きょうは、雨。夕方近くに小降りになりましたが、夜更けになったいまも降り続き。
『ワン・レイニー・ナイト・イン・トーキョー』を聴いてみることにしました。

小雨降る夜はなぜか淋しくて、しんみりあなたとお話したいの
なんにもいわずに別れたあの夜
つれない方とうらんでますのよ
ワン・レイニー・ナイト・イン・トーキョー
やるせない雨よ

小窓うつ音は雨のささやきか、しみじみあなたを想い出してるの
あなたがいるならなんにもいらない
せめてもう一度いわせてアイ・ラブ・ユー
ワン・レイニー・ナイト・イン・トーキョー
やるせない雨よ

鈴木道明さん、作詞・作曲のこの曲、昭和38年(1963)に発表され、その後「ワン・レイニー・ナイト・イン・トーキョー事件」なるものもあったようですが、多くのミュージシャンの方によるものがあり、アレンジもすてきなものが多いですね。
(それぞれの編曲者調べは、今後の課題としたいと思います)

越路吹雪(昭和40年(1965年)):
1965年度、第7回日本レコード大賞歌唱賞受賞作品。「つれない方とうらんでますのよ」という言葉、「~ますのよ」越路吹雪さん的イメージですね。



和田弘とマヒナスターズ(昭和40年(1965年)):
イントロ、その他で聴くことができるオルガンがすてきです。ムードラテンな感じで、男性が歌う、女言葉もいいですね。とても日本的でありながら、「Rainy」の発音はきちんと、というあたり好きです。



西田佐知子(昭和40年(1965年)):
同じく1965年の作品。この曲、西田佐知子さんの雰囲気に合ってますね。東京の雨を感じるアレンジ。



日野てる子(昭和40年(1965年)):
歌ありで、同年作品の中で、もっとも気に入ってしまったヴァージョンは、ハワイアン歌手として知られる日野てる子さんのもの。前田憲男さんのアレンジはもちろんなのですが(エコーが少し強いかも)、歌詞が他のものとは異なるのですね。こちらの詞も鈴木道明さんのようです、多分。ワンレイニー・ナイト・イン・トーキョー、「別れ」や「悲しみ」を歌っているのですが、このヴァージョンは「二人の幸せ」、どちらの歌詞もよいです。

ワンレイニー・ナイト・イン・トーキョー、濡れた舗道にはゆれる灯火がなぜかせつなくて、なんにもいらない二人だけの夜、かわす瞳がささやくアイ・ラヴ・ユー Mmm Oh Yeah
ワンレイニー・ナイト・イン・トーキョー、かわいた瞳に心はときめく、この幸せこそ二人だけのもの、愛のしるしを誓うアイ・ラヴ・ユー Mmm Oh Yeah



原信夫とシャープス・アンド・フラッツ (昭和47年(1972年):
歌はないのですが、原信夫とシャープス・アンド・フラッツ、ビッグバンドとボッサの融合。
ボッサでスウィング、ジャズしてる感じがすてきで、かっこいい!『昭和キャバレーグルーヴ』というコンピレーションCDにも入ってるようですね。とっても気に入ってしまいました。



ブレンダ・リー(Brenda Lee)
こちらは以前にも触れたことがあるブレンダ・リーのヴァージョン。正確な発売年月日はわからないのですが、来日記念盤だそう。「ミス・ダイナマイト」な感じとはまたちがった一面。
こちらも、日野てる子さんのものと同じ「幸せ編」です。



マンボの王様である我らがプレス・プラード(Perez Prado)も来日記念として録音されているようなのですが(歌謡代行:ポップス(洋楽・邦楽、5)より)、今回は聴くことができなかったので、今後気にしていきたいと思います武田義明さんのも同じくありませんでしたが、レコードジャケットの感じがいいですね。
(投稿:日本 2010年5月11日、ハワイ 5月10日)


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