きょうラジオを聴いていてフランス・ギャル(France Gall)の『涙のシャンソン日記(Attends où va-ten)』が流れてきました。この曲で思い出すCMは、ホンダ、バラード・スポーツCR-X。

ちょっとチェックしてみたWikipediaには、このCMの放送、1996年とあったのですが、はっきり「1985年」とは覚えておりませんが、1985年説が正しいですよね、車種からしても。

YouTubeの詳細部分に「 映像はアラン・レネ監督の「去年マリエンバートで」を明らかに意 識している。この映画の男の名前はXだった。(ちなみに女はA)」と。わたしが、「去年マリエンバートで」をリバイバル上映で観たのは高校生のころ。そして、CMみたときに同じように感じたのですよね。

「去年マリエンバートで(L'annee derniere a Marienbad )」



『涙のシャンソン日記(Attends où va-ten)』、作詞・作曲ともにセルジュ・ゲンズブール(Serge Gainsbourg)、アレンジはアラン・ゴラゲール(Alain Goraguer)。このアレンジがまたとってもおしゃれで、せつなく、スタイリッシュなかっこよさ。フランス・ギャルの歌い放つような、飾らないボーカルがもついい意味でのちょっと危うい感じが、好きだったりします。



フランス・ギャル、意識して聴くようになったきっかけは、もしかして、このホンダのCMからかもしれない、とあらためて。(『夢見るシャンソン人形(Poupée de cire poupée de son)』などは、それ以前にも聴いたことはあったし、ポップでかわいい曲だなとは思っていたのですけど。)普段も、YouTubeでおすすめされたり、Blip.fmなどでも、聴く機会はあったりするのですが、ラジオからふと流れてくるといろんなことを思い出したりするものです。ちょうど2日前ぐらいから、フランスものをよく聴いていたころのことや友だちのことなど、ちょっとだけ考えたりしてたせいもあるのかな。

※ホンダ・バラード CR-X:サロン・ミュージック(1984年)について書いてます。どうもCR-XのCM音楽にはだいぶ影響されていた、というかかなり好みだったようです。
ホンダ バラード CR-X  サロン・ミュージック (Salon Music) 
http://cm-song-movie.blogspot.com/2009/09/cr-x-salon-music.html

(投稿:日本 2010年1月21日、ハワイ 1月20日)

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