ひと月に使うおこづかい、趣味ものは、きっちり決めてはいないものの何となくここまでかなというラインあり(衝動買いもありますがw)。そろそろ5月も終わるので、来月6月の買い物予定、もうすでにいくつか候補があるのですが、絶対と思っている一枚は以前にもレーサー福澤幸雄さんの話とともにとりあげた『So Long Sachio』が収録されている『かまやつひろしの世界』ムッシュの1970年リリース、ベスト・アルバムのCD盤。安井かずみの名盤「ZUZU」と姉妹関係にある作品であり、ムッシュの魅力が凝縮されたアルバムとしてこちらにも紹介されているものです。
アラッポ・カーロの備忘録:ムッシュー / かまやつひろしの世界
そして、きょう、というか、ほんのちょっと前なのですが、ムッシュのすてきなアルバムにまた出会ってしまいました。『Je m'appelle MONSEIUR ~我が名はムッシュ』こちらも、購入決定です:D 2000年以降のアルバムですが、あまりにもすばらしく、そしてムッシュの過去、昭和、20世紀をニューアレンジでつづった作品なので、購入前からこちらでも紹介。
小西康陽プロデュースによるムッシュかまやつの{自己ベスト}。新アレンジによる名曲が綴られ、ムッシュの軽妙洒脱な歌が甦る。ナレーションをはさんだ番組風の構成もうれしい。ゲストに堺正章が登場(「CDジャーナル」データベースより)とある作品なのですが、このところ、妙にまた再びめぐり合わせのある小西康陽さんプロデュースというのも何かの縁、お導きなのでしょうか。
20才のころ:アルバム『Je m'appelle MONSEIUR ~我が名はムッシュ』
こちらのアレンジがすてき過ぎる『20才のころ』(市川実和子さん、ゲスト・ボーカル)にすっかりまいってしまいました。こちらからたどり気になるものが続々と。
ムッシュがいろいろな思いを語るナレーションも魅力的。キャンティな世界も織り込まれ。
ザ・スパイダース時代の曲『なればいい』
なればいい:ムッシュ、60年代のプレイスポットを回想する。そしてZUZUの話
安井かずみさん、加賀まりこさん、コシノジュンコさんとの交友関係についてのナレーションは4:05あたりから。
安井かずみさんと初めてあったときの話があり、パリジェンヌみたいだったと。もともとの才能はもちろん「キャンティ」で磨かれたひとたちすてきな世界です。まだまとめるにいたってない「キャンティ物語」にあった、こんな一節も思い出しましたが。ムッシュにあったときは、すでにパリジェンヌっぽかったんですね。
↓
「作詞家・安井かずみは、「私を形作る五十パーセント以上はタンタンからいただいたもの」…アルバイトで訳詞の仕事をしていた彼女は、加賀まりこに連れられて…梶子の「一番の崇拝者」になったシェットランドセーターにボックスプリーツのスカート、白いソックスにサドルシューズといった典型的学生ファッションをしていた安井かずみは梶子の影響で、おずおずとサンローランやシャネルのオートクチュールを着るようになった」(「キャンティ物語」第11章)。
ソー・ロング20世紀:ムッシュ、音楽に目覚めた頃を振り返る
ベスト中のベスト!!曲が福澤幸雄さんに捧げた『So Long Sachio』であり、好きなものを上げているスタイルが、安井かずみさんの朗読『空にいちばん近い悲しみ』にある『たとえば好きたとえば嫌い』そのもので、ムッシュ版。とっても明るく軽快なところが、なんだか、泣けてしまいます。
そのほかにもすてきなニュー・アレンジのムッシュのナンバーと興味深いお話がたくさんのようです。
オリジナル曲ではない中には、こどもの頃からのわたしの課題曲的思い出ナンバーも(こちらも収集していかないと)。かなりうれしかったりします、単純に:)
キャラバン:ムッシュ、スパイダースを回想する。
Tea For Two:
『かまやつひろしの世界』が、70年のムッシュ自己ベスト、そして2002年リリースの『Je m'appelle MONSEIUR』は、21世紀になってのムッシュの魅力いっぱいの自己ベストですね。20才のころのように何でも買っちゃうという感じではないのですが、こちらはやはり(それでも、おとなな母にしては、いろいろ買ってる方かなぁと…つねに反省)。
最後はこの曲で。
やつらの足音のバラード:ゲスト・ボーカル、市川実和子
Je m'appelle MONSEIUR ~我が名はムッシュ:収録リスト
1. イントロダクション
2. ボブ・ディランはいま何を考えているか
3. ソー・ロング20世紀~ムッシュ,音楽に目覚めた頃を振り返る
4. キャラバン~ムッシュ,スパイダースを回想する
5. バンバンバン(READYMADE SPYDUCTION mix)~堺正章氏がムッシュとの出会いを語る
6. ヘイボーイ(ゲスト:堺正章)
7. なればいい(GROOVE ROOM mix)~ムッシュ,60年代のプレイスポットを回想する。そしてZUZUの話
8. 二十才のころ(ゲスト:市川実和子) 試聴する
9. ノーノーボーイ~ムッシュ,カントリー・ミュージックへの愛を語る
10. どうにかなるさ~ムッシュ,父ティーブ釜萢氏を語る
11. Tea for two 試聴する
12. ゴロワーズを吸ったことがあるかい~ふたたび堺正章氏がムッシュを語る
13. やつらの足音のバラード(ゲスト:市川実和子)
(投稿:日本 2010年5月30日、ハワイ 5月29日)
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