この曲のこと、まだちゃんとまとめ把握をしていないし、こちらにもメモしてないなぁと。きょうは、先日、とってもすてきなアレンジのものにまた出会ったということもあって、『I'm Always Chasing Rainbows』 φ(.. )
『I'm Always Chasing Rainbows』は、ハリー・キャロル作曲、ジョセフ・マッカーシー作詞で、1918年のミュージカル・コメディ『Oh, Look!』にむけてつくられた作品。スタンダードとして、多くのミュージシャンたちによってカヴァーされ、そして、そのものがカヴァーともいってよい、おなじみクラシックをアダプトしたナンバー。
歌詞は、「幸せがまつという虹のはし。いつも夢見て虹をおってしまう。。」というもの(すべてがうまくいっているという訳でもない状況からの目線でありながら)。
ベースとなっているのは、ショパンの『幻想即興曲(即興曲第4番)嬰ハ短調 "Fantasie Impromptu "』。
ちがいは、『I'm Always Chasing Rainbows』は、『幻想即興曲 即興曲第4番 嬰ハ短調 "Fantasie Impromptu "』の変ニ長調への転調部分、複合三部形式のカンタービレの第2パートをとっていることですね。短調部分の緊張がとかれ、すこしほっとしたような広がり感のある歌うような展開に。
まずは、その例ということで。最近であったヴァージョンの『I'm Always Chasing Rainbows』とせっかくなのでかわりヴァージョンの『Fantasie Impromptu』。
Stardusters:Swing Fantasy
こちらタイトルは『Swing Fantasy』となっていますが、『I'm Always Chasing Rainbows』と同様。
演奏は、渡辺弘とスターダスターズ、黛敏郎さんアレンジで、1949年(昭和24年)録音の作品。バンド編成をいかした、すてきにドリーミーなタッチとなっています。
Les Baxter:Fantasie Impromptu
レス・バクスター (Les Baxter) のクラシックカヴァー名アルバム『MOOG ROCK』からの1曲。
アルバムについては、以前に書いてます。このアルバム、わたしにとってとてもだいじな作品。クラシックの現代アレンジへの興味を一気にひらいてくれたものなのですレス・バクスター (Les Baxter) MOOG ROCK
1:05をすごたあたりからが変ニ長調のパート、『I'm Always Chasing Rainbows』のもと。
ベースとなっている曲がすばらしいということももちろん前提ながら、ほんとうにすてきなヴァージョンが多いですね。たくさんあるのですが、できるかぎりでいろいろ聴いてみました。
(かなりの数ですが、再生リストも。このリストは最後のとこ)。
まずは、チャールズ・ハリソン(Charles W. Harrison)による1918年のヒット・ヴァージョン。
Charles Harrison:I'm Always Chasing Rainbows(1918年)
劇中ものでは、1941年の映画『Ziegfeld Girl』ではジュディ・ガーランドが、そして、1945年の映画『The Dolly Sisters』でジョン・ペインがうたっています。
Judy Garland:I'm Always Chasing Rainbows(1941年)
Betty Grable & John Payne:I'm Always Chasing Rainbows(1945年)
いろいろなカヴァーものでは、好みのヴァージョンをいくつかこちらに。
Ray Conniff:I'm Always Chasing Rainbows(1958年)
レイ・コニフ(オーケストラ、コーラス)の『Concert In Rhythm』にはクラシック・カヴァー作品がほかにもいろいろ。ほしいアルバムのひとつでもあります。
Noro Morales:I'm Always Chasing Rainbows
ラテン・ピアノのヴァージョン、とってもすてきです☆ かなりのお気に入りとなり。ノロ・モラレス、今回の検索から知ったのですけれど、もっとたくさんの曲を聴いてみたいです。
イージー・リスニング系というようなものがつづきますが、こちらもすてき。 アンドレ・コステラネッツのもの。
Andre Kostelanetz and His Orchestra:I'm Always Chasing Rainbows
あとは、レコーディングものではないのですけど、かなり惹かれました。Korg SV1で演奏のヴァージョン。(交通情報、または、文字と映像の天気予報によい雰囲気)
すこしかわってオールディーズなコーラスのこちらも、とてもよいですねぇ。。☆
Baysiders:I'm Always Chasing Rainbows(1961年)
ボーカルものでは、サミー・デイビス Jr.のもの、とてもとてもよいですね。ローリンド・アルメイダのギターがすばらしく。
Sammy Davis Jr. and Laurindo Almeida:I'm Always Chasing Rainbows
そして、そして
アリス・クーパー、この方のセンスもね、好きなのです。
Alice Cooper:I'm Always Chasing Rainbows(1976年)
アルバム「Goes to Hell」収録
"I'm Always Chasing Rainbows" 再生リスト:
じぶんであつめたのですけど、このリスト、とてもゆめゆめドリーミー☆で。。お気に入りとなってしまいそうです。
(投稿:日本 2012年3月8日、ハワイ 3月7日)
I'm Always Chasing Rainbows
投稿者 むぎ茶 | 17:22 | 1910年代以前, 1940年代, 1950年代, 1960年代, 1970年代, クラシック, ジャズ/ ワールド その他, 映画と音楽 | 0 コメント »
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