つづきで古谷充とザ・フレッシュメン。きょうは、アルバム「民謡集」(1960年)の方を。
この素晴らしきCD、古谷充とザ・フレッシュメン「ファンキー・ドライブ&民謡集」(2枚分収録)を手に取ったのも、この「民謡集」からうけたかなりの引力により、でした。
日本の民謡のアレンジものには目がなく、大好物というか、で。ジャズ・アレンジもちろんポップなアレンジ、軽音楽調またはプログレ的なものなど、すこしづつではあるのですけど、いろいろ聴いてきていたり、これからもたくさん聴いていきたいのですけど、この古谷充とザ・フレッシュメンの「民謡集」は、期待どおり、というか、それ以上でしょうか、ほんとうにジャズでなくちゃ、というクールさが。
なんといってよいか。「民謡集」とありますが、民謡のほか、おなじみの近代日本の歌もあるのですが、とにかくすごいセンスと演奏だなぁと。
収録曲:
黒田節/通りゃんせ/祗園小唄/佐渡おけさ/五ッ木の子守唄/城ヶ島の雨/お江戸日本橋/ソーラン節
ビバップ、なかにはハードバップといってもよい感じのものも。同時にむずかしくはなりすぎていないオリジナルのメロディを生かしながらのアレンジ。「ファンキー・ドライブ」の方でも書きましたが、大塚善章さんの手がけるアレンジは、秀逸ですね。
(絶妙なバランス感覚はやはり、専属で演奏していたというクラブ「ARROW」のレベルの高さなども関係しているかもですね。)
古谷充とザ・フレッシュメン:祇園小唄
作曲:佐々紅華
編曲:大塚善章
ライナーでの山本隆さん語るアルバムとの出会いからCD化までの話での「民謡集という冠を被りながら…ややもすればブルーノートの1500番台の演奏をも…」というのもまさに。。
また、オリジナル版のジャケット裏の解説というかコメント、永六輔さんによる文章がとってもたのしくて。
「城ヶ島の雨」、オリジナル自体とっても好きな曲なのですけど、「民謡集」、「ファンキー・ドライブ」、ともに収録されていることが気になってたのですが、永六輔さんのコメントによると「…録音された理由が嬉しい。テイチクの社長の御指名である…」とあって:)
(お好きだったのですかね。たしかにテイチクのものには多いような。との気になりも、です)
(投稿:日本 2012年7月19日、ハワイ 7月18日)
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