哀悼、今野雄二さん

今朝は、今野雄二さんがお亡くなりに、しかも自殺であったという、とてもショックな悲しいニュースで目が覚めました。映画評論家、音楽評論家、翻訳家、小説家としての活躍、わたしの中では、11PMの水曜イレブン、サブ司会が一番印象に残っています。おしゃれで、ならではのアンテナでいろいろなアーティストや作品を紹介してくれた今野雄二さん、哀悼。ご冥福をお祈りいたします。

映画はもちろん、音楽面ではロキシー・ミュージック、トーキングヘッズなどは、わたし自身が感じる影響含め、今野雄二さんによるところが大きかったと思います。
いままでも、こちらのブログで、今野雄二さんが出演する番組での音楽アーティスト紹介しているものなど、とりあげたのは、やはり、「そうそう、これが当時みていた感じなの」、今野雄二さんは、すばらしいセンスをもっていろんな新しいものを紹介してくれる人というものがあったからなのです。
今野雄二さん出演、11PMでのYMO特集など：
富士フィルム　カセットテープ　YMO　ラジオ/ テレビCM
今野雄二さんが司会をされていたニューおもしろ倶楽部（これは当時視てはいなかったのですが）：
ノックノック(NOK)･ニューおもしろ倶楽部　サディスティックス出演　 　　

そして、今野雄二さん、音楽のクリエイティブ側ワークは、大ヒットとなった舘ひろしさんの『泣かないで』や石井明美の『CHA-CHA-CHA』（日本語詞）以外にもたくさんありますよね。
YouTubeなどを通じてふり返らせていただきたり、ブログ以外でもTwitterとの連携でよく好きな曲や気になる曲をポストしているBlip.fm でも聴いたりしてきました。
最近のBlip.fmでのポストより
20才の頃 – 立木リサ&今野雄二 ('77)
トップ・モデル – なかやまて由希 ('82)　作曲：筒美京平　編曲：茂木由多加 プロデュース：今野雄二　写真：佐藤奈々子
これ以前のものはBlip.fmの自分のポストでは探すことができなかったのですが、加藤和彦さんとのワーク、『ヘーイごきげんはいかが』がやはり一番好きです。

サディスティク・ミカ・バンド：ヘーイ ごきげんはいかが
作詞：今野雄二、作曲：加藤和彦


ヘーイごきげんはいかが（HI!! JACK）
こちらは以前にもブログに掲載しましたが、司会を担当されてた番組「ニューおもしろ倶楽部」で、サディスティックスの演奏をバックにご自身が歌ってらっしゃる映像。


きょうは、今野雄二さん作詞で、サディスティックスともかかわりがあるいままで聴いたことがなかった曲を聴いてみました（解散後ではありますが、元ということで）。

ジャッキー・チェンさん、1985年のアルバム『THE BOYS LIFE』より
TRY TO LOVE ME：
作詞：今野雄二、作曲：後藤次利


CHINA BLUE:
作詞：今野雄二、作曲：高中正義
ジャッキー・チェンさん主演映画『ファーストミッション』ミッションの主題歌


今野さんの関わってきたワークでまだまだたどろうと思っているものはたくさんありました。
例えば、葡萄畑のシングル『「ニューおもしろ倶楽部」のテーマ～恋する男たち／恋する男たちのボサ・ノバ』、A面『「ニューおもしろ倶楽部」のテーマ～恋する男たち』は『日本ROCKの逆襲 SUPER SINGLES』、B面『恋する男たちのボサ・ノバ』は『ソフトロック・ヒッピーズ』とそれぞれオムニバスCDに収録されているみたいですね。
翻訳本も含め、今野さんの書かれたものは読んだことがないので、『恋する男たち　BOYS IN LOVE』や『きれいな病気』、近いうちに読んでみたいと思ってたのですけれど。

なんだか、ぽっかりと…いまのあちらはいろんな方がいてすごいことになってますね。ご自身の選択だとは思うのですが、みんな悲しいです。

湯川れい子さん、先月24日にお会いになったばかりだったのにと…
【今野雄二さん自殺】「マドンナの個性に敬意」と湯川れい子さん：

どうか安らかに…Rest in peace.

（投稿：日本 2010年8月3日、ハワイ 8月2日）

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