2011年、年始からすこし悲しいニュースが多いですね。ダークダックス、パクさんこと高見澤宏さんが一昨日、1月7日にお亡くなりになったこと、ちょっと遅れて先ほど知りました。こどもの頃から、男性コーラス・グループの代名詞的になじんでいた方ダークダックス、おとなだけでなく、こどもにも親しみのある方たちでした。最近は、体調をくずされていたということも知っておりましたが、あの4人のコーラスがもう聴けないのかと思うととても残念です。
ずっとオリジナルメンバーで続けてこられたダークダックス、今年は結成60周年を迎える年だったのですよね。
わたくしとしては、すばらしきアルバム『ダークダックス大全』を通じて、昨年は、いままで知らなかったダークダックスの側面にもふれ、音楽はもちろん、その交友関係や活動におけるお話などにも興味をもたせてもらったところだったので、とても寂しい思いです。
以前にこのブログで書いたもの:
愛のメルヘン/ 流れ者 ダークダックス大全 (アルバム):ダークダックスによるフランシス・レイ作品について
平岡精二/ 山下毅雄/ 中村八大 作品 ほか ダークダックス大全 (アルバム):交流の深かった方々によるダークダックスへの書き下ろし、オリジナル・ソングを中心に
(スキーがお好きだということもあり、山の歌でも知られていますが、よく知られているものの他、あげさせていただいた山下毅雄さんが作曲をされている加藤恕彦さんへのトリビュート『合唱組曲「アルプス山嶺に消ゆ」』もすばらしいです。平岡精二さんとのエピソードもいろいろ興味深いですし)
オリジナル、ほかにもすてきな曲は、たくさんあって、交友関係とエピソードをとりあげていくだけでもたくさんの気づきや発見のあるダークダックス、多くの作曲家、作詞家の方々にも愛されていた最高のコーラス・グループ、ミュージック・グループですね。
交友関係は音楽界にとどまらず、グループ結成のきっかけとなったワグネル・ソサエティはもちろん母校である慶應出身の方々とは広く交友関係をもたれて。よくパーティーなどでもゲストとして招かれ歌ってらっしゃったようですが、それは、やはりグループのメンバーたちが昔からの思いで、活動されていたことが、忙しい企業人の方々にも学生時代を思い出せてくれるというようなことがあったからかと思います。
こどもの頃のダークダックスといえば『森のくまさん』とこの曲『花のメルヘン』です。
ダークダックスという名前をちゃんと覚えたのもこの辺りがきっかけだったと思います。
花のメルヘン:
作詞・作曲:敏トシ 歌:ダークダックス
歌のはじめの笑い声と「これはね、ママにきいたおはなしなの。おおきいおはなが(と)ちいちゃいおはながいました」という語りは水沢茂さんのお孫さん水原由実子ちゃん(当時3歳)の声だそうです。水沢茂さんも慶應ご出身ですね。
[知らなかった一面なエピソード、その2]
ダークダックス、ワグネル・ソサエティにいたアマチュア時代に記念に1枚とロシア民謡をレコーディング。それが受けたことから、ロシア民謡のイメージも強いですが、ほんとは、当時の憧れはジャズだったそうです。
ダークダックス:カリンカ(1963年)
ダークの十八番、ロシア民謡。
ダークダックス:Opus One
スウィンギーなあひるさんたち。
R.I.P、パクさん、やすらかにお眠りください。
今度、ダークダックス館林音楽館に機会があったらいってみたいと思います。
(投稿:日本 2011年1月9日、ハワイ 2011年1月8日)
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