昨日、とりあげたもののヴァージョンあつめ作業で、すこし前にちょっと気になってた方である、スウェーデンの歌姫シュー・マルムクヴィストまたはシーヴ・マルムクヴィスト(Siw Malmkvist)のことさらにすこし調べてみました。

昨日みつけたのは、こちら、1955年に大ヒットとなった曲『Tweedlee Dee』のカヴァー。

Siw Malmkvist:Tweedle Dee

なぜ、これ以前に気になっていたかといいますと、森山加代子さんが、8枚目(たぶん)のシングルとして、この方の曲をカヴァーしていたということを知ったからなのです。

『ウェディング・ケーキ』 (1961年9月)(Siv Malquist - Siw Malmkvist『Wedding Cake』のカバー。作詞:渡舟人/作曲:ロス/編曲:ダニー飯田、B面:「あなたの自由に」)ジャケットのお手ての感じ、加代ちゃん的ですね。オリジナルのヒットとほぼ同時のカヴァーです。

(森山加代子さんのヴァージョン聴いてみたいのですが、こちらはネットでは音源みつからずです)オリジナルである、Siw Malmkvistのものはこちら。この曲は、Siw Malmkvistさんのヴァージョンだけでも、スウェーデン語、ドイツ語、英語のヴァージョンがあるのですね。

Siw Malmkvist:Du Förstår Ingenting
タイトル翻訳してみると、原題は『Wedding Cake』ではないのですね『You Do Nothing』。スウェーデン語、歌詞がわからないので、唯一わかる英語ヴァージョンと同じ内容はわからないのですけど。

Siw Malmkvist:Wedding Cake
かなしいけど、未来を夢見てというような、から元気的明るさがとてもせつなくかわいい曲。

で、肝心のSiw Malmkvistのいろいろがまだですが、ABBA登場前までのスウェーデン音楽界を代表する歌手であり、スウェーデンのみならず、スカンジナビアでの隣国でもとても知られる女性シンガー。レコーディング曲数は600曲ちかく。アメリカン・ポップスのカヴァーとかよいものが多いです。

Siw Malmkvist:Bossa Nova Baby
エルヴィス・プレスリーのヒット、『Bossa Nova Baby』のカヴァー。こちらもよいですね

その人気はドイツでも高く。ドイツ語で歌ってるヴァージョンも多いのですね。ドイツでも20曲ちかくのチャートインがあるようですが、ナンバーワン・ヒットは、1964年の『Liebeskummer lohnt sich nicht』。ドイツ語ヴァージョンとスウェーデン語ヴァージョンで

Siw Malmkvist:Liebeskummer lohnt sich nicht

Siw Malmkvist:Kärleksgrubbel (Liebeskummer lohnt sich nicht in Swedish)

当時、日本でも数は多くはないですけど、シングルとか発売されてたみたいですね。こちらは、アメリカでもヒットとなり、ビルボードでチャートインもしたという『Sole Sole Sole』(邦題は「太陽のキッス」)。デュエットのお相手は、イタリアの男性シンガー、Umberto Marcato。なんとも国際的ですね。当時の音楽業界全体の、そんな雰囲気をまさに象徴したような。最後の「アモレミーヨ~♪」の感じ、いいです

太陽にキッス Sole Sole Sole

Siw Malmkvist、これからもいろいろ聴いてみたいなぁと思っていて。ベストありますけど、このあたりのヒット作品コンピ聴いてみるのも、ほかのシンガーとの出会いもありそうで、おもしろいかもしれませんね:)

Windows, Jimmy Makulis, Ulli Martin, Siw Malmkvist, Ulla Norden, Nina & Mike..

Wencke Myhre, Gus Backus, Siw Malmkvist, Bata Illic, Dorthe, Billy Mo, Rocco Granata, Ted Herold..

(投稿:日本 2012年4月25日、ハワイ 4月24日)

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