いままでも、何度か関連で書いている赤い鳥、ベスト盤、どの曲もすてきでくり返し聴いていますが、自分の中でも少し整理をしていきたいと思い、このところは、曲ごとにどのアルバムに収録されているのかなどを気にしながら聴いてみたりしています。
サウンド含め、いままで自分の中で感じていた「赤い鳥」のイメージと少し異なっていながら、いいなぁと思う曲が数曲あり、その曲たちはアルバム『書簡集』からのものでした。このアルバムには、一時期は赤い鳥の正式なメンバーでもあった村上秀一さんや大村憲司さんも参加。村井邦彦さんの手がける赤い鳥とはまた一味ちがうサウンドがすばらしいです。アレンジを手がけているのは、主にメンバーの中の作曲者と深町純さん。深町さん、やっぱりいいなぁと、つくづくです(後から気づいただけに、いっそう)。
アルバム『書簡集』の曲、ベストに入っていないものも含め聴いてみたのですが、先に触れた意味をふまえ、特にいいなぁと思ったのが、渡辺俊幸さん作曲の作品。渡辺俊幸さんは、1973年にドラムスとして加入、当時、18歳だったそうです(当時の方たちのレベル、ほんとに高い)。
渡辺俊幸さんの赤い鳥の思い出はご本人のサイトにも。
作曲家 渡辺俊幸 公式サイト:ブログ:赤い鳥
ラブレター:
作詞:大川茂、作曲:渡辺俊幸、編曲:渡辺俊幸、深町純
ちょっとおさえた感じの大川茂さんのボーカル、やさしい詞ととってもあっていてよいですね。大村憲司さんのギター、きかせてくれます。
雨の日暮れ:
作詞:大川茂、作曲:渡辺俊幸、編曲:渡辺俊幸、深町純
こちらもですが、大川さんの詞ってさりげなく、そして、やさしい。アレンジ含め、すてきな1曲。山本潤子 さんボイス、いいですねぇ。
夕陽落ちる国のうた:
作詞:後藤悦治郎、作曲:渡辺俊幸、編曲:渡辺俊幸、深町純
深町さんらしいアレンジとフォークな詞、渡辺さんのメロディーのバランス。多分、このタイミング、このメンバーだからこそのサウンドなどだと思います。こちらもギター、きいてますね。
渡辺俊幸さん作曲のものに注目してみましたが、『書簡集』には、その他にもすてきな曲がたくさん。アルバムにはテーマ、全体の雰囲気というものがあり、やっぱり通しで聴くのがいいのでしょうね、としみじみ思いました(みたつからなかった曲もあるし…)。
赤い鳥のラスト・アルバムである『書簡集』の発売は、1974年7月5日。グループは、その後、9月30日に「さよならコンサート赤い鳥総集編」をもって4年間の活動に幕を閉じます。
そんな予感を感じさせるはかなさも、このアルバムの魅力なんですね、きっと。
書簡集:収録曲リスト
1. 卒業
2. 夕陽おちる国のうた
3. ラヴレター
4. くさひばり
5. 雪の降る夜は
6. いかつり唄
7. さりげなく
8. 雨の日暮れ
9. 流れ星
10. ほたる
11. 君を探して
12. 帰り道
(投稿:日本 2010年10月7日、ハワイ 10月6日)
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