いつか、いつか手軽に聴けるようにアナログから変換しよう、と思っていた『CMソング・グラフィティ ゴダイゴ・スーパー・ヒッツ』(1978年)、先月、やっと、ファイルにしました。けっこう動画にあがっているものもあるので、延び延びとなってしまっていたのですが、大好きな曲(全部ですけど)のいくつかがなかったということでアクションに。

この季節の天気のよい日の午前中に聴くにはぴったり。
最近は、そんな時間帯に音楽を聴くことができる環境となったので、こちらのアルバム、以来、よく聴いています。

アルバムに収録されている曲は、すべてCMに使われたものですが、楽曲としてすばらしいものばかり。自分にとってひじょうに思い入れのあるアルバムです。ジャケット写真でメンバーが座っている大きな赤い椅子をみるために元町にの家具屋さんにもいきました。

購入したのは、小学生の頃だったのですが、ちょうどゴダイゴ大人気となる直前夜。
ちょうど、CM曲やドラマで使われる曲に興味をもったときで、よく「GODIEGO」とか「ゴダイゴ」という名前を目にし、このひとたちよいなぁ、と気になっていたからだったのです。一番初めのきっかけは、やはり、このすこし前のカネボウ「サラダガール」(仲良しの友だちの家が薬局・化粧品店だったこともあり、広告などに興味もったり)。ということで、CM使用曲への目覚めのような。

そして、テレビなどでは、日本の曲にも親しんでいたものの、それまでは、小学生だてらに洋楽一辺倒だった、わたしの邦楽初購入アルバムでもあるのです。全曲英語詞というのも、そんなわたしには、入りこみやすかったのかもしれません。

ライナー・ノーツには、曲ごとにタケカワユキヒデの解説が記載されてるのですよね。でも、ずっと捜索しているのですが、この歌詞カードというかライナーノーツがでてきません。あまりにもみすぎて、なくしちゃったパターンなのでしょうか。

と、思い入れありすぎて全然まとまらない感じですが、このアルバムのすばらしさに再度∞なので、曲のデータをまとめておきます。いままでに何曲かのCMについては映像とともに書いてるので、そちらは、リンクで。

今回参考にさせていただいたサイトには、いろんなエピソードも。ゴダイゴのディスコグラフィーがものすごく細かくのってます。それぞれの曲のデータも、ライブでの演奏情報なども。
STUDIO-G:GODIEGO DISCOGRAPHY:CMソング・グラフィティ ゴダイゴ・スーパー・ヒッツ/CM Song Graffiti Godiego Super Hits
「シングルでリリースされているのは「ミラージュのテーマ」(c/w「水滸伝のテーマ」)、タケカワユキヒデ名義での「アンクル・ジョン」(c/w「スマイル」)、「シンフォニカ」(c/w「ナウ・ユア・デイズ」)、また「イン・ユア・アイズ」と「スプリンター・リフトバック」はそれぞれスポンサーが販売促進用に配布したシングルがある。 「ナウ・ユア・デイズ」は本アルバム収録ヴァージョンとシングル・ヴァージョンはギターやヴォーカルのミックスが異なる。また、「イン・ユア・アイズ」の販促シングルも本アルバム・ヴァージョンと歌詞・アレンジが違う。 「スプリンター~」の販促シングルもアレンジが異なり、しかもB面がインストである」と、販売促進用のシングル、気になります…。アレンジちがいとか、聴いてみたい。

1. ミラージュのテーマ MIRAGE
作詞:奈良橋陽子 作曲:タケカワユキヒデ 編曲:ミッキー吉野
三菱自動車「ミラージュ」CM
この時代のアメフトっぽい感じがまさにしますね。アメリカ、西海岸(ウエストコースト)っぽいカルチャーとか。



2. ザ・モーニング・アフター THE MORNING AFTER
作詞:奈良橋陽子 作曲:タケカワユキヒデ 編曲:ミッキー吉野
アヲハタ「マーマレード」CM
途中のフルートがこどもの頃からずっとずっと大好きです。吹いてるのは、トミー。



