昭和の名声優のおひとりである野沢那智さんが、昨日の午後お亡くなりになりました。
先日もふといくつかの深夜放送の音源などをみつけたりして、「パック・イン・ミュージック」も聴いたりしていたところでした。ご病気だったということは、知らなかったのですが、少し前から体調くずされていたとか。検査で病状がわかってからも後進の指導にあたり、最後まで声の仕事人としての人生をとげられたのですね。
ご冥福をお祈りいたします。
幅広い意味での同世代というか、同じ時間をすごした人たちには、やはり昭和の思い出としても心に残る方。
「スター・ウォーズ」でのC-3PO役や「チキチキマシン猛レース」でのナレーターのお仕事がこどもの頃のイメージですが、それより先に、はじめは無意識に知り、そしてその後もあの俳優さんの声といったら野沢那智さん、と思い浮かぶのは、多くの方がそうであるように、アラン・ドロンの声(かなり小さなこどもの頃からアラン・ドロンだけは知っていたものです)。
冗談でアラン・ドロン扱いされることも多かったという野沢那智さんのアラン・ドロンの役作りの逸話などをたどってみると、本当に徹底されてますね。
Wikipediaからではありますが、アラン・ドロンの吹替についてかなりくわしく記述があったので、あらためて読んでみました(Wikipedia:野沢那智:アラン・ドロンの吹替について)
TBSラジオ「パック・イン・ミュージック」でのお仕事を通じた白石冬美さんとのデュエット『青山レイニィ・ナイト』、arappoacroさんのブログアラッポ・カーロの備忘録:野沢那智さん亡くなるではじめて知ったのですが、歌ではアラン・ドロンとダリダの『あまい囁き(Palore Palore)』、金井克子さんとの日本語版というのもあったのですね。
昨日もちょうど、ダリダなどに触れたりしてましたし、先日からの流れで、野沢那智さんと金井克子さん、アラン・ドロンとダリダ以外の『あまい囁き(Palores Palores)』も聴いてみました。
金井克子&野沢那智:あまい囁き~Parole Parole
こどもの頃、金井克子さん、大好きだったんですよね。オトナな感じが。
金井克子さんの歌はイメージにあるクールなセクシーさというより、もう少し、かわいさを感じます。ライトに歌いあげていく感じはイメージどおり。野沢さんの掛け合い的語りも、このところ何度か聴いていたヴァージョンとは、またちがって。
アラン・ドロン&ダリダ:あまい囁き~Palores Palores
やはりフレンチな「ささやき」ですね。ダリダの声とのバランスも。
やはり、雰囲気してます。
この『Parole Palore』、作詞はレーオ・キオッソ (Leo Chiosso)とジャンカルロ・デル・レ (Giancarlo Del Re) 、作曲はジャンニ・フェッリオ (Gianni Ferrio) 。
オリジナルは、イタリア語なのですね。ミーナとアルベルト・ルーポによるもの。
ミーナ&アルベルト・ルポ:Parole parole(あまい囁き)1972年
こちらは、いろいろな方のものをまとめたダイジェスト版になってますね。
ITALY: MINA & A. LUPO (original version!)につづき
BRASILIA: MAYSA MATARAZZO、FRANCE: DALIDA & ALAIN DELON、SPAIN: PIMPINELA、TURKEY: AJDA PEKKAN、CROATIA: RIVERS feat. FIUMENS & MASSIMO、ROMANIA: CLAUDIU MIRICA & CATINCA ROMAN
細川俊之&中村晃子 :あまい囁き
日本版としては、ときに話題になるヴァージョン。情感的、ですね。
このお二人でちょっと別のヴァージョンとかも聴いていたい感じです。
ほかにもたくさんあります。
(投稿:日本 2010年10月31日、ハワイ 10月30日)
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