ただいま大絶賛、そして再認識中なクロード・チアリさんのこと。日本に来る前のお若いころの活躍を中心に。
こどものころにちょうど日本で暮らしはじめたころが話題となり、それからもギター演奏だけでなく、テレビにはCMや番組出演など「ブラウン管」でおなじみの外人さんだったクロード・チアリさん。昨日書いた、『夜霧のしのび逢い La Playa』について調べていたときに、いままで知っているとばかり思っていたことのほかにも、そうだったんだぁということがたくさんあり。日本にくる以前から有名なギタリストであるということは知っていたのですけど、正直おどろき。
まずは、わたしの知ってるクロード・チアリさんはこんな風ということから。
クロード・チアリ:朝もやの渚
ジョニー・ピアソンのヒット曲のカヴァーで、ニッポン放送が日曜日深夜の放送終了時に流れるもの
↑こういった、ちょっとイージーリスニング調の作品の多いギタリストというイメージで。
↓こんなCMなんかにも出演していたり。
ニコニコ海苔(1981年):
このCM、漢字で「蔵上人智有」って書くのがとても印象的だったのですよねぇ:)日本に暮らしはじめたのは1970年代なかばですが、ちょうどこのあたりで帰化されたのですよね。
ヒガシマル ちょっとまつたけ雑炊(1986年)
で、この度、クロード・チアリさんの日本に来る前のこと、もっと知りたいなぁ、と思ったのはこちらの曲をみつけたことがきっかけ。
Claude Ciari, Bernard Gerard and the Batucada's Seven:The Shadow Of Your Smile (1970年)
きかせるギターでありながら、本格的ブラジリアン・テイストもこめつつ、ちょっとビターなジャズ感もあり。ほんとうにすてきですね。いままで聴いてきた『Shadow Of Your Smile いそしぎ』の数々のヴァージョンの中でも、かなりわたし好みです。
このアルバム、欲しいです!
Claude Ciari, Bernard Gerard and the Batucada's Seven:Funky Beat
クロード・チアリさんのこと。来歴、日本で暮らし、帰化したというだけでももともと印象深いかたですが、とてもユニークないろいろなのですね。Wikipediaのことそのまま引用させていただきますが。
「独学でギターを始め、フランスのECOLE GRENIER SUR L'EAU PARIS卒業。パリ証券取引所のコンピューター室に勤務。16歳でロックバンド「レ・シャンピオンズ」結成。ヨーロッパで大人気となり、演奏前の前座はビートルズが務めた。20歳でバンドから独立し、ソロ・アコースティックギタリストとして活動を始める。1964年にギター曲『夜霧のしのび逢い』が世界的にヒットし、「哀愁のギタリスト」として知られる…」
いくつかの「なぬ?」的なことが。パリ証券取引所のコンピューター室に勤務してたということや、なによりロックバンドのメンバーだったこと。しかも、そのバンドはとても人気があったということなどなど。。
さがしてみました、レ・シャンピオンズ(Les Champions)♪
Claude Ciari et les Champions - Loin (1962年)
グリーンスイーブスのカヴァー。よいですねぇ…カヴァーのセンスもすばらしいです。
そもそも、前にルグランものとして、『風のささやき』のクロード・チアリさんライブ・ヴァージョン聴いたあたりからも、そのサポートメンバーが気になりだったりもしたのですよ。横田年昭とエレヴァシオンだったりして。
クロード・チアリさん、初期中心に、もうちょっといろいろ聴いてみたいです。でも、まずは、アルバムも同名であるClaude Ciari, Bernard Gerard and the Batucada's Sevenが聴いてみたいです。
(さらに:お嬢様、クリステル・チアリさんは声優さんで、多くの鉄道の車内放送の英語のアナウンスなどもされてるのですね。英語番組などにも出演で。存じませんでした。)
(投稿:日本 2012年5月11日、ハワイ 5月10日)
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