ちょっと風邪モードに入っています。どうも、こういうモードのときは映画とか観たくなるもので、昨夜は、ひさしぶりに『アルプスの若大将』を観ました。若大将シリーズ映画は、テンポもいいし、さわやかで、やっぱりいいです。加山雄三さんもつくづくかっこよく、音楽も、ですね。

アルプスの若大将:当時の予告編(1966年)



「鋭鋒マッターホルンを背に白銀を蹴散らし、若さとエネルギーをぶっつける!魅力の若大将
唄いまくる、新しい曲、魅惑の歌
スイス、イタリア、オーストリア、ヨーロッパ縦断ロケ
再会に心ときめく二人
唄え!踊れ!青春!爽快!痛快!躍動!
ありったけの力を爆発させ、素晴らしい妙技にすべてを魅了する」

まさにです。

『アルプスの若大将』は、東宝製作、若大将シリーズの第7弾。1966年5月28日公開。
監督:古沢憲吾、製作総指揮:清水雅、製作:藤本真澄、脚本:田波靖男、音楽:広瀬健次郎
ストーリー(Wikipedia:アルプスの若大将)
キャスト:
田沼雄一(若大将、京南大学建築学部、スキー部):加山雄三
岸澄子(パン・アメリカン航空勤務、ローマ事務所・東京事務所):星由里子
石山新次郎(青大将):田中邦衛
江口敏(スキー部マネージャー):江原達怡
田沼久太郎(「田能久」の当主):有島一郎
田沼りき(若大将祖母):飯田蝶子
田沼照子(若大将妹):中真千子
リシェンヌ(青大将パリでナンパ、田沼家にホームステイ):イーデス・ハンソン
清水知子:若林映子
赤田:荒木保夫
特別出演:トニー・ザイラー
特別出演:デビッド・ジョーンズ(パン・アメリカン航空極東地区広報支配人)
苗場スキー場所属のプロスキーヤー:ジャニーヌ・モンテラン
苗場スキー場所属のプロスキーヤー:井上恵三
苗場スキー場所属のプロスキーヤー:園部勝

澄子の星由里子さん、若大将シリーズではおなじみですが、清楚で現代的、女らしさもあり気が強いというキャラは若大将にふさわしいですね。フライトアテンダントが何故オフィスにいることも多いのに、ホテルなどしかるべきところでは、偶然あうというのは?という細かい部分は別として、航空業界役もぴったり。

ひさしぶりに観たといっても、よく考えるといままで、若大将シリーズは、テレビで放送されたときなどもちょっととびとびでだったり、ハワイにいたときもレンタルで観てるのですが、用事しながらなどだったので、じっくり観るといろいろな気づきがありますね。という訳で、あらためての気づきなど。

気づき、その他のメモ:
-同時上映の谷啓主演『クレージーだよ奇想天外』もヒロインも星由里子さん。脚本も本作と同じく田波靖男。
-英語タイトルは『It Started in the Alps』
-新し物好きで作品によって、いろいろなものに凝っている若大将祖母、田沼りき(飯田蝶子)さんは、『007』を例え話で出している
-劇中、澄子の上司としての出演の他、テレビで放送されている相撲表彰シーンにデビッド・ジョーンズ。若大将祖母、日本語、日本が板についてきたことを指摘(これ、うちのおばあちゃんもよく言ってました)
デビッド・ジョーンズ氏、昭和36年の5月からこの賞を贈っているとのこと。
映画のもではありませんが、昭和60年初場所の優勝表彰式。千代の富士へ。



-ロケ地:ツェルマット、ウィーン ・インターコンチネンタルホテル前、ローマ、浅草(田能久=今半別館や道)。苗場スキー場(当時、苗場国際スキー場)、よみうりランド(エバースノースキー場、部活草スキー)、三菱商事本社ビル(パンナム東京支店)、東京プリンスホテル(この他、青大将運転、道路での看板も)、上野駅、日本大学文理学部(京南大学)
-協賛:パン・アメリカン航空、苗場国際スキー場
-衣装協力:東レ
-当時、東京プリンスの前にはFIATショールームがあった
-ホテルの電話ベル音が気になる未来系(SFまたはウルトラマン系)
-終盤、苗場スキー場で開催される大会、滑る・飛ぶシーンはスタント無し
(俳優デビュー前の1959年・1960年の国民体育大会(国体)にスキーで出場)

その他にもいろいろありそうですが、また今度観るときに。

挿入歌:
最後になりましたが、言うまでもなく、すばらしい歌の数々。

君といつまでも:
作詞:岩谷時子、作曲:弾厚作(加山雄三)、編曲:森岡賢一郎
ホテルにて、絵画と鏡。途中のセリフについて、青大将に突っ込まれる。



蒼い星くず:
作詞:岩谷時子、作曲:弾厚作(加山雄三)、編曲:森岡賢一郎、
演奏:寺内タケシとブルージーンズ
苗場のホテルでブルージーンズをバックに歌う。



夕陽は赤く:
作詞:岩谷時子、作・編曲:弾厚作(加山雄三)、演奏:加山雄三とザ・ランチャーズ
田能久での久太郎と着物姿リシェンヌとのシーン。



ブライト・ホーン:
イタリアでの雄一と澄子のデートのシーン。
作詞:岩谷時子、作・編曲:弾厚作(加山雄三)



走れドンキー/ランニング・ドンキー:
スキー部のコンパで唄われる。
作詞:安井かずみ、作・編曲:弾厚作(加山雄三)
歌詞つきヴァージョンのものはさがせなかったのですが、作詞、安井かずみさんだったのですね。先の予告編映像の1:35あたりから一部入ってます
歌詞
曲のみ(第6弾『エレキの若大将』使用)


モンテ・ローザ:
モンテ・ローザをバックに雄一が歌う。

クレイジー・ドライビング(インストルメンタル):
「蒼い星くず」に続いて苗場のホテルのシーンで。

(投稿:日本 2011年2月10日、ハワイ 2011年2月9日)


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