気になっていたグループ、最近の調べものは、ザ・クレッシェンドス。アメリカでも同名グループが存在しますが、1960年代に活躍したシンガポールのコーラス・グループの方で♪

このザ・クレッシェンドス(The Crescendos)、はじめて出会ったのは、ちょうど一年ほど前、自分の中でなんとなく、ずっと気にしている曲のひとつ、『ブンガワン・ソロ(Bengawan Solo/ 美はしの河)』のいろんなヴァージョンを探していた際。

『ブンガワン・ソロ』のすてきなバリエーションはたくさんあるのですが、はじめてザ・クレッシェンドスのこの曲を耳にしたとき
「わぁ~、このグループ、メンバーがなんだかとっても音楽をたのしんでるぅ♪」
と感じたのです。ポップなドゥワップ調アレンジでありながらオリジナルへの敬意も感じられる、すてきなコーラスワーク。

The Crescendos:Bengawan Solo
いつ聴いてもよい~♪
ジャケットもすてきで、お写真の初々しさも、なんとも。



「初々しい」という言葉は、その若さをたたえる意味で、なのですが、クレシェンドズは、学校が終わったあとの余暇・趣味は音楽というレイモンド・ホー、ジョン・チー、レスリー・チアという3人の高校生が集まり結成。ラジオ番組、タレント・ラインに応募、出演してみよう、ということになり、何かかけているなぁと考えたボーイズは、スーザン・リム(レスリーの妹のともだち、当時13歳)を勧誘、というのが、このグループの始まり。

1962年のタレント・ラインにエントリー。1位とはならなかったものの、当時、シンガポールには珍しかったというコーラスのスタイル、3人のボーイズに紅一点のスーザンというグループの構成などが受け入られて、またたく間に人気者に。
1963年フィリップス・レーベルからリリースされたシングル『Mr. Twister』と『Frankie』は、12,000枚を売り上げて、トップセールスに。

The Crescendos:Mr. Twister(1963)(←埋め込みできず、リンク)

The Crescendos:Frankie



シンガポール国内でのコニー・フランシスのヴァージョンより多かったとか。フィリップスからリリースというのもシンガポールのグループとしては、初だったそうです。
そのあたりのお話は、こちらローカルのテレビ番組からのクリップでも。

The Crescendos (Singapore) - Tribute, Part 2 of 3(←インタビュー動画とトリビュート映像)。
ちなみに、こちらでのまとめは、このビデオやザ・クレッシェンドスの動画にあるコメントからです。

その後、4枚のシングルをリリース。『The Boy Next Door』は、フィリップスのインターナショナル・チャートでは、2位に。

The Crescendos:The Boy Next Door(←埋め込みできず、リンク)

それにしても、かわいい光景が浮かぶ歌です~:)
動画、左からジョン・チー(JOHN CHEE)、スーザン・リム(SUSAN LIM)、レスリー・チア(LESLIE CHIA)、前方がレイモンド・ホー(RAYMOND HO)

のち、グループには、ベースにイスラエル・リム(ISRAEL LIM)とドラムスとしてピーター・ソー(PETER SOH)が加入。
そして、とってもチャーミングなスーザンは、シンガポール生まれでポップ・ミュージック・シーンを飾った最初のボーカリストともいえるアイドル的な存在に。
1967年には大学に入学し、キャンパス・ライフも謳歌。たくさんの友だちにかこまれ、充実した日々。

1970年2月、若く、才能に溢れ、幸せいっぱいだったスーザン(当時22才)に、マレーシアのカママンで悲劇が。卒論も提出した後のバケーションで、大波(津波級)にさらわれ、周囲の数人も。一緒に居た恋人の遺体はみつかったものの、スーザンの遺体はみつからないまま。1982年にはシンガポールのミュージック・シーンに功績を残したひと、として、故人へのアワードが送られたそうです。

Susan Lim & Thunderbirds:With Every Little Star
こちらは、ザ・クレッシェンドスとしてではなく、スーザンのソロとして出された4曲いりの『SUE』に収録。




音楽面、グループでの活動に再びもどりますが、先の『Bengawalon Solo』をはじめ、時代にあった表現でありながら、幅広い層に親しまれるナンバーを歌っていたのも特徴的ですね。

The Crescendos:Waktu Fajar



ザ・クレッシェンドス、ナンバーの数々
(↓この形式だと、埋め込みできない分は飛んじゃうんでしょうかね。念のためリンクも↑)



[アジアやいろんなお国の方々]
ファビュラス・エコーズ/ ソサエティー・オブ・セブン (フィリピン、香港、ハワイ)
なんかも以前書いてみましたが、日本語の資料、あまりないようなので、少しづつ、亜モノ、アジア方面の方の気になりも、調べていきたいと思います。

(投稿:日本 2011年5月14日、ハワイ 5月13日)

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