雑誌「東京人 2011年 03月号」青春のラジオ深夜放送特集、買いました。すこしづつ読んでます。

このところちょっと購入してなかったのですけれど(1年ぐらい?電車通勤でなくなったせいもあり…)、「東京人」いい雑誌ですよね。先日、Twitterでの情報で、今回は深夜放送特集ということで、やっぱりよい特集組んでくれるなぁと、つくづく。

この特集、いろいろな深夜ラジオ番組、そしていろいろな方の思いが溢れてますね。
その中の近田春夫さんのラジオへの思いのページ「ロックは闇夜に封切られた。」をアラッポ・カーロさんがまとめ、気になり、感想などをつづってらっしゃいましたが、「東京人」の深夜放送特集、読む者にも思い出やさまざまな影響をかんがえさせてくれます。
アラッポ・カーロの備忘録:東京人 2011年 03月号 「青春のラジオ深夜放送」

わた自身の音楽的影響も、やっぱりなんといってもラジオ。姉が勉強しながら聴いているものを一緒に聴いていたりした小学生の頃。勉強部屋、寝る部屋、広げてつなげた同室だったので、よく小学生が聴く時間ではないものも聴いていたり。
ラジオは、憧れであり、ひっそり聴く中での小さなレジスタンスのようなものも感じさせてくれるところが、いまでも大好きです。その共犯感も。
ラジオ番組(←まだまだ記してるものは少ないですけれど自己のラジオ番組カテ)
自分がリアルタイムで聴いていたものももちろんですが、その歴史・変遷や伝説の番組などもいろいろ知りたいのと思っているので、こちらの号は永久保存版です。

そんな中で、もっと知りたいなぁと思っていた、「FM25時:きまぐれ飛行船」について山崎幸一さんが語ってらっしゃいました。

「FM25時:きまぐれ飛行船」は1974年から1988年、FM東京(現・TOKYO FM)で放送されていた番組。片岡義男さんも好きだったので何度かは聴いていた記憶もあるのですが、語りも落ち着いたおとななスタイルの番組でしたね。
オープニングは、エタ・ベイカーの『ワン・ダイム・ブルース』。

Etta Baker with Taj Mahal:One Dime Blues:



わたしが、聴いたのは、片岡義男さんのお相手は、温水ゆかりさんだった時代でしたが、その前に片岡さんと一緒にこの番組パーソナリティをし、そして不思議な気持ちを人々に残して去ってしまった安田南さん、とっても惹かれます。
ジャズ、そのほかのジャンルも独自のスタイルで樋口康雄さん(Pico)関連であらためて知り、惹かれはじめたのは最近のことですが、すてきなお姉さまという感じで、姐さん、ネエサンかな、ともあれ好きです。

「FM25時:きまぐれ飛行船」をテープで残してくださっている方のおかげで、安田南さん時代の番組の雰囲気を感じることができるのは、ほんとにありがたいこと。
エンディングの「眠れ、悪い子たち」がいいですね。

FM25時 きまぐれ飛行船 エンディング(片岡義男・安田南)
「眠れ、悪い子たち」もラストに。



番組、とおしで聴きたいので、再生リストにしてみました。



「1978年のある夜、それがふと消える。なんの予兆も説明もないま安田南だけが番組から謎の失踪を遂げてしまうのだ」(東京人3月号:41ページ:山崎浩一)。ふと、消えてしまった安田南さん、その理由やその後、くわしいことは知らないのですが、もっともっとその歌を聴いてみたいなと思う方。

『Lydia』いいですね。

安田南:オー・マイ・リディア(Oh My Lidia):
作詞:安田南、作曲:タケカワ・ユキヒデ



『みなみの30歳宣言』(晶文社、1977年)も、縁あってさがせたら読んでみたいのです。

中津川フォークジャンボリー、黒テント、チェーン・スモーカーだった南さんのブルース「プカプカ」など、いろんな話を残したまま「南もどこかで聴いてるかな」と片岡義男さんも、ふと、おっしゃってたそうですけれど、ほんと、いろんな方に安田南流な印象を残したまま消えてしまったのでしょうね。

ディランⅡ西岡恭蔵:プカプカ:
俺のあん娘はたばこが好きでいつもプカプカプカ
身体に悪いから止めなって言ってもいつもプカプカプカ
遠い空から降ってくるっていう幸せってやつがあたいにわかるまで
あたいたばこ止めないわプカプカプカプカプカ



安田南さんについては、またあらためて書こうと思いまってます。

(投稿:日本 2011年2月8日、ハワイ 2011年2月7日)


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