このところ連続でよいアルバムと出会ってます。先日もとり上げた『ソフトロック・ドライヴィン ~恋の246 (アルバム) 』に次いで、聴いている『ソフトロック・ドライヴィン~愛のひととき』、手配はほぼ同時ぐらいだったのですが手元に来るまで少々時間がかかり、数日前にやっとやってきました。

こちらのアルバム、さらに好みなものが多く、かなりまいってしまってます。まいってしまっている理由は、収録されている曲、アーティストはもちろんそれぞれすばらしいのですが、そこから知るオリジナル・アルバムへの誘惑、引力。まさに、すてきな音楽との出会いの道標のようなコンピレーションなのです。

こちらのアルバムからの曲、アーティスト紹介はさらに数回にわけてということになりそうです。第一日目のきょうは、このアルバムとの出会いともなった三保敬太郎さんの『パリの想い出』。関連でずっと聴いてみたかった作品です。

パリの想い出:三保敬太郎と彼のグループ
作曲:三保敬太郎、スキャット:伊集加代子、対話:三保敬太郎と福澤幸雄


この『パリの想い出』、もともとは、福澤諭吉のひ孫、パリ生まれのハーフ、モデルでもあった伝説のレーサー、テスト走行中に起きた事故により、25歳という若さでこの世を去ったレーサー福沢幸雄さんへの三保敬太郎さんからの追悼アルバム『サウンド・ポエジー・サチオ(Sound Poesy Sachio)』に収録。
(レーサー福沢幸雄さんに関しては以前に『かまやつひろし ソー・ロング・サチオ (So Log Sachio)、レーサー福沢幸雄』にもう少しくわしく)
伊集加代子さんのスキャットをバックに福沢幸雄さんと三保さんの2人がパリについて語るというというもので、いまは亡き両名の生前の対話を聴くことができます。三保さんとサチオさんは、慶應幼稚舎在学中からの仲、そしてレーサーとしてもという親友。キャンティ仲間でもあり。対話のトピックとなるパリ、カルダン(ピエール・カルダン)、そして「ズージャ」や「ディスコティック」という言葉のはしばしにも、当時のふたりのおしゃれさやカルチャーへの敏感さを感じることができますね。

……、『パリの想い出』を聴いていたら、オリジナルのアルバム『サウンド・ポエジー・サチオ』がどうしても聴きたくなってしまいました。エキゾースト・ノートや場内放送、レースの実況とのサウンド・コラージュで、福沢氏が好きだったジャズやボサノヴァなどの曲を、三保さんが選びアレンジというこのアルバム、以前調べたときは、無かったと思うのですがAmazonからも直ではないものの購入可、収録曲には好きなものも多く、またもやポチってしまいました:D

三保敬太郎と彼のグループによる『サウンド・ポエジー・サチオ』、オリジナルのレコードは1969年にリリース、その後もCDに、そして2008年には、小西康陽監修のもと、コロンビア音源和モノ名盤発掘シリーズということで再発、とのことですが、現在は数は少なくなっているのでしょうか。でも、まだ入手は可能なようですね。

収録曲目リスト
1. スタート・ユア・エンジン
2. ネヴァー・マイ・ラヴ
3. リッスン・ピープル
4. タイム・アフター・タイム
5. スリップ・ストリーム
6. レース・イズ・オーヴァー
7. ワン・ノート・サンバ
8. メディティション
9. パリの想い出
10. マシュ・ケ・ナダ
11. ゴーイン・アウト・オブ・マイ・ヘッド
12. アイ・ワナ・ビー・アラウンド

『ソフトロック・ドライヴィン~愛のひととき』のおそるべし誘導力!ほかにも気になるものが…という訳で、まだまだ、「つづく」ですw

ソフトロック・ドライヴィン過去記事:
ソフトロック・ドライヴィン ~恋の246 (アルバム) その1:ルートNo.1
ソフトロック・ドライヴィン ~恋の246 (アルバム) その2:NOVO
ソフトロック・ドライヴィン ~恋の246 (アルバム) その3

(投稿:日本 2010年8月3日、ハワイ 8月2日)


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