3. ナウ・ユア・デイズ NOW YOUR DAYS
作詞:奈良橋陽子 作曲:タケカワユキヒデ 編曲:ミッキー吉野
日本石油CM
これ、動画ないのですね。残念、「シンフォニカ」と両A面というものなのですが、すごく、元気がでます。タケカワさんが体ゆらして歌ってる姿がすごく浮かぶような、感じであり。その後のゴダイゴを感じさせるようなナンバー。
浅野孝已さんのソロギターがめちゃくちゃかっこいいです。ちょっとBOSTONとかあたりのサウンド感も。

4. イン・ユア・アイズ IN YOUR EYES
作詞:Marco Bruno 作曲・編曲:タケカワユキヒデ
ファッション・ハウス・サンヨーCM
「ゴダイゴ結成前にタケカワが手掛けた作品。タケカワ以外のゴダイゴ(ミッキー吉野グループ)のメンバーは参加していない」という作品。すごく、すてきな曲です。つらいことがあっても。

これ、アルバムとは、別ヴァージョン。「FASHION HOUSE SANYO(ファッション・ハウス・サンヨー)」、メーカー販促!!
曲の最後が。



5. アンクル・ジョン UNCLE JOHN
作詞:奈良橋陽子 作曲:タケカワユキヒデ 編曲:ミッキー吉野
ビッグ・ジョン・ジーンズCM
こちらも、「ゴダイゴ結成前に、タケカワのソロシングルとしてリリース。演奏はミッキー吉野グループ」ということで、ほぼゴダイゴな。
こんなエピソードも。「作詞者について、本アルバムでは奈良橋陽子となっているが、「ゴダイゴ永遠のオデュッセイア
」(1980年7月・徳間書店)では、旧友の小山譲治(ジョージ小山)であるとタケカワは証言している。このためか、「シングル・コレクション」ではジョージ小山とクレジットされている」。ここで紹介されてる本、欲しいなぁと思ったら、相当なプレミアですね。

途中で、アンクル・ジョンをイメージする低い声で「ピーターラビットのお誕生会に招かれて云々」とある語りは、プロデューサーのジョニー野村さんだそうです。動画、ありませんでした。

6. 僕のサラダ・ガール SALAD GIRL
作詞:奈良橋陽子 作曲:タケカワユキヒデ 編曲:ミッキー吉野
カネボウCM
おなじみのCM曲。何度聴いてもよいですね。こちらも、シングルとアルバムのヴァージョンがちがったりします。これも浅野ギター、きいてます。



7. スプリンター・リフトバック SPRINTER LIFTBACK
作詞:奈良橋陽子 作曲:タケカワユキヒデ 編曲:ミッキー吉野
トヨタ自動車販売「スプリンター・リフトバック」CM
販促用シングルは「Traveling on a sundeck」だそう。
CM:トヨタ スプリンター・リフトバック アグネス・ラム
CMには、アグネス・ラムさんと近藤正臣さんが出演。実にさわやかな。ミッキー吉野さんのキーボード、エレピの感じが大好き。



8. ホワット・ディド・ユー・ドゥ・フォー・トゥモロー WHAT DID YOU DO FOR TOMORROW
作詞:Marco Bruno 作曲:タケカワユキヒデ 編曲:ミッキー吉野
日立製作所イメージCM
CM:日立サウンドブレイク 日立CM ゴダイゴ
CMシリーズの映像もすごくかっこよかったものです。そういった意味でもひじょうに印象に残っている作品。
大好きだった音楽番組「日立サウンド・ブレイク」のときにオンエアされてました。



9. シンフォニカ SYMPHONICA
作詞:奈良橋陽子 作曲:タケカワユキヒデ 編曲:ミッキー吉野
日立マクセルCM
イントロ、ものすごく心に響きます、この曲。何度聴いても。歌詞もすばらしいですね。いつも、こんな気持ちをもっていたいです。



