飲むのは、コカコーラ
-途中、日本ラインで江口が草陰から帰ってきたあとに、若大将「スカッとしたか?」、江口「さわやかだよ」
-江口、小さな橋を「コサナバシ」という橋と勘違いし、迷う
音楽:
-ラリーで訪れるご当地民謡が、すてきなインストゥルメンタル・アレンジ
-ラリー道中での『クール・クール・ナイト』のアレンジがすばらしい
-日産自動車提供であることから、劇中の該当シーンで「世界の恋人」がさまざまなアレンジで流れる。吹奏楽ヴァージョンも
ロケ地:
赤坂外堀通り(田能久へ向かう街路):こちらは詳細情報が、ブログ、東宝娯楽映画 ロケ地巡礼大作戦!にありました
【若大将帰る 澄ちゃん覗く】 -ゴー!ゴー!若大将-
赤坂1丁目、出光ガソリンスタンド(澄ちゃん勤務先)
赤坂見附
紀之国坂
首都高谷町ジャンクション高架下
青山トンネル:こちらも詳細情報あり
【若大将危機一髪】-ゴー!ゴー!若大将-
代々木体育館など
このあたりの都内スポットは、ガソリンスタンドをのぞき、かなりなじみのある場所で、「あっ、ここは」という感じで例によって、なんか、わくわく。
鈴鹿サーキット(合宿)
ラリー地:平安神宮、西本願寺、名古屋城、名古屋栄大通り、愛知県犬山市、木曽川堰、下呂温泉、飛騨高山
駅伝:琵琶湖
挿入歌:
いつものごとくすてきなナンバーばかり。ランチャーズ色が強い作品がまた秀逸!
Cool Cool Night クール・クール・ナイト:
作詞・作曲:弾厚作(加山雄三)
『ゴー!ゴー!若大将』のテーマ曲。いつ聴いてもかっこいい!!
今回は、一緒に観ていて、わが子の好みであることも判明:D
聴いて、すぐに口ずさんでいました。インパクトのあるメロディーと詞だということの証明でもありますね♪
「Oh Baby, I don't wanna see you again, I don't wanna meet you again」などという、替え歌ヴァージョンを即興で。ふざけて歌ってました(なぜ逆に…)。
Why Don't You ホワイ・ドン・チュウ:
作詞・作曲:弾厚作(加山雄三)
「イェー、イェー、イェー、イェー♪」がいいですね。
『クール・クール・ナイト』同様、こちらもシャウトが効いてます。
幻のアマリリア:
作詞:岩谷時子、作曲:弾 厚作、編曲:クニ河内、演奏・ザ・ハプニングス・フォー
ストーリー的な意味での主題歌(若干『トロイカ』入ってます)。レコードでのアレンジは、クニ河内さん、演奏、ザ・ハプニングス・フォーなんですね。裸足にジーンズのコーディネイトがさわやかに。似合いますね。
別れたあの人~ラテン調
作詞:岩谷時子、作曲:弾 厚作、編曲:宮川 泰、演奏・ロイヤル・ポップス・オーケストラ
トランペットを吹くシーンのインストゥルメンタルだったのですが、こちらは歌入り
勇気ある人々:
作曲・編曲:弾厚作
弾厚作氏は、インストゥルメンタル系の作曲がすばらしいですね。開拓者的な雰囲気もするこのナンバー、駅伝でのがんばりシーンを盛り上げてました。
日産 世界の恋人:
青大将企画の日産クラシックカー展示企画はこんな感じでした
おまけ:
クール・クール・ナイト:
歌:竹中直人
竹中直人さんも歌っていたんですね!!加山雄三さんファンである竹中直人さん、弾厚作作品をカヴァーしたアルバム、『竹中直人の君といつまでも』より。
やっぱり加山ファンはこの曲に行き着くのでしょうか。
沖山優司さん、斉藤誠さん、琢磨仁さんもアレンジなどで参加。総合プロデュースは、小林克也さんだとか。
アルバム『竹中直人の君といつまでも』
1. シェイク・シェイク
2. 君のスープを
3. 君といつまでも
4. 二人だけの海
5. 蒼い星くず
6. クール・クール・ナイト
7. 小さな旅
8. 麗しき乙女たち
9. 君といつまでも(ルナ・ミックス)
(投稿:日本 2011年4月29日、ハワイ 4月28日)
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