今日はお昼ごろから雨もあがりましたが、朝の雨、好きな感じの雨でした。
こんな雨の日の海もいいなぁ、「六月といえば~」なブレッド&バターの『HOTEL PACIFIC(ホテル・パシフィック)』日和だなぁと。

ブレッド&バター:HOTEL PACIFIC(ホテル・パシフィック)(1981年)
作詞:呉田軽穂、作曲:岩沢二弓



『ホテル・パシフィック』は、ちょうどブレッド&バターを聴くようになりだしたころのリアルタイムの曲という思い出もあるのですが、関わることいろいろに興味があるというのも好きな理由だったりもします。

加山雄三さん関連:
この曲のタイトルともなっているホテルパシフィックは、あの、われらが加山雄三さんが父上、上原謙さんと所有・運営されていたということは有名ですね。その後、加山雄三さんは負債、返済の危機にいたるわけですが、そこから立ち上がってこられた姿勢はこどもの頃から聞かされておりました。
ある意味、このことを機会に、奥様、松本めぐみさんやご家族の支えがあり、ナビスコのリッツのコマーシャルなどで、父親像という新しい加山雄三が生まれたというのもあるのかもしれません。

新しいコンセプト、ホテルリゾート:
実際には、このホテルパシフィックでは体験していないのですが、いまでは、リゾート地では定着してきているいわゆるリゾート型宿泊施設とうコンセプト、というのも、革新的だったのですよね。ドライブイン、ボウリング場、ビリヤード場、プールなどの娯楽施設を併設という、滞在しながら楽しむスタイル。いまは、湘南は泊まりでいく場所というイメージがあまりなくなっていますが、いわゆる湘南=リゾート、バケーション的なイメージを感じます。
菊竹清訓さん設計の建物はどこからみても目立つ感じでした。垂直コアを客室が螺旋状に取り巻く、メタボリズムを意識したデザインとか。菊竹さん設計の建物は、いわれてみるとな共通する特徴がありますね。

横井英樹関連:
最後の所有者となった横井英樹さん。こちらもいろんな意味で興味な方です。ホテルニュージャパンのこともあった、同じ街に住んでいたということもあるのですが、なぜか、わりと小さいころから、名前だけは知ってましたし。

ブレッド&バター兄である岩沢幸矢さんアルバイト:
若い頃に、ホテルマンをめざしアルバイトをされていたそう。この曲の作曲は、弟、二弓さん。

と、ホテルパシフィックにまつわる興味が続きましたが、ユーミン作詞の歌詞もつくづく切なくよいですよね。
「君がさしかける傘の中で、雨の輪がゆれるプールをみていた」、という出だしは、まさに絵に描いたようなというか、この短い一節の中に、風景、思い、どんな雨なのか、どんなふたりなのか…すごいです。
「遠い日は蒼い馬さ」というのも。
この詞は、呉田軽穂、によるもので、1981年のものですが、その頃のユーミンというより、少し前、『紅雀』(1978年)あたりの頃の空気を感じるような。

「ああ、ここはすこしもかわらない」とありますが、その後1988年には閉鎖となりました。ずっと、建物だけが残っていましたけれど、ハワイ行ってる間になくなっちゃいました(正確には、なくなっちゃたのは、わたしがちょうど移った年だったのですね、取り壊し)

「パシフィック」ってサーフスポットの名前にもなったりしてましたよね。いまでも、その呼び方は残ってるのでしょうか。
ドジ井坂さんのTVK、ファントマ(ファンキートマト)番組内の波乗り情報なんかも思い出しです。

朝の思い出し一曲から、いろんなことがぐるぐると。
六月になったら聴きたかったブレバタの『HOTEL PACIFIC』でした。

[ブレッド&バター新情報]
というか、ファンの方はご存知だと思うので、わたしの中で、勝手に「新情報」なのですが、ブレッド&バター、4年ぶりにアルバムが出るのですね。30作目。発売は2011年6月22日だそうです。

Oh! LIFE

内容紹介読んでとても聴きたいな、と。また、落ち着くまでの候補です(引越しなど出費もあるので、ちょっと財布の状態が完全にわかるまで)。

同時期に、『伝説のカフェ・ブレッド&バター (ワニプラス)』という自叙伝的な湘南伝説という本も発売されるらしく。
「岩澤幸矢のタイトルは「海まで歩いて7分」(縦組み)、弟・岩澤二弓は「Cafe B&B 1975-1979」」とあって、こちらもおもしろそう。
(こちらは予定日は書いてないのですけど受付中なので、こちらも近々ですね、きっと)、

(投稿:日本 2011年6月8日、ハワイ 6月7日)

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