10. スマイル SMILE
作詞:奈良橋陽子 作曲:タケカワユキヒデ 編曲:ミッキー吉野
ビッグ・ジョン・ジーンズCM
「ゴダイゴ結成前に、タケカワのソロシングルとしてリリース(『アンクル・ジョン』B面)。演奏はミッキー吉野グループ。作詞者について、本アルバムでは奈良橋陽子となっているが、「ゴダイゴ永遠のオデュッセイア」(1980年7月・徳間書店)では、旧友の小山譲治(ジョージ小山)であるとタケカワは証言している。このためか、「シングル・コレクションvol.2」ではジョージ小山とクレジットされている」とこちらもだそうです、作詞の件。
手拍子と逆回転ギターが楽しさを加えていて、エレピもわくわくな。
この手拍子のタイミング、けっこうむずかしいのですが、わたくしは、完璧にマスターしております(←どうでもいいですね:D)

11. アップル・キャンディ APPLE CANDY
作詞:奈良橋陽子 作曲:タケカワユキヒデ 編曲:ミッキー吉野
ブラザー・タイプライター「ヤング・エリート」CM

これも動画がないですね。自分としては、かなり好きな曲。mcシスターの裏表紙のにこのタイプライターの広告が出てたの、とてもよく覚えてるのです。当時、タイプライターって、英語できるひと、って感じでとても憧れてたものですから(ちなみに、わたくしは、いまは、まずまずに英語はもうひとつ自分の言語だったりしますが、この後、中高では、さほど成績がよかった訳ではありません。なんか、ちがうなぁとか勝手に思ってしまっていたもので…)

12. リリック LYRIC
作詞:奈良橋陽子 作曲:タケカワユキヒデ 編曲:ミッキー吉野
CM:明治 チョコレート リリック ゴダイゴ 森下愛子出演
明治製菓CM
トミーのマリンバがとてもよいです。とってもスウィートな曲。当時は、アルバムの中で、この曲が一番好きでした(いまは、それぞれに対していろんな思い)。リリック、チョコレートの方も好きだったので、以前にも書いてますが、曲がないのでCM動画



13. レッド・シャポー RED CHAPEAU
作詞:ミッキー吉野、Tommy Snyder 作曲・編曲:ミッキー吉野
曲のラストで初めてゴダイゴは日本語詩を、とのことですが、「日本語詞」って、あらわすところがおもしろいですね。
「赤いシャポーの味の素♪」
この曲も朝にぴったりなのですが、味の素ものはのこりにくいのでしょうか。

なんか、自分の思い出とか、感想ばかりですみません。
とにかくよいアルバムであり、思い入れもあり…

[ゴダイゴ]
このアルバムでゴダイゴが大好きになったわたくしですが、実は、あまのじゃく気味なところがあったため、人気があるころにも他のアルバムは聴かず、こればかり聴いてました。
当時、好きだったのはスティーブで、その後、何年もして、ハワイで牧師さんされてたときにラーメン屋さんでみかけたときは大感激。タケカワさんは、あのライフスタイルとか、よいなぁと思ったり、あの歌声が、やはりゴダイゴですよね。近年になって、安田南さんの「Lidia」なんかも聴いて、提供曲もあらためていろいろ聴いてみたりしてます。そのことも、いつかまとめたいとも思うのですけれど。
そして、ミッキー吉野さんはいうまでもないのですが、ほんとあらためて、このひと、日本の音楽シーンに大事な存在だなぁとか、浅野さんもしかりです。

いままで、ゴダイゴ関連ということで、すこしづつはそんなこともしたためてますが。
ゴダイゴ関連
まだまだぜんぜん。すこしづつ、地道に。
最近、TwitterのTLでも潜在的なゴダイゴ・ファンに気づき、うれしいです。

(投稿:日本 2011年6月9日、ハワイ 6月8日)

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