体調こわして家にこもりっぱなしだったのクリスマス前の週末、昨日は、ずっと聴きたかったクリスマス・アルバムをようやくアナログからデジタルに変換。オーディオ環境整っていた一昨年までは、そのままレコードで聴けてたのですが、今の環境ではデジタルにしておかないとやはり気軽に聴けないのですよね(それもままならなかった昨年よりはかなりの進歩ということで)。

クリスマス・アルバムは、アナログ、CD含め数枚もっているものの、お気に入りの1枚というか、思い入れのある1枚というと、やはりリアル・タイムでこのムーブメントを感じていたYENレーベル、1983年の『We Wish You A Merry Christmas』なのです。井上嗣也さんデザインのジャケット、お星様の絵もかわいいですね。

『We Wish You A Merry Christmas』は、YENレーベルのアルバムではありますが、参加アーティストは、細野晴臣さん、越美晴さん、高橋幸宏さん、立花ハジメさん、戸川純さん、上野耕路さん、ムーンライダース(当時ジャパンレコード)、大貫妙子さん(当時RVC/ DEARHEART)、伊藤銀次さん(ポリスター)、ピエール・バルー(日本コロンビア)と、レーベルをこえての面々というところも当時としては珍しかったのではないのでしょうか。
アルバムのプロデュースは、高橋幸宏さんとお兄さまである高橋信之さん。

昨日は、変換しながら(CDでも発売はされてるのですけれどね)、じっくり聴きましたけど、ほんといいアルバムですね。
クリスマス・アルバムとうと定番のクリスマスソングをアレンジしたものが多い中、このアルバムは、それぞれのアーティストのオリジナル。しかも、別のアルバムに収められているものはあまりなく、30年近くたったいまでも日本のクリスマス・アルバムの中では最高級と言ってもいいのではないかなぁと思っています。
(もちろん、おなじみのナンバーは、アレンジを楽しめたりほのぼのしていて、それはそれで好きなのですけど)

We Wish You A Merry Christmas:曲目

SIDE A:
1. 25 Dec.1983 細野晴臣 作曲・編曲:細野晴臣
クリスマスの朝、目覚めて聴きたい感じです。



2. 銀紙の星飾り ムーンライダーズ 作詞:高橋修、作曲:鈴木慶一、編曲:ムーンライダーズ
ムーンライダーズもクリスマス関連の曲はいくつかありますよね。その中でも、この曲は楽しくて大好きです。当時、このアルバムのみの収録でしたが、その後『アンソロジー 1976-1996』(1998)にも収録されてましたね。
メリクルラバラルリア~、メリー・クリスマス、メリー・クリスマス♪

3. Belle Tristesse 妙なる悲しみ 越美晴 作詞・作曲:越美晴、編曲:細野晴臣
清らかで、哀しいメロディーがすてきな曲。12月の空、天使が舞い降りてきそうです。
これ、聴いてたら越美晴さんモード入ってきて、もっといろいろ聴きたくなってしまいました(さかのぼったもの含め。今度まとめてみたいところです)。

4. Prelude et Choral 上野耕路 作曲・編曲:上野耕路
クラシック要素感じるインストゥルメンタル作品。上野さんらしい音ってあるんですよね。こちらもまさにそんな感じを受けます。

5. 降誕節 戸川純 編曲:国本佳宏
清く、そして幻想的なアレンジがすてきな1曲。こちらは、アルバムとはちょっとちがいますけれど、2005年、わりと最近のライブ・ヴァージョン。



SIDE B:
6. Ce jour la……(あの日) ピエール・バルー 作詞:ピエール・バルー(Pierre Barouh)、作曲:加藤和彦、編曲:清水信之
そうでしたね。この曲は、加藤和彦さん作曲なのでした。いま、こうして聴いてもすごくすてきです。こちらは少しアレンジが異なる1984年のピエール・バルー『Sierras』より。
Pierre Barouh - Ce Jour-La. (あの日)(埋め込みできないのでYouTubeリンクです)

7. 祈り 大貫妙子 作詞・作曲:大貫妙子、編曲:細野晴臣
こちらもYouTubeのリンクで。まさに聖なる祈り、こちらも天使が舞い降りてきそうな。
祈り

8. ほこりだらけのクリスマス・ツリー 伊藤銀次 作詞・作曲・編曲:伊藤銀次
どうかなぁ、あるかなぁと思ったら、今年のクリスマス・セッションの予告動画(でも終わっちゃたんですけど)であがってました。
目黒でこんなすてきなイベントがあったのですね。
弦楽四重奏と様々­なジャンルの音楽アーティストの競演。2010年12月8日(水) 東京・目黒「ブルースアレイ」



9. WHITE AND WHITE  立花ハジメ 作曲:立花ハジメ、編曲:ロビン・トンプソン(Robin Thompson)
立花ハジメさんスイッチも入りました。所有は全部アナログですが、少しづつでも変換していきたいところです。ハジメさんの曲の完成度って、クラシック的な要素もあって、なんかすごいのですよね。すごいお方です。



10. ドアを開ければ…… 高橋幸宏 作詞・作曲・編曲:高橋幸宏
「ドアを開ければ赤いリボンの夢がそのままにそこにあった…ドアを開ければ 夢がそのままに」。うちのお子様は、どうなのでしょうか。今年あたりは、そろそろ気づいているのかな、という感じも。いろんな意味、日本らしい感じになってきてますから。でも、窓には、外から読めるようにサンタ・クロース宛の手紙を貼ってます。

今年は、12月25日に日本を出発し、ハワイへ(土曜日にやっとチケット確約)。ということで、なんとクリスマスが2日楽しめるという思いがけぬプランにはしゃいでます。なんか、得した気分でうれしいようで:D

クリスマス・アルバムからは、番外ですが…
賛美歌といえば、YENレーベルの『YEN卒業記念アルバム
』に入ってたこちらがありました!!!
すごく久しぶりに聴くことができて、大感激!!
映像もすばらしいですね。

また会う日まで(賛美歌405番)God Be With You Till We Meet Again





(投稿:日本 2010年12月20日、ハワイ 12月19日)


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