昨日のベイ・シティ・ローラーズ初期ヒット曲を手がけていたことから、気になりだした、ビル・マーティンとフィル・コウルター(Bill Martin & Phil Coulter)。このお二人、1960年代から活躍し、数々のポップスを手がけ、世界ヒットとなる作品もある英国のヒットメーカーなのですね。
昨日投稿:ベイ・シティ・ローラーズ (再訪:その1 ビル・マーティンとフィル・コウルター)
きょうは、この二人について、そして手がけた曲の数々などについて調べてみることにしました。
まずは、2人の手がけた1960年代のヒット曲から、ほぼ年代順に。
Sandie Shaw(サンディ・ショウ):Puppet On A String パリのあやつり人形(1967年) 英国1位
この曲は、サンディ・ショウ代表とするヒット曲であり、ユーロヴィジョン・ソング・コンテストで優勝となった作品。
こちら、たしかに、おなじみ曲。世界中で、たくさんのアーティストのカヴァーもあり、その数は200ヴァージョン、30ヶ国にものぼるそう。
このあとサンディ・ショウは、続けて、ちょっと楽しいビル・マーティン&フィル・コウルター作品歌ってるのですね。
Sandie Shaw:Tonight In Tokyo
銅鑼もの~♫ 彼は、ゲイシャ・ガールと遊んでるかしら、早くトーキョーから帰ってきて、って:)
そして、この曲『コングラチュレーションズ』も、ビル・マーティンとフィル・コウルターの手によるものでしたか。
Cliff Richard:Congratulations(1968年) 全英1位
明るく楽しい、心はずむメロディ。たしかに、こちらも韻のふみ方もシンプルにわかりやすくすばらしい。日本では、坂本九さんも歌っていたりしていた、一緒に歌いたくなるナンバー。
この時代の提供曲、曲調も幅広いですね。
Plastic Penny:'Nobody Knows It' (1968年)
The Cocktail Cabinet:Breathalyser
こちらは、歌詞がない作品ですが、ビル・マーティンとフィル・コウルターとなってます。「Breathalyser」ってアルコールテストの計測器ですよね、おもしろい:)
プレスリーによる、ジャン・ピエール・ブルテールとクロード・フランソワの作による『Parce que je t'aime, mon enfant" (Because I Love You My Child)』の英語詞ヴァージョンも手がけてます。
Elvis Presley:My Boy
1970年代に入り、ベイ・シティ・ローラーズ初期、数々のヒット曲手がけ、その後、Kennyのヒット曲『Fancy Pants』なども、なのですね。
この系譜は、日本でのぎんざNOW出演バンド系でもありますね。
いわゆるポップス・シーンではないワークとしては、テレビシリーズの『Spider-Man』(1967年)の音楽も一部担当。
Spiderman '60s cartoon music:
かっこいいです(動画はほかの作家による挿入曲もミックスではいってます。こちらも、また、かっこよし)
1970年のワールドカップ曲『Back Home』なども。
最後に簡単にそれぞれのバイオを。
ビル・マーティン(Bill Martin):
ご本名は、WYLIE MACPHERSONなのだそうですが、あまりにもスコットランドっぽい名前だなぁと思い、創作活動では、BILL MARTINと改名。1964年ごろから、トミー・スコット(Tommy Scott)とのコンビで、ザ・バチェラーズ、トゥウィンクル、ザ・ダブリナーズ、ヴァン・モリスン、セルジュ・ゲンズブールなどに作品提供(このあたりも聴いてみたいかも)。
1965年にフィル・コウルターと出会い、長年のコンビにより数々のヒットを生む。1978年には、日本で、「THE JAPANESE YAMAHA BEST SONG AWARD」も受賞とあるのですが、ヤマハということで世界歌謡音楽祭での受賞でしょうか。
Bill Martinオフィシャルサイトより
フィル・コウルター(Phil Coulter):
アイルランドで大学在学中にクラシックを専攻し、グリークラブなどにも入っていたものの、同時にロックにも傾倒。
卒業後、ロンドンへ。音楽出版社にはいり、作編曲活動をスタート。ビリー・コノリー、ヴァン・モリスン、ジェリー・リー・ルイスやトム・ジョーンズへの作品提供も。
1965年、ビル・マーティンと出会い、数々のヒットを。23のプラチナディスク、39のゴールドディスク、52のシルバーディスクを獲得。近年はクラシックっぽい要素もあるインストなどのようですね。
Wikipedia:Phil Coulter
(投稿:日本 2011年9月22日、ハワイ 9月21日)
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