家レコ。先週おわりに、手軽に聴けるように、変換などした、ペレス・プラードのこと。

マンボの王様、ペレス・プラードの曲は、動画でもみつかるものが多かったりするので、ついついそのままに。
長年のお気に入りだったアルバムなのに、オーディオ環境かわってしまってから、なかなか通しで聴くことできず、やっとです。

「MAMBO JAMBO ペレス・プラードで踊ろう」、ペレス・プラード楽団(The Perez Prado Orchestra)。
お気に入りとなったきっかけも、はっきりと覚えてるという、思い出アルバムのひとつ。

このアルバム、こどものころから、家にずっとあったものではあるのですけれど、自ら手にとって、聴くようになったのは、高校生のころ。

(ジャケット、実際のものの一部はかくしてます、な…トップレスもの。このジャケット、日本ビクター盤のみで、海外でもこの手のジャケット収集家の方には、それなりに話題になったりしているようで)


収録曲は以下のとおり
A面:
セレソ・ローサ(Cherry Pink)/ マンボ第5番(Mambo #5)/ ラ・パロマ(La Paloma)/ エストレリータ(Estrellita)/ ラ・クカラチャ(La Cucaracha)
B面:
マンボ・ジャンボ(エル・マンボ)(Mambo Jambo)/ パトリシア(Patricia)/ ある恋の物語(Historia De Un Amor)/ ラ・ゴロンドリーナ(La Golodrina)/ チャンパネカス(Chanpanecas)

収録曲をたどり、これとまったく同じものあるのかなぁと探してみたのですけれど、どうやら日本マーケット用のベスト盤みたいですね。そのもの、というものは、海外盤でもないみたいですね。

ここまで、ずばりにベストなものもなかなかないのでは?というぐらい、すばらしく(スタンダードな定番曲なのに、ほかのベストにはあまり入ってない曲なんかもあったり)、聴きこんでいるということも、もちろんあるのでしょうけれど、やっぱり、このアルバム、よいなぁとか思いながら。

このアルバムが大好きになったきっかけ、そのことは、よく思い出すのに、そういえば、まだ書いてなかったなぁと。
きょうは、あらためて、そんなことや曲、その他もろもろをここにのこしておこうと思います。

きっかけは、高校生のころ観た、映画、フェデリコ・フェリーニの『甘い生活 La Dolce Vita』(1960年)。

この映画、ストーリーそのものというより、シーン、映像そのものが音楽とともに、頭の中にやきついていて。いくつかのシーンとそこで流れていた曲というのが、わたしの中で、とてもゆるぎないものとなっているという作品なのです。

そのシーンのひとつがこちら。記者、パパラッツィであるマルチェロの知人邸宅でひらかれたパーティのシーン。



この映画のテーマとなる、描かれたひとびとの生活でもあり、そんな意味でも印象深いシーンなのですけれど、『甘い生活』をはじめて観たとき、この曲にかなりの反応だったのです。

「わぁ、この曲、すてき~☆ …でも、なんだか、聴いたことある…もしかして、うちにある?かな…」と。
フェリーニだから、ニーノ・ロータのはずだけど、いや、家にあるはず、と。
帰って、このレコードだったかなぁ、と聴いてみたのが、ペレス・プラードのアルバムでした。

いまでも、やっぱり、ペレス・プラードで、一番大好きな曲『パトリシア(Patricia)』かなぁ、と、何度聴いてみても、思うのです。
自分のハマンド・オルガン好きも、このあたりからきていたりもするのではないかと。



こちらは、映画の中で使われていたそのものとも、すこしちがうのですけれど、『甘い生活 La Dolce Vita』のニーノ・ロータ、サントラとして、アレンジされているもののよう。ちょっとメドレー仕立てになっています。

Nino Rota - La Dolce Vita - Patricia



ペレス・プラードに、またもどり、こちらは、演奏シーンの映像。

DAMASO PEREZ PRADO Patricia/El Ruletero

『Patricia』では、オルガンを、そして、つづく『El Ruletero』の踊りながらの指揮。お決まりの「ウッー!」がすばらしいです:D
ホーンの「ブォー」という音もなんとも、なのですよね。



『Patricia』は、1958年に発表され、まずは、瞬く間に世界中で大ヒットとなった、ペレス・プラード代表曲のひとつ。
ペレス・プラードは、活動の中でいくつかの演奏スタイルを確立、提案したひとですけれど、こちらは「ロカンボ」。
ロックとマンボを組み合わせたものですね。
ロカンボでは、こちらの『Patricia』のほか、『Rockambo Baby』や『Rockambo #4』などもあり、『Rockambo』というアルバムも(アルバムは、いまUSEDでしかないみたいですね…)。

ロカンボものも、もうすこし聴いてみたいなぁと思いつつ、このたび、このアルバムをやっと変換するきっかけとなった曲などについても、これは、また「パトリシア」とは別なので、記してみたいと思ってます。つづきで。

(投稿:日本 2011年10月17日、ハワイ 10月16日)

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