先日のNHK「みんなのうたスペシャル」、放送は夜中だったので、翌日に録画視聴。心に残っている曲の数々に思わず、ひとりで盛り上がってしまいました:D

好きな曲がたくさんある中、時代によって、思い出もさまざま。
1960年代のものも、再放送されて順番でまわってくることもあったりしたので懐かしく、また、1980年代に関しては、思春期に自分が支持していたミュージシャンのものなどもあり、当時も「NHK、さすが!」などと感じていたり、そしてなんといっても、自分がこども時代にみていた作品、1970年代セレクションあたりは、いまだに、そのセンセーショナルさに、ぐっと、きます。
世代をこえて楽しめるすばらしい番組「みんなのうた」ならではで、きっと、年頃によっても感じ方がいろいろあるのでしょうね。
NHK みんなのうたスペシャル:年代別セレクション 曲のリスト

この視聴以来、ずっと頭の中でループ再生されているのは、『空にはお月さま』。詞、映像、イラストがかもしだす不思議な世界が大好きでした。
そして、この曲を歌う少女歌手、星野美樹子さんのちょっと大人びた雰囲気、「ム~ムムム、ム~ムムムム‥♪」、「だからしょうがない~♪お月さまもゆれた♪」がもなんともいえず。



空にはお月さま ムムムム ムム ムムム
水たまりにボウフラ 電信柱にノラネコ 穴の中にミミズ

街には市長さん ムムムム ムム ムムム
鼻の下には おひげ 裏の空き地にカンから 通りにはポスト

ポストに手紙を入れたら 
カンからがカンとなって おひげがふるえて 市長さんが笑って
ミミズをふんづけて ノラネコがびっくりして ボウフラがゆれて

だからしょうがない~ お月さまもゆれた~… ♪


この連鎖、なんだか、やっぱりすごいですね。

いま、幾年もの時を経て、また気になりもたくさん。メモ_φ(..)
星野美樹子さん:
鮎ゆうき(子役時代は星野美樹子/元宝塚歌劇団雪組トップ娘役、現所属:トライベッカGT-Z.)。歌っていたのは、劇団こまどり時代で、NHK『大草原の小さな家』の吹き替え(アリーシャ役)も。
ベルサイユのばら'89 雪組「フィナーレ・ロケットダンス」(動画)
黄昏:あなたもスターになりますか(TBS:1987年)主題歌:主演
「星野」というお名まえも、『空にはお月さま』にぴったりだと思うのですけれど、当時のご本名だったのですね。Wikipedia:鮎ゆうき
作詞:別役実
劇作家、童話作家でもらっしゃるとのことで、詞の不思議世界なドラマに、再び感銘。小室等さんの『雨が空から降れば』、六文銭の『街と飛行船』なども。アニメ映画「銀河鉄道の夜(1985年制作)」では 脚本も手がけられていたとのことで、なんとなくすべてに共通する世界もあるかも知れません。
作曲:宇野誠一郎
数々のアニメの音楽を手がけ「アンデルセン物語」の音楽もだったのですね。これまた、なんとなく納得。好きなのも。
アニメーション:大井文雄

初回放送は、1977年4、5月だったそうです。

『空にはお月さま』、「家族時間~NHKみんなのうたカバー集~
では嶺川貴子さんもカヴァーしているのですね!さらに、なんとなく納得


そして、いまの気分もなんとなく
だからしょうがない~ お月さまもゆれた~… ♪

ものごとは、すべてつながっているのですね。


(投稿:日本 2011年4月26日、ハワイ 4月25日)

2011年5月11日、ニュースで、宇野誠一郎さんの訃報が報じられました。
発表は後日でありましたが、お亡くなりになったのは、奇しくも、このブログを書いた同日の4月26日だったのですよね。
そのときは、そのことがなんだか気になってしまい、だったのですけれど。
宇野誠一郎氏の軌跡、贈りものであった音楽、敬意とともに、あらためて、ご冥福をお祈りいたします。。。

(追記)

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